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夏の音
声だった
それは君の
なのに…
今までありがとう
大好き
そう言って
君は消えた
1年前
亮介
沙月
沙月
おっはよ〜
俺たちは
付き合っていた
沙月
も〜さ
沙月
亮介ったら
沙月
はやい！
亮介
ごめんごめん
この時は
まだ何も
知らなかった
亮介
沙月〜
亮介
おはよ〜
沙月
おはよ〜
私は
この時
言えなかった
沙月
亮介
亮介
なに？
沙月
私の事好き？
亮介
なんや
亮介
好きや！
沙月
うふ
亮介
笑うな！
沙月
ごめんー！
亮介
も！
沙月
亮介
亮介
なに？
沙月
これ
亮介
手紙？
沙月
うん
沙月
帰ってから
沙月
開けてね
亮介
あぁ
亮介
ありがと
沙月
うん
家に帰って
すぐに
手紙を開けた
亮介
なんだ…
亮介
これ…
亮介
今までありがとう
だいすき
亮介
おかしい…
亮介
どうして…
亮介
沙月！
亮介
っはぁ
亮介
聞かないと
亮介
沙月のお母さん！
沙月のお母さん
どうしたの？
亮介
沙月は！
沙月のお母さん
………
亮介
教えてください！
亮介
お願いします！
沙月のお母さん
沙月は…
沙月のお母さん
今〇〇病院にいる
亮介
え…
沙月のお母さん
沙月はね余命がないの
沙月のお母さん
だから、もう
沙月のお母さん
間に合わないかもしれない
亮介
行く、行きます！
沙月のお母さん
無っ
亮介
沙月…
亮介
待ってろよ
亮介
はぁはぁ
沙月のお母さん
あっ
ピー
亮介
えっ
沙月のお母さん
沙月…
沙月は
笑っていた
沙月のお母さん
亮介くん
沙月のお母さん
沙月はね
沙月のお母さん
ずっと亮介くんのこと
沙月のお母さん
話してたのよ
亮介
どうして…
亮介
なんで…
亮介
沙月…
沙月のお母さん
これ
沙月のお母さん
沙月から
亮介
沙月…
亮介
私ね実は
病気なの
余命も無くて
私はいつ死ぬのか
ずっと怖かった
でもね
亮介のおかげで
安心できた
ほんとに
ありがとう
大好き
亮介
沙月…
亮介
俺もだよ
沙月
今俺は
いろんなことに
挑戦してるよ
沙月みたいに
俺も強くなりたい
俺のこと
見守って
もっと頑張るから
僕には
今でも
聞こえるよ
沙月の声
ずっと
大好き
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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