カップルを見て少し心がモヤモヤしたから 寄り道をしようと 目の前にあった本屋さんに入った
この本いいかも、
手に取ったものは、ミステリーもの
ミステリー自体は好きだから よく読んでた
辰哉と会ったのも、
ダメダメ、
変に辰哉のこと意識してるだけ、
辰哉のことは忘れよう、
せっかく忘れてたんだから、いいの、もう、
気になった本を購入して外に出るとふと声が漏れる、
沢村はる
色んな意味で、
ふと携帯を見たら、
…プルルルル…
…プルルルル…
着信音が手のひらで鳴り続ける、
名前を見た途端
私の中で数分、
いや、もっとかもしれない、
けど時が止まってしまった
だってディスプレイに映るのは
沢村はる
深澤辰哉
4コール目くらいでやっと 我に返って電話に出る、
もしかしたら岩本くんのことかもしれないし、
忘れ物だったら本屋からなら近いし取りに帰れる
そう思った
沢村はる
深澤辰哉
深澤辰哉
沢村はる
深澤辰哉
口を噤んでしまった辰哉、
沢村はる
深澤辰哉
深澤辰哉
沢村はる
やめて、
誘われてしまうと私は 本当に会いたくなるから、
ほんとなら連絡もして欲しくなかった、
気持ちが戻ってしまうのが怖いから、
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
沢村はる
ツー、ツー、
電話の終わったあとの音は 私を不安にしかさせなかった
別れた当時は 何度も何度も
忘れよう、
辰哉はきっといい人見つけるから、って、
やっと今違うことで幸せになれてたのに、
なんで会いたいなんて言うの?
せっかく平気だったのに、
どうして、
心のどこかでまた私も会いたい
なんて言おうとしてた私がいたことに、
私は疑問が募った
頭でわかっていても
心の片隅にまだ会いたい気持ちが残っていたことに、
私は腹が立ってしまった、
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