主
主
琥珀(コハク)
サリバン
イルマ
カルエゴ
オペラ
カルエゴ
主
オペラ
???年前
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
あの日交わした二人だけの約束
琥珀(コハク)
それから発展したこの"役"
私を縛る見えない"鎖"
それは私を楽な道へと導き 今も尚、私を苦しめ続けている
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琥珀(コハク)
その声で意識が戻る
ピリリリと機械音が耳を掠め 職員室独特の雰囲気に囲まれていた
隣を見れば、カルエゴくんが 不安そうな顔でこちらを見ている
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
懐からス魔ホを取り出し相手を確認する
隣で「ゲッ」と嫌そうな声が聞こえたが 気にする事なく応答ボタンを押した
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
ピッと機械音を鳴らせて ため息をつきながら支度を開始させた
今も横に居るカルエゴくんは そんな私を見つめてくるだけで 何も言ってきやしない
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
持ってきたファイルと 屋敷でやる予定の書類を空間へ送る
忘れ物がないかを確認し終えれば 「また明日」と扉と向かい合わせになる
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
軽く微笑んで見せ、職員室を後にした
カルエゴくんの不安そうな顔と 不安そうな声色に気付かない振りをして
カルエゴ
サリバン邸 中庭
琥珀(コハク)
オペラ
イルマ
中庭をチラリと覗けば もう特訓は始まっていた様で
オペラがボール片手に イルマ様へと向かい合っていた
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
イルマ
そう言ったオペラに 透かさずツッコムイルマ様
確かに表情筋がぴくりともしていないが 耳や尻尾は正直である
多少楽しんでいるのもあると思うが 彼も彼なりに配慮し心配しているのだろう
その証拠にほんの少し耳が垂れている
オペラ
イルマ
オペラ
イルマ
オペラ
視線の先で息を飲むイルマ様
そんな彼は服がボロボロで汚れていて そこそこしごかれたのだと分かる
私は彼から視線を外して 申し訳無さを言葉に乗せながら言う
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
それだけ残して屋敷へと足を運ぶ
混乱したイルマ様をオペラが呼び すぐさまドッという少し重い音が轟いた
琥珀(コハク)
サリバン
屋敷に入ればすぐにそのヒトは現れ 私にだる絡みを始めた
それが居心地悪いはずなのに 反対に心地良いと感じる自分が居る
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
キョトンとした顔で見つめられる
いつものだる絡みなんてしないで ただひたすらに見つめられた
琥珀(コハク)
なんて、小さく恐怖していれば サリバン様は口を開いた
サリバン
琥珀(コハク)
彼の言葉で目を見開いて 数秒瞬きを忘れるが、すぐに意識を戻す
右手で頬に触れながらそう聞けば 出ていたと言葉を貰った
サリバン
サリバン
全く…気付いて欲しくない時だけ このヒトは敏感で気付いてくる
その察しの良さが嫌になってしまう
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
私の肩に乗って4回程頬をつついた後 ピョンと飛び降りるサリバン様
愉しそうに音符を飛ばしながら 廊下を歩き始めた彼の背中
私はそれを数秒見つめた後 ついに口を開いて聞いてしまった
琥珀(コハク)
サリバン
少し立ち止まったかと思えば 振り返って笑顔でそんな言葉が返ってくる
本当に忘れていないか不安になるが 安心してしまうのも彼だからこそだろう
一瞬僅かに口角を上げたあと 置いて行かれないよう彼に着いて行く
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
中にあった不安因子のようなモノは 気づけばスッキリしていて
やる気に満ちたサリバン様を 部屋まで送り、家事を始めるのだった
翌日
琥珀(コハク)
イルマ
イルマ
琥珀(コハク)
それと同時にボールを投げれば シュッと音を立ててイルマ様の真横を通る
少し離れた所にある岩は そのボールが当たった事により砕け散った
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
顔を青白くさせるイルマ様
それに似合わないような顔で ニッコリと笑ってみせる私
「行きますよ」とだけ告げ ボールをまた一つ投げれば彼は避ける
その次のボールも避け また次も、その次も次も……
イルマ様はキャッチする事なく避け続ける
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
一つボールを手に取り イルマ様目掛けて投げ付ける
すると、今までの勢いが嘘のように ピタッと止まっていた
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
サリバン side
サリバン
オペラ
サリバン
僕がそう言葉を並べれば 疑問符を浮かべながら外を見るオペラ
下には庭でイルマくんの特訓を手伝う 琥珀ちゃんの様子が広がっていた
オペラ
サリバン
サリバン
意地悪げに笑いながら 彼に期待でもするかのよう特訓する
そんな琥珀ちゃんを見て 僕は喜びと安心を感じていた
主
主
主
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