テラーノベル
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mico
613
池田さん
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コメント
1件
読み終わりました!真夏の野外フェス、しかもアイスとジュースという設定がもう夏の厳しさを直撃してて…。パルオが溶けそうになりながらもそあらを想う気持ち、逆にそあらは近づきたいのに熱で溶かしてしまうジレンマ、その切なさがすごく伝わってきました。そこにすにすての先輩たちが機転を利かせて助けに入る流れ、頼もしいですね。設定の活かし方が上手いし、続きが楽しみです!
プリンちゃん
プリンちゃん
プリンちゃん
プリンちゃん
ツアーの成功をきっかけに、とぅるりぷの知名度は爆発的に跳ね上がっていた。
かつてネットで彼らを「異常」と叩いた一般人(ノーマル)の雑音は、彼らの圧倒的な音楽性と美しさの前に完全に鎮圧され、今やファンからの熱い歓声だけが彼らを包んでいる。
そんな彼らに舞い込んだ次のビッグステージ――それは、先輩である『すにすて』との、真夏の野外合同大型フェスへの出演だった。
プリンちゃん
プリンちゃん
パルオ
フェス当日の舞台裏。
楽屋のエアコンが効いているにもかかわらず、最年長のアイスであるパルオは、ソファの上でぐったりと横たわっていた。
連日の猛暑に加え、本番直前の緊張と高揚感のせいで、パルオの身体は普段よりも遥かに繊細で、溶けやすい状態になっていたのだ。
そあら
ジュースであるそあらは、パルオを抱きしめて安心させてあげたいのに、パルオを想って胸が熱くなればなるほど、自身の体温(ジュースの熱量)が限界まで上昇してしまう。
近づきたいのに近づけば相手を溶かすという、真夏の過酷なジレンマだった。
だいきり
そこへ、差し入れのスポーツドリンクを持って入ってきたのは、すにすてのだいきりとたちばなだった。
だいきり
だいきりがパルオに素早く氷嚢をあてがい、たちばながそあらの首筋に冷たいペットボトルを押し当てる。
パルオ
すにすての機転のおかげで、パルオの身体の透明化(融解)はすんでのところで収まり、そあらの熱も少しだけ落ち着きを取り戻した。
たちばな
たちばなが不敵に笑い、そあらの頭を小突いた。
いつも変わらず彼らを全肯定し、サポートしてくれる先輩たちの存在が、何よりも心強かった。