テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#ギャグ
ガイコツ番付
119
21
211
お父さんはカメラマンだ。
だから、スゴく大きなカメラを持っている。
運動会の時はそのカメラで僕らを撮ってくれる。
それがめちゃくちゃよく写っているんだ。
五年生の時だった。
運動会が終わったあと、皆に配るようにとお父さんが写真をくれた。
誰か
教室で写真を見ているとき、誰かが大声をあげた。
友達の写っている写真の隅っこに、半透明の顔がうかんでいた。
ぼやけていて、誰なのか分からない小さな顔がこちらをむいている。
同じような写真は、他にもいっぱいあった。
顔だけではなく、腰から上がはいっていることもあった。
右手に何かを持っているみたいだった。
そいつは、写真の中の友達を睨みつけていた。
教室で大騒ぎになって、先生がやって来た。
先生の顔が青くなった。
先生
没収されてしまった。
家に帰ってお父さんに相談した。
お父さんは言った。
お父さん
お父さん
お父さん
お父さんがバッグからカメラを取り出した。
でも、ゴミはついていなかった。
僕も覗きこんだ。
レンズのむこう側から、小さな白い顔がのぞいていた。
僕
ビックリしてお父さんに飛びついた。
お父さん
お父さんには見えないようだった。
翌週から、クラスメートが事故にあったり、死んだりした。
それは、あの写真で〈睨まれていた〉人ばかりだった。
また、お父さんに相談したけど、笑うだけだった。
そして、仕事に出かけていった。
今日は殺人現場の撮影だといって。