TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

双子の悲劇

一覧ページ

「双子の悲劇」のメインビジュアル

双子の悲劇

1 - 双子の悲劇

♥

2

2020年03月31日

シェアするシェアする
報告する

パチ...パチパチ

練炭の音がしている。息も苦しくなってきた。さすがに今回は逝けるだろうか...

奏斗

幸汰!

バリバリッバンッ

奏斗

あぁ想汰、こんな所にいたんだね可哀想に、大丈夫。僕が来たからね、さ、おいで。

幸汰

ぁ...

グイッ

幸汰

いっ...

奏斗

!ごめん想汰...でもこうしないとついてきてくれないなんて、、疲れてるんだろう?

幸汰

やめ...

奏斗

可愛いねぇ想汰♡

あぁ、また失敗だ

俺はもうしばらく外に出ていない。こいつが居ない時は鎖で繋がれている。

欲しい物は何でも手に入る。家事も仕事も全部奏斗がやってくれる。確かに快適ではある。だが問題がないといえば嘘になる。

夜、(一応)恋人である俺らは性行為をする。

顔も見せてくれない。縛られたまま。ずっとただいじられているだけ。一方的だ。辛い。

辛いうえにこいつは激しく、長い。抵抗したって泣いたってこいつの気が済むまでは終わらない。

それともう1つ、

奏斗

想汰のような事には絶対させないから。(ボソッ)

俺の双子の兄にやっている線香の匂い

俺はこれが嫌いだ。

幸汰

(俺は想汰じゃなくて幸汰だよ)

想汰が殺される前は、あんなに良い奴だったのに

でもそれでもいいから、

幸汰

俺を見ろよ...

奏斗

想汰、何か言った?

幸汰

もう我慢できない。俺は幸汰だよ奏斗!

奏斗

想汰...いきなりどうしたんだよ...

奏斗

かまって欲しいのか、そっか、大丈夫。気持ちいい事したら変な事なんて忘れるから。

ドサッ

幸汰

え、違っ...や...

奏斗

想汰...好きだよ

幸汰

んっ

奏斗が俺を見てくれるのは死のうとしてる時ぐらいだ。

俺が死んだら、泣きながら名前を呼んでくれるだろうか。

この作品はいかがでしたか?

2

コメント

2

ユーザー

普通に好き

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚