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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

少し前に累計いいねが3000超えまして…

もうビッくらポンしました。(?)

皆さん、ありがとうございます!

結構ペースが早くてほんと…びっくりの言葉しか出ません…

それでは本編!
行ってらっしゃい!

イルマ

オペラさんと琥珀さんって
親戚か何かなんですか?

琥珀(コハク)

え?

ある日、特訓を終えて片していれば イルマ様からそんな事を聞かれた

琥珀(コハク)

何故そうお思いに?

イルマ

あ、いやなんだろう…

イルマ

見た目はあまり似てないんですけど…喋り方とか表情…

イルマ

雰囲気が同じで…それに、あまり二人が話してるの見てないですけど

イルマ

なんとなく息ピッタリな気が…あと、二人共家名ないから…

不思議そうに首を傾げるイルマ様

琥珀(コハク)

残念ながら違います。

琥珀(コハク)

表情や喋り方が同じなのは同じSDだから。

琥珀(コハク)

同じSDというただの"偶然"故です。

琥珀(コハク)

息ピッタリ…というのも多分その影響かと。

イルマ

な、なるほど…?

琥珀(コハク)

それに私家名あります。

イルマ

えっ!?気になりますッ!

イルマ

教えてくださいッ!!

琥珀(コハク)

それは秘密です。

琥珀(コハク)

後、私あんなに表情固くありませんよ

少しムスッとしてみれば それが分かったのか謝られた

謝って欲しい訳じゃないんだけどな なんて小言を残し、片付けを終わらせた後

屋敷の中へと入って行った

オペラ

琥珀、家名あったんですね

琥珀(コハク)

盗み聞きですか?

琥珀(コハク)

にしては毎度のように堂々としてますけど。

屋敷に入ればすぐ彼に捕まった

私が怒らない事をいい事に このヒトは毎度毎度堂々としている

オペラ

いえ。今回は盗み聞きじゃありませんよ。

オペラ

ただの"偶然"です。

琥珀(コハク)

オペラ…

琥珀(コハク)

いつからそんな性格になったんです。

オペラ

おや?私は元からこんな性格ですが?

ピョコと耳を揺らすオペラ

心無しかしてやったとでも言いたげに 満足そうで怒る気力も出てこない

琥珀(コハク)

私が怒らない事を知ってて…

琥珀(コハク)

本当に性格が悪いです貴方は。

オペラ

ありがとうございます。

琥珀(コハク)

褒めた訳じゃないんですけどね

はぁ。と呆れる事しかできない

すると、オペラが「そんな事より」と 会話を再開させる

オペラ

私には家名…教えて下さらないのですか?

琥珀(コハク)

……………そうですね。

琥珀(コハク)

まだ貴方にも教えてあげません。

瞳を伏せて、口角を上げながらそう返す

長い付き合いですのに…なんて 追い討ちを掛けてくるモノだから逃げた

私こんなになるまで念子好きでしたかね…

琥珀(コハク)

はぁ。

琥珀(コハク)

どうして私はこうもオペラに甘いんでしょうか。

サリバン

え、僕に聞かれてる????

琥珀(コハク)

ただの独り言です

逃げた先はサリバン様の自室

いくらオペラと言えど ここまでは中々入ってこないだろう

他にも逃げ場があるにはあるが こんな事の為に空間を創るのもダルい話だ

サリバン

まぁでも、オペラにはいいんじゃないの〜?

サリバン

琥珀ちゃんの家名

考え無しにそんな言葉が降ってくる

いや、彼なりに考えての発言なのだろうが 微塵も感じられないと言うのが正しい

琥珀(コハク)

何故私が家名を教えないのか

琥珀(コハク)

分からない貴方じゃないでしょう

サリバン

まぁね。

琥珀(コハク)

今の私は家名を"放棄している"。

琥珀(コハク)

そんな私がその家名をもう一度使う資格はない。

琥珀(コハク)

それに、私は…

琥珀(コハク)

…………………

サリバン

琥珀ちゃん……

シーン…と静まり返る室内

私はぽつりぽつりと 彼との会話の先行を静かに切った

琥珀(コハク)

家名を教えれば…私は過去を話さなければいけない

サリバン

そんな掟ないのに…?

琥珀(コハク)

掟ではありません。

琥珀(コハク)

ただ、自分への戒めのようなモノ。

琥珀(コハク)

"今の魔界"で生きるには
当時の私は不要です。

サリバン

ほんとに真面目だねぇ…

座っていた立派な椅子の背もたれに グーッと体重をかけるサリバン様

それから私達は何かを話す訳でもなく ただ時間が過ぎるのを待った

そして時は進み

位階昇級試験当日

地下運動場

カルエゴ

では、ルールを確認する。

外野に1名、残りは内野 ボールに当たったら即外野 外野からの攻撃はあり( 生還なし ) 魔術はボールにのみ 敵に直接攻撃するのは禁止 制限時間は15分 (要はドッジボールだねっ😉)by主

琥珀(コハク)

では、今から腕章を配ります。

琥珀(コハク)

付けたら各々Aコート、Bコートに移動してください。

そう言えば問題児の生徒達は 元気に返事を返す

生徒達に手渡ししていけば 必然的にイルマ様達にも腕章がいく

意気込みをしていたようだが 向かうコートが違う為か驚いていた

アズ

うぉい!
なんだこの組み合わせは!

カルエゴ

厳正なる力の配分だ。
異論は認めん。

カルエゴ

さっさと整列しろ

アズ

ぐっ…

アズ

こんな…こんな……

イルマ

まぁまぁ

悔しそうに震えながら 思考を飛ばすアズ様

数秒後何を思ったのかイルマ様に 「 お任せ下さい 」なんて言っていた

カルエゴくんの"考え通り"に ならなければいいのですが

先日

カルエゴ

先輩

琥珀(コハク)

はい?

カルエゴ

明日の処刑玉砲について
意見が欲しいのですが

1枚の紙切れを私に渡したカルエゴくん

そこには彼の言う通りのモノで チーム分けについて書かれた紙だった

琥珀(コハク)

いいですが、私が確認する必要はないのでは?

カルエゴ

確かにそうです。が、

少し強く言葉を発して、私が持つ紙に 上から人差し指を置いた

その先にはイルマ様の名前が書かれていて 相手を確認するなり納得した

琥珀(コハク)

なるほど。アズ様ですか。

カルエゴ

ええ。

カルエゴ

あの回避能力を見れば確実にイルマは残るでしょう。

カルエゴ

アスモデウスも優秀故に最後まで残るはず。

カルエゴ

そうなれば、アスモデウスとイルマのタイマン…

カルエゴ

アイツがわざと負けるようならイルマの位階は上げません。

カルエゴ

よろしいですね?

そう確認を取る彼の瞳は 酷く冷めきっている

まるで有無を言わせないと 私に言ってきているようだった

琥珀(コハク)

そこまで睨まなくともいいのに

カルエゴ

…………

琥珀(コハク)

私はそれでいいと思いますよ。

カルエゴ

…………は?

信じられないとでも言いたげに 驚きを隠さないカルエゴくん

そんな事を無視して 私はそこから続けて言った

琥珀(コハク)

SDだからと言って全て肯定するものではありません。

琥珀(コハク)

それで上がったとして胸を張って頑張れた…など

琥珀(コハク)

そんな事を言える訳がありません。

琥珀(コハク)

ただ虚しいだけです。

琥珀(コハク)

故に、貴方の考えに賛同します。

琥珀(コハク)

これで満足ですか?

カルエゴ

…………

不敵に笑って見せれば カルエゴくんは小さくフッと笑った

カルエゴ

アンタがまともでよかった

琥珀(コハク)

ちょっと待て。
それは聞き捨てならん。

そうして迎えた最終場面

カルエゴくんの読み通り アズ様とイルマ様のタイマンとなり

外野に居る生徒達の歓声が大きくなる

琥珀(コハク)

( 見物ですね。 )

琥珀(コハク)

( カルエゴくんの予想通りとなるか否か。 )

琥珀(コハク)

( 私は外れる方に賭けますが )

ゴオッ!!!

琥珀(コハク)

フッ…

突然起こる目の前光景に ニヤリと口角が上がる

その音の正体はアズ様で お得意の魔術でボールを包んでいた

ジャズ

来るぞ!!!
距離取れ!!

そんな声が聞こえていないのか イルマ様は距離を縮める

リード

マジかッ!?
タヒぬぞ!?

アズ

うおおおおおおお!!!!

やる気充分の声に乗るように ボールがイルマ様目掛けて飛んでいく

イルマ様は見事ボールを捉える事に成功

しかし、中々彼の手に収まらない

すると、何を考えたのか イルマ様は回転し、アズ様に投げ返した

見事アズ様に命中したボールは 音を立ててコート外へ

瞬間、終了の笛が鳴った

カルエゴ

勝者!!!Aチーム!!!

ワー!!!とより大きく歓声が上がり Aチームの生徒がイルマ様を胴上げ Bチームの生徒はアズ様へ飛びかかった

そんな彼らを眺めた後 隣に居るカルエゴくんに話し掛ける

琥珀(コハク)

私達の予想を超えましたね

カルエゴ

………………

琥珀(コハク)

どうです?

琥珀(コハク)

イルマ様の事少しは認めてもいいのではないですか?

カルエゴ

先輩……こうなるって分かってましたね?

琥珀(コハク)

さあ?なんの事でしょう。

琥珀(コハク)

何もかも、イルマ様の努力の賜物です。(((ニコッ

カルエゴ

はぁぁ……

長く息を吐いたかと思えば イルマ様の名を呼ぶカルエゴくん

それと同時に章(バッヂ)を投げた

カルエゴ

アスモデウスがお前をわざと勝たせるようなら

カルエゴ

一生位階を上げてやらんつもりだったが…

カルエゴ

双方共厳正に全力だった

カルエゴ

よって、2への位階昇級を認める!

琥珀(コハク)

良かったですね。
イルマ様(((ニコッ

イルマ

はい!!!

そうしてイルマ様の処刑玉砲も 無事に幕を閉じ

オペラ

無事??

オペラ

こんな火傷をしておいて

イルマ

あー…

耳を垂れさせて イルマ様の手を握るオペラ

そのまま上へイルマ様を伸ばす

オペラ

琥珀も治療ぐらい…

琥珀(コハク)

そうですね。
忘れてました。

琥珀(コハク)

すみません。

オペラ

………………………

琥珀(コハク)

いや、ごめん。ほんとにごめん、ごめんなさい。

耳を垂れさせたまま詰め寄ってくるオペラ

圧が強いんだよ。圧が。

サリバン

オペラ、琥珀ちゃんいじめちゃダメだよ〜?

オペラ

いじめてませんよ。
これは……説教です。

琥珀(コハク)

こんな説教あってたまるか。

オペラ

おや口が悪いですね

琥珀(コハク)

オペラやめろください。

オペラ

治ってませんよ。琥珀

なんて話していれば イルマ様が口を開くので私達は黙り 話を聞く体勢になる

イルマ

無我夢中になるほど集中して試合ができました。

イルマ

特訓のおかげです…!
だから……

サリバン

うんうん!!

イルマ

本当にありがとう!
オペラさん!琥珀さん!

真っ直ぐに貫かれたその言葉に オペラは耳をピンと立たせて

イルマ様の両手を優しく握る

琥珀(コハク)

( 仲良しオーラがすごい… )

オペラ

琥珀

琥珀(コハク)

はい?

イルマ

ハイタッチ!しましょ!

ニコニコと笑顔を向けて 嬉しそうに両手をこちらに差し出す

それに私は軽く微笑んで、屈んでは 両手をイルマ様に合わせるのだった

サリバン

( ぼ、僕だって特訓…… )

サリバン

( なにもしてないッ!!! )

サリバン

ずるいずるい〜!!
イルマくん!僕も〜!

オペラ & 琥珀

( ・᷄֊・᷅ )フッ

サリバン

ほんっとにそうゆう時息ピッタリだよね。

イルマ

あはは…

処刑玉砲終わった‎꜀( ꜆ -ࡇ-)꜆

すみません。
自語りするんですけど

言葉選びとかってほんと難しいですよね。

国語の勉強ちゃんとすればよかったぁ!って

めちゃくそに後悔してます()
←授業ほとんど寝てた

まぁそれだけなんですど(?)

あ、あと見てくれてありがとうございます!

それだけです!多分!

またね!

サリバン様のSDはもう一人居たようで…?

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