鬼滅の刃×ハイキュー

《さて....次のニュースです。昨日〇〇県□□市で、男性の死体が見つかりました。男性の体には、所々鋭いもので引き裂かれた痕があったそうです。ココ最近....》

朝のニュース番組を見ながらサクサクのトーストパンをパクリと食べる。

最近、ニュースやネットで今のような事件の話題でもちきりだ。

鋭いもので引き裂かれた痕。でも死体があった場所は、熊などが出る山の近くじゃない。人通りが少ない道路などだ。

ネットでは連続殺人犯など、色々な憶測が、飛び交っている。

『まぁ.....警察やネットの憶測なんて全く根拠がないし。馬鹿じゃないの』

大体、連続殺人だったら包丁で斬るだろ。死体の痕はもっと乱雑になっているし。

『くだらないことに、首を突っ込むくらいなら自分が襲われないように対策しとけばいいのに。』

独り言をブツブツと零しながらヘッドホンを着けた。

私は鬼殺隊 季節柱。

大正時代、鬼舞辻無惨を討伐した筈が、現代になり生まれ変わった事で再度鬼が増加している。勿論、私もその他の柱達も、転生し、鬼殺隊として集結した。

そして、今着けたヘッドホンは鬼殺隊の自分の任務をそれぞれち耐えてくれるという品物だ。

昔でいう、鎹鴉のようなものだが、他の隊士と通信できないため、通常のやり取りは、鴉でおこなう。

〈死体の跡はもっと乱雑になってるし。〉

これは実際に死を見たからだ。勿論観衆（野次馬？）にバレないように近くの家の屋根上から見ていた。

ヘッドホンに送信された任務内容を聞き終えた。今日は非番だが、午後十時に柱が集まる〈柱合会議〉を行うことだ。

しかし、今回柱合会議には、無惨戦で活躍した、竈門兄妹、我妻隊士、嘴平隊士、栗花落隊士、不死川（弟）隊士も出席するとの事だ。

ぶっちゃけ言えばどうでもいい事なのだが、私は、この同期組が好きなのだ。柱とは年齢差があってあまり会話がすすまない。

特に栗花落隊士（カナヲ）とは同年齢の女の子という共通点がある。はるかにカナヲの方が女の子っぽいが。

朝ごはんを食べ終えて、学校へ行く準備を進めた。制服を着て、靴を持ち、玄関を出て徒歩で、学校へ向かう。

それにしても、子の時期に柱合会議をやるなんて、珍しい。

----何かあったのだろうか。