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ゆずちゃん
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ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ずっと後悔してた。
家族であるりぬをひとりにしてしまったことを。
りぬが引きこもっても毎日部屋に無理矢理通ってるななにぃを見て。
毎日のように静かに泣いている隣の部屋のさとにぃの声を聴いて。
どことなく元気をなくしたころを見て。
何もしてあげれなかったと自分を責めるるぅちゃんを見て。
俺はななにぃみたいに毎日会いに行く勇気すらないねん。
なんなんやろうな。
俺は一体どうしたら前のように楽しく過ごせる家族に出来るんや？
俺には何にもあらへん。
ただ、りぬを傷つけてしまっただけ。
俺があの時りぬが悪いと判断しなければ
りぬがこんな風にならなくて済んだのに。
最低なお兄ちゃん。
いや、兄失格。
………それでも
なぁ、りぬ、
ジェ
ジェ
俺は泣いているりぬをただ抱きしめることしかできなかった。
うしろから抱きしめてもらえてる。
止まることのない涙をぬぐってくれている。
いつぶりだろう。
ななにぃ以外の人に抱きしめてもらえたのは。
いつぶりだろう。
ななにぃ以外の兄弟で怖くなかったのは。
ジェ
ジェ
俺の涙を拭いながら、涙を流している。
“ジェにぃ”がいる。
俺のために、泣いてくれている。
戻ることのないと思っていた。
別にななにぃ以外とは関わろうとは思っていなかった。
だって俺は嫌われているんだから。
でも違った。
俺のために、ジェにぃは泣いてくれている。
それだけがただただうれしかった。
俺は、光が見えた気がした。
……まだ捨てなくてもいいのかな。
俺が兄弟と仲良くできる未来への希望。
りぬ
りぬ
りぬ
ジェ
ジェにいは、その日ずっと俺の涙を拭いてくれた。
今までずっと出なかった涙を。
まるで幼き日にもどったように。
next♡1000
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
コメント
6件
いい話過ぎて泣ける(´；ω；｀)
続き楽しみです
ブクマ失礼します
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