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君が忘れてしまっても

17 - 第16話 俺にとって最愛の人

♥

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2025年06月15日

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橙…

ハァハァ

桃ちゃんならもしかしてここにおると思ったから

なんでここにいるって…

だってここ俺らの思い出の場所やんか

ッ!
今…なんて…

俺らが初めて会った思い出の場所

俺やっと思い出したんよ

桃ちゃんを好きやった事とか付き合ってたこととか今までのこと全部

…どうして急に

俺なさっきこのブレスレット無くした時

もっと大事なものまで無くなる気がして

すごい怖かってん

でも見つけた瞬間不思議とモヤが全部消えて

それで桃ちゃんとの思い出がこうふわっと...

……

桃ちゃん?

グズッ(ポロポロ

桃ちゃん!?
え、ちょっ、どうしたん?

俺もずっと… グズッ

橙が俺のこと忘れて怖かった

覚悟して願ったはずなのに何度も後悔して(ヒック

うん

橙が紫くんを好きだって言った時も

仕方ないんだって何度も自分に言い聞かせてた

でもすげぇ嫌で(ポロポロ

(´ • .̫ •)_ •̥⸝⸝ )ギュッ

ごめんな。
いっぱい辛い思いさせて

もう絶対そんな思いさせへんから

...なぁ橙、俺ずっと橙のこと

ヒュー

ドカーン

ヒュー

びっくりした~

花火の音か

もうそんな時間なのか

良かった。
花火は桃ちゃんと見れて

星空は一緒に見られへんかったから

それはさ、今度2人で星空見に行こうぜ

ほんまに!?
行く!行きたい!

分かった(笑)

……なぁ橙

伝えるのが遅くなっちゃったけど

俺も橙と同じくらい。いやそれ以上に橙が好きだ

いつも元気なところとか、すぐ好きだって言っちゃうところとか全部可愛くて

もう絶対手放したくない

桃ちゃん✨

もう!それもっと早く聞きたかったんですけど( ー̀ ༥ ー́ )

ごめん

じゃあ、俺にキスしてくれたら許す

そんなんでいいのかよw

だって俺にとっての最愛の人は桃ちゃんだけやから

そっか。…なら

チュッ♡(唇に)

やっぱ桃ちゃんかっこええわ

ずっと彼氏になってほしい

その割には今回俺じゃなくて紫くんのこと好きになってたけどな

それはほんまにごめんって

でももしまた同じことがあっても今度は絶対桃ちゃんを好きになるから

いやさすがに今回みたいなのはもう勘弁してほしい...

ブー

ん?あ、紫くんからだ

なんやって?

橙と会えたか?って

『うん。会えた』っと

そういや、今日紫くんたちと祭り行ってたんじゃなかったのか?

そうやったんやけど、

桃くんの事思い出したって青たちに言ったら

早く伝えておいでって背中押してくれてん

そっか

あれ、そういえばなんで桃ちゃんここにおったん?

急用で来られないって聞いてたのに

え、あぁ

(猫神に記憶消してもらおうとしてたなんて言っちゃダメだよな)

実はちょうどさっき終わったんだ

あ、そうなんや

なら、今からでもみんなのところ行かへん?

そう、だな

よーし、じゃあさっそく戻ろー(グイッ

おいちょ、引っ張んなってw

 

 

神様

良かったな桃(コソッ

あ、橙くん

みんなさっきはごめんな

急にいなくなって

それは別にいいんですけど、大丈夫だったんですか?

うん。無事何とか

あ、桃くんも一緒だ

よっ

……

急用の方は大丈夫なんですか?

あぁ、そっちはもう大丈夫

多分…

じゃあ、どうする?

桃くんもきたことだし

まだ色々回る?

そうですね

どこいきましょうか

わちゃわちゃ

(猫神そのまま置いてきちゃったけど)

(良かったんだろうか?)

桃くん

(ピクッ

青…

(青に悪いことしちゃったな)

(告白の件先延ばしにして待たせた挙句)

(この状況は結構まずい)

青、あのさ俺やっぱり

良かったね

橙くん桃くんのこと思い出したみたいで

え、うん…

(気使わせちゃったな)

ほんとごめん。
期待せてたのにこんな…

本当はね。桃くんがここに来なかった時

嫌な予感はしてたんだ

多分告白なかったことにされたのかもって

だから2人が一緒にここへ来た時

あぁ、やっぱり僕じゃ駄目だったんだって

......

でもね、2人が一緒にいるのを見た時

なぜかしっくりきた自分がいてね

だから…っ

今度は絶対橙くんのこと、離しちゃダメだよ(ウルウル

青…

うん。ありがとう

(*´˘`*)ニヒッ

さ、いこ

おう

2人ともどうしたんですか?

あんまり離れるとはぐれちゃいますよ

桃・青

はーい

はい
今回はここまで

いつもお昼に投稿するのに今日はSTPREXPO行ってて遅くなりましたすみません

さて次回は最終話です

次回猫神が桃くんたちを助けてくれた理由が明らかに!?

最終話の後番外編も出す予定なのでそちらも良かったら読んでください

それではまた

君が忘れてしまっても

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