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生きるの疲れちゃったかもしれない話
その日は1限目から単元テストがあった
朝から友達と「やだね」って話してた、午後にはもう1つ単元テストがあったのもある
そのテストは自己採点だったのだけれど、それぐらいの時に腹痛に襲われた
闇
闇
そんなことをぐるぐる考えながら、解答用紙の下の方にあるおまけの問題を眺めて、少し腹痛が引いたらやる
こんなことやってた
回収の時になって、感覚的にぐるぐるしてたから少し雑に友達に自分の回答用紙を渡した
その時に口の中に何か来た
最初は出てこなかったんだけど、もう1回少し勢いがついてきて吐いた
自分でも信じられなかった
前の日はいつもよりちょっと早めに寝たくらいだったし、食生活も半月ほど前から細くなってたままだった
朝食べすぎた訳でも無く、朝体調が悪かった訳でもない
異変と言えたのはその前の酷い腹痛だけだった
その瞬間、声を出すのが怖かった
前の席の友達に助けを求める目を向けるしかできなかった
その友達は気づいて先生に声をかけてくれた
その後は少しトイレで制服と自分の口周りを吹いた
一体何がダメにしたんだろう
思いつくことはストレスと腹痛、その中で思い当たるとなればやっぱり腹痛だった
でも自分の中でぐるぐると、無知な自分に聞くみたいなことを考えてた
拭くのに結構時間がかかり、10分弱かかってようやく教室に戻った
戻ってくると用語教論の先生と担任の先生が嘔吐物を片付けてくれてた
嘔吐物って言っても、感覚的にはほぼ液体なんだけどね
その瞬間に耐え切れなくなって泣いてしまった
その後教室で何があったかはもう知らない
教室を出る足で担任の先生と保健室に向かって、そのまま迎えと荷物を待った
通常だったら2限目の途中ぐらいの時間で帰った
迎えが来れば、もう体調は良くなってた
お昼の時間を除いて、ずっとベッドでこそこそスマホ見てたけど全然元気だった
なんで自分が吐いたか分からない
でもね、みんなに伝えようとしてたんだ
人ってみんな限度があるの
人って限度を悟らせまいとすること意外と多いから、結構そばに無理してる人たくさんいると思うんだ
支えてあげてね
いつもその人にされてるみたいにでも、そうじゃなくても
その人が壊れちゃう前に救ってあげてね