ありがとう。

そう、僕は病気

受け入れてくれて良かった···

病院

今日は余命宣告の日

さ○み君も一緒だ

余命宣告されたときの顔を

見たときは辛かったけど

さ○み君の前向きな言葉で

僕は元気をもらっていた

余命残り１ヶ月(早い)

こ○んが病気と知ったときは

心にぽっかり穴が空いたようだった

でも、

一番辛いのはこ○んだから、

暗い顔は見せないようにした

こ○んが居なくなるまでに、思い出を作りたい

一瞬表情が曇った気がした

気のせいだったみたい

病気だし、 あんまり無理させないようにしないと···

こ○んが笑ってくれれば

俺はどれだけ幸せか。

プールの他にも

買い物したりした

さすがに動きすぎたし、

こ○んもひどく疲れてるはず···

意味が分からなかった

そう言われた瞬間、

地獄に突き落とされたような感覚がした

俺がお出かけしようって言わなかったら。

俺が行き先をプールって言わなかったら。

病室

俺は涙が止まらなかった

俺は真っ直ぐな目で見つめた

これがこ○んに向ける

メッセージだと言うように

その時間も長く続かない

俺に見守られながら

こ○んはこの世の中からいなくなった

こ○んの家

今日はこ○んの家の片付けに来ていた

大切な人がいなくなった原因は

俺のせいだったから

自分を責めることしかしていない気がする

一枚の手紙のようなものがあった

"さ○み君へ____"

そう書かれていた

中を開けると

さ○み君へ この紙を読んでるってことは僕はもう いないでしょう。 っていうドラマとかに出てくるような 前置きは置いといてw さ○み君、この手紙はお出かけが決まった日に 書いた手紙です。 さ○み君はきっと病気の僕を連れ出したせいで いなくなったと思ってるよね？ 違うからね？ 僕は自分からさ○み君と最期に楽しもうと 思って、一緒に出かけました。 運動出来ないからお出かけしたら余命より早く いなくなることを分かっていながら出かけました。 さ○み君といるのは楽しかったけど、何もしないまま いなくなりたくなかったからです。 やっぱ最期は楽しく幸せでいたいから。 さ○み君は真面目だから、自分が原因でいなくなった と思ってるはずだけど、 そもそも運動出来ないって言ってないしw 言わなかったことはいくらでも怒っていいからね？w それに、僕はあの１日が楽しくなると思ってるから。 あと、さ○み君の前向きな言葉があったから、 僕も元気が出た。 だから、さ○み君も元気だしてね？ 僕は本当に、さ○み君のことを愛してます。 今までありがとう。 じゃあ、ばいばい！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　こ○んより

俺は涙が止まらなかった

こ○ん、

運動出来ないのを言わなかったのは

ちょっと怒るけど

でも、こ○んが楽しければそれでいいよ。

今までありがとう。

心からそう思った