テラーノベル
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その日から毎日
放課後音楽室に集まっては
お話を沢山するようになっていた
でもまだ話はぎこちなく
タメ口で話したりは出来るようになったけど
まだ上の名前で呼び合うくらいだった
言われてみれば音楽室でしか話したことがない
でも別に違和感は無かった
俺と違って大神くんは人気者だ
別に誘えば一緒に食べてくれる友達だって居るけど
大神くんと違って周りからは来てくれない
そんな俺が大神くんと食べていいのか
教室で話してもいいのか
少し戸惑ってしまう
今のりうら、なんか辛そうな顔してたな....
やっぱり、なんか辛そうな顔してる、
でも俺は気にせず音楽室を出た
ガチャ
大きいため息をついてベットにダイブする
仰向けになってぼーっと部屋を見渡したら
そこには布が掛かってるギター
箱にしまわれた鍵盤ピアノ
見るだけでしんどくなるな、
2分もしないうちにクローゼットに押し込んだ
親には無駄なお金使わせちゃったな...
申し訳ない気持ちでいっぱいだ
俺は目の前にある鞄を持って家を出た
<え~、これはこうなってこうだから....
大神くんと出会ってから変に勉強に集中出来なくなった
俺は知らない間にギターのコードを書いていた
それが書かれたルーズリーフをぐちゃぐちゃに丸めた
何を今更....ッ
その日はいつも以上に勉強に集中出来なかった
なにここ、真っ暗...
< 私ピアノ始めて2年くらいかな~、?w
< 俺ダンス最近始めたばっかだよ?
<え...8年、?
辞めて
分かってることだから
<8年もやってて...それ、?w
もう聞き飽きた
<それ、辞めた方がいいんじゃない?w
知ってる
<それなんて言うか知ってる?
知ってるから
もうやめて
おかしい
音楽を辞めて以来この夢は見なくなったはずなのに
止まらない胸の苦しさ
俺は昔やっていた恒例儀式を行った
薬指を握って目を瞑る
これをしたら何故か心が軽くなった気がしていた
時刻はまだ朝の5時だ
そろそろ母が起きてくる時刻だろう
でもまだリビング、行かなくていいかな....
俺は軽く寝癖を整えてまたベッドに入った
俺がもう一度眠りにつく前言った言葉はこれだった
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コメント
2件
うわぁぁぁぁ!!見てて謎の涙がでてきたぁ(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)続き楽しみにしてます( *´꒳`* )
