未美
むめーちゃん!
夢明
なに
奈菜
うわあいつつめたい
彗羽
奈菜も同じレベル…
奈菜
なんかいったぁ?
彗羽
ひぃっ!いえ、なにもぞんじてございません!
未美
こわぁ。
未美
…
夢明
おい
夢明
時頼ちゃんのこと…。気にしてんの?
未美
うん…。
未美
時頼ちゃんの実家が!
未美
能登になかったら!
未美
時頼ちゃんは助かっていた‼
夢明
落ち着けよ!
未美
落ち着けるわけないでしょ!
奈菜
…。
夢明
はいこれ、時頼がクラスのみんなのために残した文章。
夢明
読むな。
夢明
わたしは、家にしたじきになっています。いのちはもう、長くありません。いじめてしまった未美ちゃんには申し訳ない、改心しようと思います。でも、これだけはわすれないでください。命は尊い、一つだけのものだということと、防災に備えるということです。では、さよなら。
未美
(わたしとむめーちゃんは、時頼ちゃんの机の上に、アイビー(花言葉:不滅)を置いて、その場を離れた。)
夢明
みっちゃん…。
未美
うん。







