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プルルルルッ

海斗

もしもし?

海斗

翔兄?

海!

そっちの家に兄さんいるか!?

海斗

うわびっくりした!

海斗

そんな息上げてどしたの

用がある!

いるのか?

どうなんだ!?

海斗

和兄なら今いないよ

海斗

海斗

分かったら落ち着いて

ふぅっ......

海斗

あ、走るのやめた

海斗

とりあえずどっかに座ったら?

ああ

海斗

っていうか

海斗

珍しいね

何が?

海斗

海斗

翔兄が必死になってるの

必死?

海斗

だって

海斗

焦ってる感情むき出しだったし

海斗

息切れるぐらい走ってるし

海斗

これ以上ないぐらい必死だと思うよ

少し焦りすぎた

海斗

でも

海斗

たまにはいいと思うよ?

海斗

翔兄焦りとか顔に出ないし!

兄さんよりはマシだろ

海斗

和兄と比べちゃダメだよ

海斗

ホントに感情あるのか疑うレベルだもん

だよな

ってか

いないのか

海斗

うん

いつからいないんだ?

海斗

んーっと

海斗

海斗

昨日の夜からだったかな

......昨日の夜?

海斗

そだよ

海斗

用があるから2、3日帰らないって

海斗

言ってた

そうか

どこに行くかは

言ってなかったか?

海斗

ん〜

海斗

特には言ってなかったよ

海斗

海斗

用があるなら

海斗

帰ってきたら伝えようか?

いや、いい

直接言う

海斗

直接って

海斗

居るとこ分かるの?

見当はついてる

けど

確証が持てない

海斗

なるほど

海斗

だから僕に聞いてきたわけだ

ああ

海斗

海斗

あ!!

海斗

そういえば!

どうした

なんか思い出したか

海斗

大したことじゃないんだけどさ

海斗

この前和兄に

海斗

生家覚えてる?って聞かれた!

海斗

でも僕あそこにちょっといただけだから

海斗

あんまり覚えてなくて

確かに

お前が生まれてすぐに

家出たからな

生家か

そうか

やっぱり

海斗

やっぱりって

海斗

もしかしてそこにいるの?

ああ

ありがとう

海斗

どういたしまして〜!

芽衣

芽衣

(ん......っ)

芽衣

(なんか......冷たい......)

芽衣

芽衣

(ここって......――)

芽衣

っ......!!

ガバッ!

芽衣

(そうだ......)

芽衣

(誰かが部屋に入ってきて......)

芽衣

芽衣

(空も飛んで......)

芽衣

芽衣

冷たっ!

芽衣

(下の......これ石?)

芽衣

(しかも......あれ柵じゃない......?)

芽衣

(もしかして........)

芽衣

芽衣

......牢屋!?

芽衣

(嘘でしょ!?)

タッタッタッ!

ガシャンガシャン!

芽衣

芽衣

(ダメだ......)

芽衣

(扉ゆすってもビクともしない......)

芽衣

なんでこんなところに......?

芽衣

(とりあえず)

芽衣

(ここから出る方法を考えないと!)

芽衣

どうしよ......

芽衣

(叫んでみる?)

芽衣

(誰か来るかもしれないし)

芽衣

あーでも!

芽衣

(こんな壁が厚そうなとこじゃ)

芽衣

(聞こえないかな)

芽衣

どうし――

ガシャッ

キイッ......

芽衣

!!

芽衣

(誰か来た.......!?)

月夜の恋路に想い出を

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