ティアラ
(相談したのは良いものの…、。)
ティアラ
ほんとにこれで上手くいくの?
自分は恋愛相談所の人から
やっておいてほしいことを言われた。
明日の12時に
学校裏に行って下さい。
そこに黒猫が居るはずです。
その黒猫に話しかけて下さい。
ティアラ
なんとも怪しい話だけど…
ティアラ
やるしかないよね……
ティアラ
あーあ、なんかモヤモヤする…
ゲームでもして時間潰すか…
そして2時間ほどゲームをした後、
ティアラはそのまま寝てしまった。
すずめ
ピヨピヨピヨピヨ…
ティアラ
うわあっ……!!??
ティアラ
ゲームしながら寝ちゃった…
あ、朝だ!!
ティアラ
やばい、教科書、教科書…
なんと家を出て5分くらい経った
時、いつも遅刻してばかりの
メイカと会った。
メイカ
あっ!!
ティアラ
あ!
メイカ
ティアラじゃーん、今日
なんか遅いねー
ティアラ
うん、寝坊しちゃって……
メイカ
え、そうなんだ、珍しー!
メイカ
てかこんなこと言ってる場合じゃないね、早く行かなきゃ遅刻しちゃう!
ティアラ
そうだね……!
なんだかんだで
二人はギリギリ急行の電車
に乗れた。
メイカ
はぁっ、はあっ、はぁ……
ティアラ
どうにか間に合いそうだね!
メイカ
うん、良かったぁ…
レイア
不在着信
ティアラ
あれ?メイカ、なんか電話かかってきてない?
メイカ
えぇ?うっそぉー、あれ、ほんとだ
ティアラ
え、レイア先輩から!!??
メイカ
!!!!
ティアラ
あれ、ラインも来てるよ!!?
メイカ
ほっ、、ほんとだ……
ティアラ
え!??今のラインなに
メイカ
え?き、気のせいじゃないー?
ティアラ
そ…そう…
ティアラ
「メイカちゃん
いつもの」って何……?
メイカ
っ……!
メイカ
て、てかさぁ、
メイカ
数学の課題やった?
ティアラ
あ、やば、やってない!
ティアラ
さっきのライン、
本当に何だったんだろう…?
舞
ねーねーティアラー
ティアラ
なーに?
舞
メイカって少し前からちょっと変じゃない?
ティアラ
そうだよね…さっきメイカ
レイア先輩からライン来てたんだけど…
ティアラ
なんてきてたと思う…?
舞
え……わかんない…
ティアラ
「メイカちゃーんいつもの」って
きてたの…
舞
ええっ?
ティアラ
なんか不思議だよね…
舞
不思議っていうか、
二人、付き合ってるんじゃない……!?
ティアラ
まっ、まさかぁー
舞
まぁ、だよねー、まだ証拠足りないから言い切れないけど…
ティアラ
そ……そうだよねー
眼の前が真っ暗になったような気がした。
レイア先輩がメイカちゃんと付き合ってる
かもしれない…
今日は得意科目の体育があったが、
何も考えられず、
サボってしまった。
ティアラ
12時……!
ティアラ
学校裏に急がないと……
ティアラ
はあっはあっ……、
ティアラ
!!
ティアラ
この黒猫に話しかければ良いのかな…、?
ティアラ
でも黒猫が喋るなんてことあるのかな…
ティアラ
あの、黒猫さん…
黒猫
何だ?
ティアラ
ええっ!!?
黒猫
私が黒猫だ
黒猫
お前は恋愛相談所に
相談した者か?
ティアラ
は、はい…!
黒猫
そうか。
黒猫
私は先程も言っ通り、
黒猫だ。まだ少しだけだが、
魔法を使うことが可能だ。
ティアラ
まっ…、魔法って…?
黒猫
そうだな、
人の心を操る魔法、
未来を予測する魔法、
人の心を読み取る魔法、
などだな
ティアラ
えっ…、!すごい!!
黒猫
ふふ、そうだろう
黒猫
ところでお前は…
「レイア先輩」というものが
好きなんだな?
黒猫
それも片思い。
ティアラ
そうです!!
黒猫
「レイア先輩」と両思いになりたいのか?
ティアラ
は…恥ずかしいけど
そういうことになります…!
黒猫
正直でよろしい。
黒猫
この黒猫の名にかけて、必ず両思いにしてみせる