おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
おれ
伏見ガク
ベッドで暴れるこの男。
伏見ガクにはある悩みがある。
伏見ガク
その悩みは、彼がにぎりしめるスマホに詰まっていた。
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガク
今日で何回目か分からない心の叫びは彼の部屋で反響した。
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガク
彼の脳内では
「とうやさんは俺の恋人なんだよな?」
「俺よりそいつの方が優先なのか?」
などと、女々しい考えがさまよって
伏見ガク
そんなことを考える、自分自身にも嫌気がさすばかりであるのだった。
そう、彼の悩みとは
恋人である剣持刀也が構ってくれない
ことだった。
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガクは限界だった。
だからこの男に頼ることにした。
そう、叶に。
叶
伏見ガク
嫌そうに言う叶だが、この迫力には適わない。
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
ということで、叶と伏見ガクの
剣持刀也を嫉妬させる同盟
が結成されたのであった。
叶
伏見ガク
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
叶
伏見ガク
伏見ガクは鈍感だった。
だから剣持刀也が嫉妬していても、伏見ガクが気づいていないだけなのでは?と叶は思ったのだ。
プルルルル プルルルル
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
叶
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
こういう所だぞ、剣持刀也。
そのセリフは伏見ガクの心臓には悪いのだ。
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
プーッ プーッ
叶
叶
叶の手が乗せられた肩から、じわじわと悲しみが押し寄せてきた。
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也は手強かった。
伏見ガク
ため息をついているこの男。
伏見ガクは悩んでいる。
伏見ガク
伏見ガク
伏見ガク
こういうときは、やけにタイミングがいい。
運命だと感じた伏見ガクは、この通知を見た10秒後には家を出ていた。
○○
モブ美
モブ羽
伏見ガク
伏見ガクはどんな人に対しても優しい。
本人は''いい人止まり''と言っているが、明らかに彼に好意を抱いているものは多く、ただ単に彼が気づいていないだけなのだ。
モブ美
伏見ガク
○○
モブ羽
伏見ガク
○○
伏見ガク
伏見ガク
○○
モブ美
モブ羽
伏見ガク
そう。彼は作戦を遂行しなければならない。
ほんの僅かな期待を胸に、剣持刀也の文字をタップした。
ブルルルル プルルルル
剣持刀也
伏見ガク
モブ友達
伏見ガク
剣持刀也
モブ友達
剣持刀也
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
モブ羽
剣持刀也
プーッ プーッ
またもや玉砕。
今回に至っては、どこぞの友達や!と思っていたそのお友達との接触を見せつけられた。
伏見ガク
モブ美
モブ羽
○○
そんな声を聞きながら、伏見ガクは店を出た。
伏見ガク
酔いが覚めて頭痛に耐えるこの男。
伏見ガクは覚悟を決めた。
伏見ガク
最後の作戦、それは_
今日は剣持刀也はろふまおの撮影があるらしい。
ということで、伏見は作戦を遂行するためにスタジオに来ていた。
伏見ガク
叶
叶
伏見ガク
最後の作戦。
それは、
剣持刀也の前で叶とイチャつくこと。
伏見ガク
ガチャ
剣持刀也
もしもし?こちら伏見ガクっす。ターゲット発見!
そんなことを思いながら叶の方に目をやるが、全く伝わっていなかった。
叶
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
叶
伏見ガクが''このため''に用意しておいたプリンを指さして叶が言う。
伏見ガク
剣持刀也は気にも止めて居ない様子でスマホを弄っている。
叶
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也の方へさりげなく目をやる。普通に顔を近づけて、普通にあーんをする二人を見て、少なくとも戸惑ってはいるようだ。
伏見ガク
叶
伏見ガク
剣持刀也
二人の様子を伺っていた剣持刀也だったが、やはり少し気に止まったようだ。
叶
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
叶
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
衝撃の暴露をくらった伏見ガクは平然を装える訳もなく叫んでしまう。
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガク
バタンッ
剣持刀也
伏見ガクは立ち去った。
叶
剣持刀也
叶
伏見ガクがあまりにも可哀想で、つい強く当たってしまう。
剣持刀也
叶
少し意外だった返答に、一瞬戸惑う。
叶
剣持刀也
叶
剣持刀也
叶
剣持刀也
バタンッ
叶
叶は1人になった部屋で、そう呟くのだった。
伏見ガク
溜息をつきながら海を眺めるこの男。
伏見ガクは落ち込んでいた。
それと同時に悲観していた。
''とうやさんは、っ…''
この言葉には続きがあった。
伏見ガク
剣持刀也は嫉妬しない。
この事実が伏見ガクを苦しめていた。
伏見ガク
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
伏見ガクの後ろには息を弾ませた剣持刀也がいた。
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
がっくんのことを信頼してるから。
伏見ガク
剣持刀也
剣持刀也
安心と、嬉しさと、申し訳なさで涙が溢れる。
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガク
プーッ プーッ
伏見ガク
剣持刀也に語りかけるこの男。
剣持刀也
伏見ガク
剣持刀也
伏見ガクは幸せを噛み締めていた。
コメント
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大丈夫‼️かなかなには、、葛葉がいる!
最高すぎませんか…?( ´ཫ` )