高橋恭平
それでアパートの2階のベランダから子供が落ちて…死んだんだ
原田瑠偉
そっか…
原田瑠偉
はい!暗い話終わり!
高橋恭平
は?俺に聞いておいて?
原田瑠偉
んーなんか暗いんだもん
原田瑠偉
それからあんたは感情を失ったと?
高橋恭平
失ってはない
原田瑠偉
おっけー、スッキリ
原田瑠偉
んじゃ明日放課後一緒に出かけようね
高橋恭平
は?
原田瑠偉
大丈夫、学校行くしお店も定休日だろ?
高橋恭平
どこに行くんだよ
原田瑠偉
ないしょー
原田瑠偉
んじゃおやすみー!
原田瑠偉
わーすっかり真っ暗だね
高橋恭平
なんだよ、裏路って
原田瑠偉
じゃないとこの時間帯だと、補導されるでしょー
高橋恭平
そうか
原田瑠偉
ここだったっけなー
原田瑠偉
すいませーん、×⚪︎△#
高橋恭平
キャバクラ?もしかしてお前…
原田瑠偉
あんたさ、さゆりねぇに言い残したことあるんでしょ?
原田瑠偉
あんたが変わんないとどうすんのよ
高橋恭平
俺は別に…
原田瑠偉
行動あるのみ!私が一緒に行ってやるから
原田瑠偉
絶対自分の気持ちに嘘つくなよ?
キャバ嬢・待合室
原田瑠偉
やっほー!さゆりねぇ
原田沙百合
あ!るいちゃんじゃんおひさー
原田沙百合
私が教えたメイクしてくれてんじゃーん
原田瑠偉
えへへ、可愛いでしょ
原田沙百合
可愛いなぁ、
原田瑠偉
あの、お客さんがいるんだよね
原田沙百合
んだれ?
原田瑠偉
早くっ!
高橋恭平
あぁ、えっと…久しぶり
原田沙百合
なんで恭平が、?
原田瑠偉
言いたいことがあるんだって、でしょ?
高橋恭平
あぁ、その…最後に会った時はすまなかった。
高橋恭平
あんなの嘘だ、本気じゃない
高橋恭平
ただ元に戻りたくて…
原田沙百合
わかってるわよそんなの、笑
原田沙百合
バカね笑
高橋恭平
え?
原田沙百合
私もあの時は言いすぎた、ごめん
原田沙百合
でも元には戻れない。これからも
高橋恭平
でも俺は今でもっ…
原田沙百合
やめて、恭平ならそうだろうなって思ったよ
原田沙百合
私は正直子供がいなくなってスッキリした
原田沙百合
もちろん、大切な命。充分わかってる
原田沙百合
でもあの子にかかっているものは大きかった
原田沙百合
恭平は子供のこと本気で思ってた?
高橋恭平
あぁ、
原田沙百合
でも私は違う、最初から軽い気持ちだった
原田沙百合
正直恭平のことも本気じゃなかった
原田沙百合
初めから私は違う
原田沙百合
もう戻れないのよ、恭平
高橋恭平
そっか、
原田沙百合
ごめんだけど、ここの世界入るといろんな男の人に出会うんだよね
原田沙百合
恭平との経験があったからこそ、今ちゃんと真剣にいいなと思ってる人もいる
原田沙百合
だから、ごめん
高橋恭平
わかった…
原田瑠偉
ってことで!用件これだけなんだよね…
原田沙百合
そっか、ありがと。
原田沙百合
私もずっと言いたかったし
原田瑠偉
じゃあまた遊びにくるねー
原田沙百合
はーい
原田瑠偉
私のこと助けて、バイトに入れたのなんで?
高橋恭平
似てたんだ、さゆりに
原田瑠偉
メイク教わってるからね
高橋恭平
本人じゃないってわかったけど、
高橋恭平
さゆりに辿り着けるって思ったんだ
原田瑠偉
言っとくけど、母親が縁切ってるだけで
原田瑠偉
私は縁切ってないからね
高橋恭平
そうだったのか、
高橋恭平
最初から利用していた。ごめん
原田瑠偉
いいよ、
終わったな、俺
原田瑠偉
だって大失恋でしょ?
高橋恭平
かもな
原田瑠偉
うちにはラッキーチャンスじゃん?
高橋恭平
は?
原田瑠偉
好きな人に好きな人いたらアピールしにくいじゃん?
高橋恭平
は、お前…
原田瑠偉
失恋中のアピールって結構効くって言うし
原田瑠偉
ね?
高橋恭平
ねってなんだよ
原田瑠偉
いつの間にか好きになってたんだよね
高橋恭平
なんだよ急に
原田瑠偉
好き…うん、結構好きだわ
高橋恭平
はー?
原田瑠偉
これからなんて呼ぼ、
原田瑠偉
恭平さん?恭平くん?いや、年上だしさんかー?
原田瑠偉
でもなーいっそ高橋…いや違うな
高橋恭平
恭平でいいだろ
原田瑠偉
え、いいの?まじ?
高橋恭平
どうぞ
原田瑠偉
やったー!!
原田瑠偉
あ、うちのことはお前じゃなくてるいってよんでよね
高橋恭平
情緒不安定かよ
原田瑠偉
さゆりねぇのこと忘れるぐらいアピールしまくるから
原田瑠偉
覚悟しといてよね
高橋恭平
なんの覚悟だよ
原田瑠偉
絶対私が、きょっ…恭平の笑顔取り戻して見せるから!
原田瑠偉
わかった?
高橋恭平
はいはい、
呆れていた。からかっているんじゃないかと思った
でも、それが嬉しかった
こいつは俺に新しいことを教えてくれるような気がした






