コメント
48件
ぇ、すき() かなちゃんどんどんなんかストーリー進化してきてる...✨
かなー!!久しぶりー!!
続きが楽しみすぎます(( 最高すぎてハゲそうです。ってかハゲました☆((
青side
ゆったりと歩いていると君が急に話しかけてきた。
『何買うんですか?』
人が見てないか確認してこそっという。
『モバイルバッテリー』
『なんでモバイルバッテリーなんですか?』
『外のことでいい事があったらメモを取らなければならない。』
『その時に充電がなかったら最悪でしょだから買うの』
『コンセントが見当たらなくてもモバイルバッテリーだと色々使えるから』
『おぉーなるほど』
『でっ!どこ行くんですか??』
『ん?内緒』
『ぁ、今から電車乗るから』
切符販売機の前に立ち、2枚分の切符を買う。
『ぇ、お金、、』
『あぁ、いいよ』
黄side
『あぁ、いいよ』って!?
でも、今お金を返すことはできないし、、、
せめて償いで、『生き返ったら必ず返しますからっ!』といった。
2人分か、デートしてるみたい、、
『ふふっ』
『何、笑ってんの、、?』
怪物を見るような目で問いかけてくる。
『むむっ、なんですか?その目!』
『いやー?別にー?』
そういう彼を見て、楽しいな、生きてればもっとできたのかな、など考える。
ずっとせがんていたらやっと彼が教えてくれた。 楠の道を曲がった辺りに店があるらしい。
歩いている途中に公園を見かけ青ちゃんに話しかける。
『ここって、公園もあるんですね~!』
『うん、ここは、昔お父さんに連れて来てもらったことがある。』
キャッチボールとかしたんだー!と、
――嬉しそうに話している彼の顔は、少し悲しそうな顔が混ざっていた。
なんでそんな顔をしているのか聞きたかったけど、
口が開かなかった。
『ぇ、ここ、、』
綺麗なんだけど、古臭く木製の柱のいい匂いが漂っていた
『ここ、めっちゃ品揃えいいんだよ!』
『そーなんですか〜』
そういうと青ちゃんは、数分もしないうちに帰ってきた。
『はやっ!?』
『うん、買うものは決めてたからね~』
『そっか、』『はやいものなのか、』 とぶつぶつ言いながら青ちゃんについて行く。
ちらっと、みえた看板を指さして大声で言った。
『あーぁ!あの映画っ!』
僕の声にびっくりしたのか青ちゃんは大きく目を見開いた
『ん、なに、きゅーに、声出されたらびっくりするんだけど、』
『あ、あの映画見に行きたい!……です』
『えぇ、』
『だ、だって、青ちゃんも学べるかもよ??』
するとさっきまで、死にかけの真っ黒のどす黒い青の目が 少しだけ光った✰︎
『この、映画小説から映画化されたんですよ!学びましょうよ』
『まぁ、仕方がない、しょーがなく行ってあげる。』
『やった!』
『ぁ、雨』
『青ちゃん!走りましょ!』
持てない手を引く振りをして2人で走った。
青side
『はぁはぁ、』
運動していなかった体には急に走ったことがキツかったのか、息巻く。
『疲れすぎじゃないですか~?』
『誰のせいでこうなったと思ってんの!?』
悪意のない天然ぶりに腹が立つ。
『ふふっ、はやく行きましょ!』
呼吸を整えながら『わかったよ~』と、答える。
『ぇ、チケットも2枚買うんですか?』
『うん、なんか、罪悪感あるから』
お昼ということから店員さんにじろじろと顔を見られたが無視をする。
平日で雨が降ったことから客は、誰一人いなかった。
『君、座れないんじゃない?』
『あ、ほんとだ、』
『まっ、まぁ、いいですよ!座れなくても』
『はい、座りな』
椅子を押し座れるようにする。
『で、でも、』
『べつに、僕が手置きたかっただけだし』
すると君の顔は気色満面になり、『じゃ、じゃあ、失礼します』
お辞儀をして座った。
映画は、恋愛映画だった。
思わず感慨に沈んでしまうほどだった。
家に帰ると、今日の映画の話をした。
『。。の、主人公かっこよかったですよね!?』
『めっちゃかっこよかった!!!!』
『最後の終わり方はほんとに唖然だった、!』
『切なかったですね、、』
これまでに無いほど話し込んだ。
『ぁ、俺風呂入ってくる!』
『行ってらっしゃいー、!』
黄side
『行ってらっしゃいー、!』
そう言うと青ちゃんはドアを開けお風呂に入りに行った。
『こんばんは?』
―目線を下にやると猫ちゃんがいた
『わわっ、こんばんは!』
『神様に頼み事をしたの!君にご褒美をあげるためにね!』
『彼の心はだいぶん落ち着いている!本当にここまでやるとはびっくりだよ』
『ご褒美ってなんですか!?』
『物や者に30分だけ触れられる』
『これが、ご褒美』
『やった!!』
それなら、小説のお手伝いもできる!
『ありがとう猫ちゃん!』
『ほんと、感謝してよね~』
『じゃあね、今日はこれだけ』
そう言うと猫ちゃんは消えていった。
それから数分後彼が戻ってきた
『これから君が人間に戻るまで、僕の布団で寝ていいよ。』
えっ!?
『昨日、ずっと起きてたでしょ?』
『でも、青ちゃんは?』
『僕のベッドクイーンベッド、サイズ的には2人で寝れるけど狭い?』
『あ、ありがとうございます!』
嬉しさと、恥ずかしさが混ざり変な感情になる。
『じゃあ、寝よ?』
そう言って青ちゃんは首を傾げ布団に入る。
青side
あ゛ぁぁぁぁ!恥ずかしかったぁ!
きっとかれは、僕の顔が真っ赤になっていることに気づいてないだろう。
本当に、こんなの初めて!!
彼はあとから小さな声で『失礼します、』と布団に入って来た。
飛び跳ねる心臓を抑えながら、どうにか眠りにつくことが出来た。
黄side
あれから29日間たった。
いよいよ、小説の原稿の仕上げをしなくてはならない。
彼はいつもより早く起きて『ご飯食べてくる』と、ポツリと言い下へ行った。
原稿が出来たら僕が1番に見せてもらおう! などを考えながらぼーとしていたら、
女の人の怒鳴り声が耳に入った
『あんたなんか居なかったら良かったのに!!!!!!』
速歩で階段を上がる音が耳に入ってくる。
青ちゃんは勢いよくドアを開けるとベッドへダイブした。
何も音のしない、部屋に青ちゃんの嗚咽が静かに聞こえる。
こんなこと聞いてはダメだとわかってた。
でも、あの時の絶対小説家になるのと 言う言葉が頭をよぎってついつい言ってしまった。
『小説、書かなくていいんですか?』
『…るっさい、うるさい、』
気づけば彼を後ろから抱きしめていた。
自分トラウマだった言葉を話す。
『話、聞きますよ』
安心したのか僕に抱きついてきて服がほんのり濡れる。
『うっ、え、っ、』
それから数十分落ち着いたのか、 『ありがとう』だけいいベッドへ、入っていった。
『待って!』
思わず口を開いていた。
『着いてきてくれる?』
何を思っているのか、なんにも分からなかったけど、 こくりと頷いて部屋のドアを開けてくれた。
この前電車に乗った時にだいたい自分が何処にいるのかは把握していた。
彼は、余裕がなかったのか、いつも2枚買っていた切符を今日は1枚だった。
僕が行くところは決めていた。
それからゆっくり電車に揺られていて気づけば目的地に着いていた。
『はい、着いたよ』
『病院?』
もう、20分はたっているだろう、 急いで自分が眠っている病室へ青ちゃんを連れていく。
病室へ入ると自分のバックを漁る。
『これ、見てくれる?』
そう言うと僕はカバンから進路表を取り出した。
『これ、真っ白でしょ』
苦笑いで言う。
『あのね、』
ガラッとドアがあき、ドアの前にいたのは母で驚きが隠せなかった。
僕の事が見えなかった、辛い思いが蘇る。
気づけば走っていた。
廊下の角で座り込んでいると、ポンポンと肩を叩かれた。
『急に走られると困るんだけど。』
『えへへっ、ごめんね、お母さん変なこと言ってたでしょ』
『すぐ、調子に乗るからなぁ』
ぎごちない笑顔で話していたは頬が少し濡れた。
よしよしと、言わないばかりに頭を撫でて 『家に帰ろっか』と、言ってくれた。
『うんっ、っ』
そう言い家に帰った。
家に帰ると青ちゃんはすぐに小説を書くのに取り掛かった。
黄side
人生で1番夜更かししたような気がする……
今の時間はもう、夜中の3時頃だった。
すると青ちゃんがペンを置き、『終わったよ!』と声をかけてきてくれた
『良かったね!』などの話をしていると、気まづそうにこっちを見てきて
こう言った、『あのさ、病院で言おうとしてたこと、教えてくれる?』
……びっくりした。
まさかの質問だった。
心が痛くなる。
『笑わない?、』
『当たり前じゃん、』
青ちゃんを信じて、僕はずっと封印していた記憶の引き出しを開けた、
小説を書きはじめたのが、小学3年生頃だった
その時は自分には才能があると思っていた。
きっかけは簡単だった。
軽く物語をつくっていたら先生に褒められたからだ。
今思えばお世辞なのだろう、その時は心が中に舞い上がるほど嬉しかった
──覚えがある、、、
でも、そんな夢も簡単に打ち壊された
親戚が物語の賞をとったのだ、自分には才能がないんだなと初めて気づいた
みんながその子を褒めて、自分の世界が真っ暗になった気がした。
そんな中でも褒めてくれたのが、親友の赤だった
『ぇ、すごーい!』
少しだけ希望が見えて、久しぶりに褒められて、 『僕が構成とか教えてあげようか?』と、自慢げに言っていた
もちろん構成とかわかんないし、適当に知ったかぶりしていただけ
そして、小学校中学年で今日したことを物語風にするというのをしていた、
まぁ、交換日記みたいなやつ
でも、高学年になってからはページがない
赤が不登校になった。
心配して、メールも送ったが返事は
いらない、ごめん、、
などのものだった。
ちょうど僕がいじめられていた事もあり、自分もイライラしていたのだろう。
赤は僕が虐められているのを助けるのが 怖いから学校へ来ないんだと勘違いを始めた
その日はいつもより強くいじめられて、ついつい赤に当たってしまった。
僕がこんなにも辛いいじめを受けてるのに、楽しそうに家に居れていいね
次の日の朝後悔した
なんで送ったんだろう。
学校から家へ帰ったら謝りに行こう
そう決意し学校へ行った
でも心のどこかでは赤だし許してくれるだろうと思っている自分がいた。
学校へ着くとみんながざわざわとしていた、
どうやら先生が何か怒っていたらしい
詳しく友達に聞くと、赤は部活の先輩からいじめにあっていたらしい
同じ思いだったのに
──初めて自分がしたことが、どれだけ罪深いか知った。
学校に帰って、すぐに赤の家に行くと数分後に出てきてくれた
ねぇ、黄くん
その顔は元気がなくやせ細っていた。
あの、赤、
今も小説書いてる?黄くんは
書いてるよ!
許してくれたと甘い考えをしていた
いいよね、僕がこんなにも苦しんでいて死にたいと思っているのに小説なんか書けて、
僕がメールに送った言い方とわざと同じ言い方をしたのだろう。
『それから小説が嫌いになって、 ぼーっと生きたまま高校生になったって感じです』
自虐的に笑う
笑っているのに涙がとまらない、
『ごめっ、ごめんなさい。僕が悪いのに泣いたりして、』
真剣に聞いてくれていたのが逆に怖かった、 本気で青ちゃんは、小説家を目指している。 だから怒られそうだった
『どっちも、お互いの事大好きだったんだね』
以外でびっくりした。
また、嬉しくて涙がとまらない
ぼろぼろと大きな涙が床へ落ちていく。
もちろんシミになったりとかはなくただすーっと消えていく。
『きょうは、もう寝ましょっか』
『うん、話してくれてありがとう、おやすみ』
『おやすみなさい。』
初めて人に話したことで、心が満タンになっている。
でも、やっぱり少し寂しくて、心のタンクから少しずつ水が漏れているようだ
天井を見ながらそんなことを考えていると、彼の手が僕の体をすり抜ける。
…………少し思考停止して、また、頭が回る。もしかしてハグされてる!?
いつになく、抑えられない心のドキドキ、
────あぁ、分かった、僕青ちゃんに恋してるんだ。
青side
ピピピピ
いつもはかけていなかった目覚ましから音がなる。
『ふわぁぁ』
『きょーは目覚ましかけたんですか、、?』
『うん、学校行くからね』
『えっ!?』
君がびっくりしている姿を見て笑っていると
だんだん部屋中を華やかに照らしだす日の光
あぁ、本当に朝なんだなと実感させる。
初めて着る制服見て、今から学校と心に暗示かける。
『制服、似合ってますよ、、』
君の顔を除くと、まるで小学生が背負っているランドセルのように赤かった。
『ふふっ、ありがとう』
玄関から家を出ると軽快な日光を全身に浴びる。
『行ってらっしゃい!』
『何言ってんの?君も着いてきてくれるんでしょ?』
すると君は戸惑った表情をしてから、すぐに笑い
『はい!行ってきマース!』
と、誰もいない部屋に向けて言った。
それから、数分後ついに学校の前まできた。
足が竦んで怖くなる。
恐怖に心が襲われる。
少し、誰もいない隅っこの方で三角座りをして、心を落ち着けていた。
『大丈夫ですか?』
フリフリと顔を少し振る。
『今日、学校行くの初めてなんだ、』
『高校生に入ってから1回も行ってないの、』
『あ、じゃあ!いいんじゃないですか!!』
『なんで、?』
君に聞いたところで…顔に諦めの色が塗られる。
『だって、初めてと一緒でしょっ! じゃあ、転校生みたいに行けばいいじゃないですか!』
前言撤回、少し自信が着いた。
『ははっ、それもそーだね』
『でしょでしょ』
『じゃあ、、行きますか!』
近くにあったポストに小説を投函して、学校に入った。
黄side
廊下を歩く君は結構緊張していて、見てたこっちまで緊張が移ってくる。
『おおー!青来たか~!』
『ぁ、ぇ、』
そう、不安な声をあげた。
いや、あげたより、漏れたの方が合っているのかもしれない
『ぁ、そっかそっか!俺の名前まだ、知らないもんな』
『俺の名前は青木 桃!』
『みんなからは、桃先生って呼ばれてるぞー!』
『は、はぁ、』
『クラスにもう入れるか?』
『はい、』
今にも途絶えそうな細い声を振り絞っている青ちゃんが可愛く見えてきた。
青side
教室に入る1歩が怖かった。
みんなにどんな、顔をされるだろう。
恐る恐る入って行くと、紫色の髪の男の子が話しかけて来てくれた。
『ねぇねぇ!俺の事覚えてる?、』
髪を揺らしながら僕の机に手を置き話をし始めた。
『中学一緒だったんだけど』
生憎様だが何も覚えてない、
『ご、ごめんなさい、、』
『あぁー!いいよいいよ〜じゃあ、改めて初めまして!紫って言います』
『よろしくお願いします、』
『敬語じゃなくていいからね??』
『ぁ、うん!』
タイミングを見計らったのようにチャイムがなった。
黄side
ほんとにありえない!
もう、僕がこんなに話してるのに……
軽くあしらわれる!
それよりも、クラスの女の子は青ちゃんかっこいい~とか言ってるし、
君たちが見ている青ちゃんよりも僕の方がよく見てるんですよ?
ちょっと意地らしくなる。
青ちゃんの、勉強は上手くいってて、
このままだと学校に行けそうだな…!
──嬉しいな、、
6限目が終わり、家に帰る帰り道でやっと声をかけてきてくれた。
『きみ、!』
『ぁ、はい、』
『ごめんね、無視して、』
『はぁ、謝らなかったら本気で怒れるのに、なんかずるいです』
わざとらしく頬っぺたを膨らまして言う。
『ふっ、ははっ、』
『なに、笑ってるんですか~ぁ?』
『変な顔』
大声で楽しそうに笑うから僕もつられて笑った。
青side
きょうは、大事なことがある。
それは、この先の人生にも、関わることだろう。
なんて、大袈裟かな??
家に帰ろうとするいつもはなかったのに
足が誰かに掴まれているみたいだ。
もちろんほんとうに、掴まれてることはなくて、
ただの思い込みなんだけど、『うっ』吐き気までが僕の敵か。
『大丈夫ですか?』
『きょう何しようとしてるんですか?』
『教えてください。』
『そうだね、君のこと聞いたし僕も教えないと公平じゃないね』
そう言って僕は登ってばかりいた記憶の山を少し下ることにした。
今回はここまでかなっ!
次回、青の過去が分かる~!
お楽しみに~!
ごめんね最終回にならなかった😅
♡⤴︎︎︎200ÜP ↑欲張り ブクマ一言ください!