どんな君でも

僕は中島敦。僕には芥川と言う恋人が居る。価値観の違いや、暴力的な所があって、性格も正反対。勿論よく喧嘩もするけれどそれでも好きだ。

でも、僕には最近悩みがある。

芥川の嫉妬深さだ。

たわいのない会話でさえも他の人の話が出れば期限を損ねたり、外出時は盗聴器をしかけられたり、位置情報を確認する為にGPSを付けられる。

仕事で帰りが遅くなった日は浮気を疑われ、暴力を振るわれ、芥川の機嫌次第によっては無理やり……という事も多い。

この間は依頼人の人と一緒にいる所をたまたま見られ、家に帰った後散々な目にあった…。

僕は、毎日恐怖の中で戦っている。最近、芥川の嫉妬心が強くなっている気がする。…このままじゃ本当に殺されてしまうのではないかと僕はずっと不安に思っている。

…だからと言って僕には何も出来ないけど。

ｶﾞﾁｬ

ｶﾞｯ…！(髪を掴まれる

ｺﾞｯ…！

ｸﾞｯ…(首を絞める

ｺﾞｯ!!

ﾊﾟｯ…(手を離す

ｽｯ…

口を開けば黙れと言われ、違うと言っても信じて貰えない。ずっと支配されるだけのこの関係になんの意味があるんだ…？

…こんなの愛じゃない…。

…もう散々だ。

ｶﾞﾁｬ…

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