bouquet.
ぶーけです!
bouquet.
発音て
最後の「け」
上がるんですね
bouquet.
「男の娘な君」
第3話です!
bouquet.
ピピピ…
桃
桃
今日は土曜日
りうらと出かける日だ
桃
桃
桃
(ガララッ
ひらっ
桃
クローゼットを開けた途端 淡い桃色のワンピースが 目に入った
桃
していって
みても…いい?
りうらは女装に理解があって 認めてくれてるし…
桃
赤
赤
来すぎたかな…
ないくんとは 9:00に集合しようと決めたのだが
赤
赤
楽しみすぎて早く 起きてしまい 遅刻したらいけないと 思った俺は かなり早めに家を出た
赤
来ないと思うし…
赤
潰そうかn
桃
赤
赤
赤
少し離れたところから 桃色のワンピースを着た 可愛らしい女の子が 走ってくる
桃
赤
赤
その子が近づいてくるにつれて 段々見覚えのある顔だと 思い始めた
桃
桃
赤
桃
そうだよ!?
赤
赤
女の子かと…
桃
桃
桃
赤
赤
赤
桃
かあ〜/////
赤
赤
桃
桃
否定しないで
いてくれた…//)
赤
桃
赤
赤
何見よっか?
桃
赤
ざわ…
モブ
あのピンク髪の子
超かわいい…
モブ
めっちゃ可愛い子いる
モブ
赤
女装してるないくんは 本当に可愛いけど いざ多くの人の目に触れると こんなに周りがざわつくんだなと 少しびっくりした
桃
赤
しかしこの多くの視線に 本人は全く気づいていないので 面白かった
赤
あそこのお店見たいかも
桃
桃
りうら好きそう笑
赤
桃
俺もそろそろ
秋物欲しいな
赤
赤
色の服もたくさん
置いてるね
赤
いいなぁ
桃
桃
赤
デザインめっちゃ好き!
桃
赤
赤
赤
桃
合いそう!
形もおしゃれだね
桃
試着してみよ
赤
……え、でも
桃
赤
女の子の姿だけど…
試着室、平気?
赤
俺隠すよ?💦
桃
桃
今は敢えてメンズ
買う女の子も結構いるし!
赤
赤
※試着室
(隣から)
赤
着れた〜?
桃
着れた〜!
赤
見せ合いっこしよ!
桃
せーのっ!
シャッ!
赤
桃
りうら似合ってる
その服!
赤
赤
桃
桃
赤
まさか
男の子バージョンの
ないくんが出てくると
思わなくて…
カーテンを開ける音と共に 出てきたのは髪の短い いつものないくんだった
桃
そうだよね(にこっ)
赤
そして試着している服が あまりにも似合いすぎてて いつもの倍かっこよかった
まったく想像していなかった事態に すぐついていけるはずもなく ないくんを直視出来なかった
赤
え、っとっ…//
赤
めっ、めちゃくちゃ
似合ってる…///
桃
赤
かっこいい、よ…//
桃
桃
桃
女装してる時でも
メンズ服見たくなること
結構あるからさ!
桃
ウィッグ外して
実際着る時と同じ姿に
するとか
桃
赤
かぁぁぁ…///
桃
どうしたの?
大丈夫?💦
赤
赤
買おっかな!
桃
赤
シャッ!
桃
桃
桃
ドキドキするよぉぉ
も〜〜っ!!///)
桃
桃
赤
桃
俺が試着室から 出てきた頃にはもう りうらはいつもの感じに 戻っていた
桃
桃
桃
赤
てくてく…
赤
いいの買えてよかった〜
桃
きゅるるる〜ぐぅ〜(腹)
桃
赤
桃
……き、聞こえた…?
赤
赤
桃
赤
桃
桃
赤
すすす…(近寄る)
ぴとっ…こてん (くっついて肩に頭乗せる)
赤
桃
桃
赤
赤
行こっか…?
桃
ぱや〜っ(笑顔)
赤
桃
赤
赤
ちょっとトイレ
行ってきていい?
桃
赤
たっ…
赤
可愛すぎんか???
赤
こないだ遊びに誘ってくれた時も さっき試着姿を見た時も
一旦取り乱すものの 気まずい空気を作るまいと 出来るだけ早く 平然を装うようにしてる
けどいつだって 心臓はドキドキしっぱなしで
赤
色んなことが起こる度 叶う度 想いが膨らんで
その感情をぶつけてしまって 困らせないよう 嫌われないよう こうやって1人になるまで 想いを閉じ込めるのが精一杯だった
赤
はぁーー…///
赤
好き…//
赤
赤
だけど、 こんなことを思いながらも
赤
桃
桃
97点だってさ!!
赤
やった!
桃
赤
デュエット!
桃
いいけど笑笑
赤
桃
でっかあの魚…!
赤
めっちゃ
色綺麗じゃない?
桃
桃
見に行こ!!
ぎゅっ(手)
赤
桃
赤
桃
赤
お土産買おうね、って
思ってさ
桃
桃
赤
桃
ここのヘアアクセ…✨️
赤
ビーズきらきら
桃
赤
桃
赤
桃
ありがとう…//
赤
桃
やっぱ苺しか勝たん…!
赤
赤
桃
ぱくっ
赤
赤
ないくん今ので
ほっぺにめっちゃ
クリームついた〜笑
桃
嘘っ!!
赤
すり…(ほっぺ)
桃
桃
赤
赤
照れないで
移るから…!///
桃
こんな感じで 俺らはしょっちゅう 2人で出かけるようになっていた
…だから
桃
赤
桃
桃
ぴとっ(くっついて歩き出す)
赤
ーー!〜〜笑
桃
気づかないうちに ないくんとの距離は すごく近くなっていた
少し、“友達の距離”の レベルを超えてしまうぐらいに
モブ
もしかしたら りうらのないくんに対する好意が 無意識のうちに そうさせたのかもしれないけど
モブ
「ね〜あの2人さ〜……」 「そういえばこの間2人で……」
周りはその距離の違和感を 放っておかなかった
……その結果
赤
桃
桃
「やっば…朝から」
桃
桃
「やっぱ付き合ってんじゃないの?」
桃
「w…男同士で?」 「キッツ…www」
桃
桃
だよね…?)
桃
(振りかけていた
手を降ろす)
桃
桃
桃
赤
ないくん……だったよな
てか…全部聞こえてるぞお前ら
赤
人の噂も七十五日… ちょっと時間が経てば 周りも色々言わなくなるだろう、 人気者だし、ないくんも そこまで周りに 振り回されないだろう…
そう思いつつ 最悪の展開を想像して どうも落ち着けなかった
ひそひそ…
赤
桃
気にするな気にするなと思っても どうしてもさっきの 言葉が頭から離れない
…非難の目が向けられたのは 俺だけではなかった
桃
明らかにりうらも悪く言われている
桃
だとしたら
だとしたら俺が確実に悪い
りうらの優しさに甘えて 自分をさらけ出し過ぎた
誰にも女装趣味が バレていなかった頃の 注意力、警戒心が 足りていなかった 気が緩んでいた
桃
最近少し疑い始めている りうらが好きだという気持ち
こんなことが起こるのが この気持ちがはっきりする前で 本当によかったと思う
桃
りうらと過ごす時間は 信じられないほど 今までの人生で 一番楽しくて煌めいていたから
桃
もう一緒にいられないなんて つらくて嫌で仕方なかったけど
それでも大切な彼が 悪く言われるのは 傷つくのは もっと嫌だから
桃
(ゴシッ)
桃
桃
桃
りうらのことを
悪く言わせない
たったったったっ…
赤
どこにいるんだろ…
赤
ちゃんとりうらが
守らなきゃ…
赤
しないよね……?
赤
たったったった……
桃
桃
桃
桃
桃
するからね…
bouquet.
謝らせてください
bouquet.
出来ていなくて
ごめんなさい!
bouquet.
思っています…
bouquet.
思い通りにあげられる
わけでもなく…
bouquet.
フォローしてくださっている
方々には感謝しかないです
ありがとうございます…!
bouquet.
読みやすくて
楽しんでもらえるような
ストーリーを
書いていきたいと思います…
bouquet.
おつぶーけでした*.+゚