The Zombie Another

2階

ああああああああああああああああああああああああああああ！

1階から断末魔が聞こえた

懐中電灯で2階から1階を確認した

ノシ...ノシノシ...(歩く音)

1階には体格が大きいゾンビが1体いた

好奇心でもっと観察しようと、光でそのゾンビを照らし続けた

だが、それがいけなかった

ヴォｱアオオオｱアｱア！！！！

その叫び声は鼓膜を破りそうなくらい凄まじく大きいものだった

3階

タッタッタッタッタッタッ

2階から3階にフランク、ニコール、マイロが来た

カチッ(懐中電灯を点ける音)

1階にはこちらを見ている巨体のゾンビが1体いた

だが、知能は無いのか、エスカレーターや階段には気づいている様子はなく、ただ叫んでいるだけだった

内と外は完全に遮られている

さっきの悲鳴はオリバーに間違いない

だったら、考えられるのは...1つしかない

カチッ(懐中電灯を点ける)

その後、電気を消すと叫ばなくなり、電気を点ける反応を示すことが分かった

全員に耳栓(擬き)をつけさせた

ズ...ズ...ギィ...(家具を引き摺る音)

食料を探しにいった6人の為にも！

早く倒さなければ！

カチッ

ソファを化け物目掛けて落とした...

シューーーーー

ドォンｯ！

化け物に命中、化け物は床に倒れた

だが、また立ち上がった

その後も体力の続く限り、家具を化け物目掛けて落として命中させるのを繰り返したが...

まったく効いている様子は無かった

家具がぶつかった衝撃で体が凸凹に、さらには体液が外に流れ出ようとも

未だ生命活動は止まっていない

どこかの廃れた工場にて

工場内には2人の男性、赤ん坊を抱えた女性が1人いた

2人の男がたくさんの段ボールを工場内へと運んでいた

ドサッ(段ボールを置く音)

タッタッタッタッタッタッ

そうこうしていると、工場内に4人組が来た