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その日の夜。
撮影も終え、時刻は10時半。
四季涼雅
そろそろ眠いし、風呂入ろ。
俺は部屋を出て、風呂場に向かった。
ドアを閉め、階段を降りようとした時
椚三波斗
四季涼雅
三波斗の声だ。
後ろを振り向くと、三波斗が少しづつ近づいてきた。
四季涼雅
椚三波斗
四季涼雅
椚三波斗
四季涼雅
四季涼雅
椚三波斗
市川慶一郎
2人で話していると、その後ろからまた誰かに声を掛けられた。
四季涼雅
椚三波斗
2人で声を揃えてそう言った。
市川君だ。
市川君は俺の方だけを見て近づいてきた。
四季涼雅
なんか、怒ってる…?
目付きがいつもよりも怖いような…
市川慶一郎
かと思ったら今度は三波斗の目をいつも通りの優しい目で見ている。
椚三波斗
市川君は三波斗の右肩に手を置いた。
市川慶一郎
椚三波斗
市川慶一郎
四季涼雅
市川君は優しくそう言った。
さっきの“怖そう”って思ったのは、気のせいだったかもな。
話って、なんだろ?
市川君は三波斗の右肩に置いた手を自然と背中にやって、自分の部屋に向かおうと俺に背を向けた。
その瞬間
市川慶一郎
市川君が俺の方に鋭い目を向けた。
睨まれた…?
2人はそのまま、市川君の部屋に入っていった。
四季涼雅
俺、睨まれた…?
気のせい…?
でも、わざわざ俺の方見ないよな…
それにいつもとは全然違う市川君だった。
四季涼雅
風呂あがり俺はベッドにダイブした。
今にも爆睡出来そうだ…
1度起き上がり電気を消そうとした時
仮屋瀬さつき
四季涼雅
さつきが部屋に入ってきた。
仮屋瀬さつき
四季涼雅
四季涼雅
さつきはドアを閉め、俺の方を見た。
さつきはパジャマ姿で、枕を両手で抱えている。
さつきももう寝るのかな?
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
さつきは眠そうな顔と声でそう聞いてきた。
四季涼雅
潰れたってどういう表現だよ…笑
四季涼雅
仮屋瀬さつき
四季涼雅
さつきは嬉しそうに俺のベッドに飛び込んだ。
カチッ
その様子を微笑ましく思いながら、電気を消した。
仮屋瀬さつき
四季涼雅
俺もそう言いながらさつきの居るベッドに軽くダイブした。
さつきは俺の反対方向を向いて布団に潜った。
こっち向いて欲しいのに…
四季涼雅
仮屋瀬さつき
四季涼雅
仮屋瀬さつき
さつきは俺の言葉に少し違和感がありつつもこっちを向いてくれた。
もう寝ちゃったかな?
俺は目を瞑りながら、さつきに近づいた。
あと少しでキスしてしまいそうな距離。
さつきの寝息までもが感じられる。
さつき、大好き。
俺はさつきのほっぺたにキスをして、眠りについた。
翌朝。
ピピピピッピピピピッ
四季涼雅
仮屋瀬さつき
毎朝セットしている8:30のアラームが聞こえる。
俺は目を開け、アラームを止めようとした。
体勢は変えずにスマホに手を伸ばそうとした時
仮屋瀬さつき
四季涼雅
目の前にさつきが寝ている。
あ、そっか!
一緒に寝てたんだった!
俺はさつきの可愛い寝顔を見つめていた。
四季涼雅
ピピピピッピピピピッ
あ、止めないと
スマホに手を伸ばし、アラームの停止ボタンを押した。
身体を起こし、伸びをした。
四季涼雅
さつきのお陰で今日はすっきり起きることが出来た。
四季涼雅
仮屋瀬さつき
四季涼雅
仮屋瀬さつき
さつきの身体を揺らしながら声を掛けた。
さつきは少し嫌そうな顔で目を擦った
四季涼雅
さつきも身体を起こし、眠そうな顔でこっちを向いた。
仮屋瀬さつき
四季涼雅
仮屋瀬さつき
2人でベッドから降りて、洗面所に向かった。
四季涼雅
仮屋瀬さつき
さつきはまだ完全に目が開いていない。
可愛いな…
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
ん?洗面所から声が聞こえる…
三波斗と…市川君?
洗面所には予想通り三波斗と市川君の2人が居た。
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
市川慶一郎
四季涼雅
椚三波斗
市川慶一郎
2人は丁度歯磨きをしようとしているところだった。
珍しい2人だな…
四季涼雅
市川慶一郎
市川慶一郎
仮屋瀬さつき
四季涼雅
三波斗と市川君が?!
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
三波斗は焦るようにして市川君の言葉を遮り、俺とさつきの2人に言った。
椚三波斗
椚三波斗
椚三波斗
市川慶一郎
椚三波斗
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
さつきはそう言って俺に目配せした。
四季涼雅
確かにちょっとどころというか大分驚いた…
あの市川君と三波斗が!?って感じ…
でも、同じベッドで寝た訳では無いのか…。
市川慶一郎
市川君は歯ブラシを咥えながらそう話し続けた。
それに続けて三波斗も歯ブラシを咥えた。
市川慶一郎
四季涼雅
なんで知ってるの…?
いや、別に知ってても良いんだけど…
四季涼雅
四季涼雅
仮屋瀬さつき
俺とさつきは目を合わせながら頷いた。
市川慶一郎
四季涼雅
市川慶一郎
市川慶一郎
市川君は鏡越しに無表情でそう聞いてきた。
四季涼雅
仮屋瀬さつき
“そういう関係”って…どういう意味?
付き合ってる…とか、そういう意味だよな…
仮屋瀬さつき
さつきはそう答えた。
でも、、俺は、、
さつきのこと、そういう目で見ちゃってる。
俺は、何も答えられないよ…
嘘だって、付けないし…
市川慶一郎
四季涼雅
市川慶一郎
俺がそんなことを考えながら下を向いていると、市川君のストレート過ぎる質問が向けられた。
鏡越しの市川君の目は冷たかった。
四季涼雅
四季涼雅
嘘ついちゃった…
椚三波斗
四季涼雅
口をゆすぎ終わった三波斗が口を開いた。
椚三波斗
四季涼雅
市川慶一郎
椚三波斗
三波斗…泣いてる?