今日は最悪な日だ、でも、幽霊と話すなんて初めてだ。
青side
『ふっ、あはははっ、』
『おまえ、以外に面白いな』
ちらっと彼の方を見ると頬を膨らましている。
あれ、、?いじりすぎたか?
『、、、ぷっ』
『びっくりしましたか?』
君はふふっと笑いドッキリですよ~と、言ってきた。
『はぁーびっくりしたぁー』
すると、彼はふっ、と笑いにこにこしながらこっちを見てきた。
ぁ、知ってる、この顔は馬鹿にされる時の笑いだ。
『意外と単純なんですね』
あまりにも笑って涙でている君は涙を拭いながら『ごめんなさいw』 と言ってきた。
それを言ってから心配そうに、ちらちらと僕の方を見てくる。
意外に心配性、、?
そう思うと笑いが込み上げてきた。
『ふははははっ!そんなに心配しなくても傷ついてねぇよ』
『ふんっ、心配なんてしてません!』
そう言うと君はぷいっと後ろをむく。
あれ、やらかしたかなぁ、と思い君の方を見ると
君の耳は真っ赤になっていた。
『じゃあ、俺する事あるから、』
『はぁーい!』
そう言うと直ぐに作業に取り掛かる。
俺は、小説を書いている。
事故る前に書いていた下書きをもう1回見つめ直す。
『何してるのですか~?』
『ぁ、小説書いてんの、』
『将来小説家になりたんですか?』
『ううん、なりたいんじゃなくて、なるの、絶対、!』
『1ヶ月後にあるの、賞のやつが、、、それに出すの』
『へぇー!僕も、、昔.....書いてましたよ、、!』
変な間があったのは気の所為だろうか、、?
『そうなんだ~』
『どんな小説を書いてるんですか!?』
『それ、見せてくださいよ!』
『ぇ、いや、嫌だよ!?』
『ほら、アドバイスできるかもしれないじゃないですし!』
少し考えてからこう言った。
『小説家になるんだったら色んな人に見せるんでしょ予行練習です!』
『はぁー少しだけだぞ、、?後感想は正直に言って欲しい、、』
『はーい!』
黄side
『おまえ、意外に面白いんだな』
数分前に言われた言葉が頭を回る。
何考えてんの!?自分!?
そう思い頭をブンブンと振る。
小説かぁ、、
なにか、話したくて、でも、話せなくて咄嗟に口から出たのは
『それ見せてくださいよ!』
だった、
最初は嫌がっていた、君だったが渋々と見せてくれる。
『すごい、』
ただただその言葉しか、出てこなかった。
青ちゃんが、書いていたお話は
幽霊の子と、人間の子のお話だった。 2人は恋に落ちて、でもそれは、叶わぬ恋で... 切なくて、思わず泣けそうなラブストーリーだった。
『面白かったです!!』
幼稚園児並の感想が口から出てくる。
こういう時に~~が良いだとか、ーーを少し改善したらいいとか、 言葉が出てこればいいのだろうが
生憎様だがそんな言葉は出てこない、、
でも、そんな言葉でも喜んでくれたのが嬉しかった。
今日わかったことは、青ちゃんは小説の事になるとよく喋る!
弟が出来たようで少し微笑ましい気持ちになった。
『もう、返して』
嫌だったかな?と思い紙を見ていた目線をゆっくり上にあげる。
彼の口の端が上向きに歪んでいたのを僕は見逃さなかった。
これは、嬉しさを隠すための顔だ。
『あれれれ?ニヤついてますよかーお』
『別にニヤついてませんー!事故って頭おかしくなったんじゃない~?』
そう言ってムキになった青ちゃんは、ぶつぶつ言いながら テレビを付け始めた。
『こんばんは、ニュースをお伝えします。』
つけたのはニュースでちょうど今のお天気のお話だった。
『明日の東京都の、お天気はー?』
『晴れです!気温は18度』
『重ね着ができる温度ですよ~』
『宮崎さんありがとうございました 今日は満月も楽しめますので、良かったら見てくださいねぇ~』
しばらくの沈黙の後君がこう言った。
『外、見に行く?』
『僕、見に行くけど、、?』
午後9時59分頃にそう言われた。
『いーですねそれ!』
こんな時間にいつもなら外に出さして貰えないので 悪そうにニヤッと笑う。
『ドア、開けてもらってもいいですか?』
『あ、そっか、触れれるけど動かせないもんな。』
そう言うと君は直ぐにドアを開けてくれた。
『はい、』
少し苦笑いにそう言う。
青ちゃんがドアを開けてくれた隙に小走りで家を出る。
てか、来た時は、気にならなかったけど、家広っ!?
『はい、早く行くよ~』
『ぁ、はーい!』
そう言って家を出た。
青side
家を出る時に君が靴を履いていいか、聞いてきて やばこいつ綺麗好きかよ、と思った。
でも、靴動かせられるのか?と聞いてみたら、
『ぁ、そうだった、、』
馬鹿だ。
『まぁ、今日はいっか、』
そうぼそっと言い外に出た。
『うわぁ、本当に綺麗ですね~』
黄は目を輝かやせながらそう言う。
『ベンチ、座りなよ』
『ぇ、庭まであって、ベンチまであるんですか!?』
すごいなぁ、とブツブツ言いながら『失礼します』とベンチに、座った。
すると君がぼそっと『月って満月以外で人みたいですね。』
『ぇ、なんで?』
『ぁ、ぇ、だって、人の性格?みたいじゃないですか』
僕は少し考えてからこう言った。
『どの人も完璧は居ないって言ってるみたいだから、、?』
『そうです、おかしいですかね?』
また、僕は少し考えてからこう言った。
『でも、僕は月は人の心だとおもうなぁー』
『ぇーなんでですか?』
『だって、満月の時は心が満ちていて、新月の時は心が空っぽで...』
『そう、思わない?』
『ぁー言われてみれば思います!』
すると遠くからママの声がした。
『青~!いつまで起きてんの!?早く寝なさい!』
ぁーうるさい。
無視をしていると、黄がこっちを見てこう言った。
『いいんですか?』
『はぁー、じゃあ、もう寝るか』
『はい…』
そう言って、ちょこちょこ僕の後ろを着いてくる。
ベットに着き、ゆっくりと眠りに入った。
黄side
青ちゃんの家に来てから初めてのあさを迎えた。
同じように僕が幽霊になっての初めての朝だ。
昨日は眠れなかった。
だって、同じ布団で眠るのはダメでしょ!?
青ちゃんの小説に何を手伝えるかとか、色々考えていたら朝になっていた。
でも、不思議と眠たくはならなかった。
そう言えば眠たくもならないけど、空腹感もないな。
そのところはありがたい。
でも、寝れなくてごろごろしてると肩は凝るし、 身体中のあちこちが痛い。
カーテンの隙間から外を除く。
白いふわふわとしたものがしんしんとつもっている。
『雪だー!』
雪の嬉しさで軽く飛び跳ねる。
外では雪を踏みながら楽しそうに話をする、 小学生、中学生、高校生
それぞれが、楽しそうに登校をしていた。
しばらくしてから青ちゃんが目を覚ました。
『ん、ん゛』
『おはよ、起きてたの、、、』
『はい、おはようございます!』
『んー、』
『顔洗ってくる。』
青は眠たそうに目をゴシゴシとしている。
『ぁ、はーい!』
病院でもそうだったけど、青ちゃんの 朝は基本返事が『ん、』だ...
なんやかんや考えているとドアが開いた。
『ぁ、朝ごはん食べてきたけど良かった?』
『はいっ!どーせ食べても床に落ちるだけだと思います、、』
苦笑い気味でそう言う。
『そっか、てか、気になんないの?』
『何がですか?』
『僕が学校行ってないこと。』
やばい、素直に言う!?
君を救いに来たから知ってますって?
猫ちゃんに教えてもらいましたって!?
それ、言われたら腹立つし出ていって欲しいって言われたらどうしよう。
何とかして誤魔化さないと、
『ぇ、ぁ、僕だって今こんな状態だから学校行けないですし、、』
やばい、誤魔化せたかな、?
『しかも、あんまりそういうの気にしない派ですから!』
これは、本心。
青side
『しかも僕あんまりそういうの気にしない派ですから!』
君の顔は冷や汗かいていて、心配そうにこっちを伺ってくる。
『そーなんだ。』
誰だって秘密にしておきたい事はある、
僕だってあるもん
だから聞かないでおこう。
君はが話してくれるまで待っておこう。
『じゃあ、僕、小説書くから、』
『あの、それなんですけど.....』
『僕の事書きませんか!?』
ぇ、
ぇぇぇぇえ、!?
『...ちゃ、...ちゃん!...ろちゃん、...青ちゃん!』
ぁ、
『でも、オチは?』
『それは、青ちゃんに任せます!』
おぉ、まじか、
でも、それもありだな。
幽霊と人間のお話、楽しそーじゃん!
『いーね、それ』
『へ、?』
『分かった!書こう!』
黄side
『分かった!書こう!』
本当に採用されるとは、、びっくりした。
『でも、条件がある。』
そう言う君の顔は真剣で瞳が真っ直ぐだった。
『なっ、なんですか?』
『これは、君と僕の共同作品になる。』
『だから、君は、君の視点を書いて。』
『僕は青視点を書くから。』
『でっ、でも、!?』
言おうとしたところで口を手で塞がれる。
『君が人間になってから書くの!』
『僕はなんにも、教えて貰えてないし、 君がどうやったら人間に戻るかも知らない。』
『でも、君なら知ってるでしょ??』
『僕に言いたくないのならそれでいい。』
『約束だよ?』
『分かりました!』
『じゃあ、賞に出すのは?』
『まえ、下書き、見せたやつ。』
『あと、今日買い物行く。』
図々しいけど、僕も行きたい、、
『僕も行きたいです、、ダメですか、、?』
『ぇ、わかったよ、その代わり外ではあんまり喋んないからね!?』
『あんまりってことは少しは、話してくれるんだ、』
『はぁ、、?』
やばっ!思わず口に出てた、、
『はぁ、もう行くよ!』
『ぁ、はーい!』
猫ちゃんside
『あぁー、馬鹿だねぇ、叶うことの無い約束しちゃって』
青のいい所を知って黄は、、、 猫ちゃんが言った言葉の意味とは? 黄、青 の過去が明らかに!? なるとか、ならないとか!? お楽しみに~!!!!!!! ♡350よろしく(?) 図々しいって知ってる✰︎ 次回は長くなります! 最終回かもねヒソヒソ(;◜௰◝)( ◜௰◝ ;;)ヒソヒソ めっちゃ没、 伸びなかったらひっそりと下書きにします。 ブクマ一言ちょーだい! あとね視力右1.5で左が0.2だったw何この差!?
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フォロー失礼します
最終回たのちみ♡
ブクマ失礼します、!