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カン、カン、カン…… 私は今、踏切の前にいる、こんな、惨めなな人生を終わらすため 最低な人々を困らせるため そう、ここで私は人生ノ幕を閉ようとした 最低は人々を困らすため 少しでも反省させるため こんな惨めな人生を終わらすため それじゃあ、今から死ぬまでの出来事を思い出そうか……
未来
一花
真紀子
櫻子
そう、全ては今、ここで、高笑っている女、櫻子こそがいじめのリーダー、私は今までなんでも1番だった櫻子を抜かしてしまった、だから、今こうしていじめられているわけだ このことが家族に相談できればよかった 相談したかった 誰かに言いたかった なのに 私の身の回りには…味方など存在しなかったのだ
お母さん
お母さん
未来
私の体は醜いほどにあざや怪我だらけだった 何度も助けを求めようとした そう、何度も何度も……
警察官
警察官
未来
未来
未来
警察官
私は泣きながら、自分がお気に入りだった、公園へ逃げた そう、逃げたんだ 逃げようとした しかし、それは自分をもっと苦しめることになった
警察官
警察官
お母さん
警察官が帰ればすぐさま私を痛みつける そう、怒りに任せて私の体を殴り続けた でも、私には、中一の頃だったであろうか 私には親友がいた その子はいじめから守ってくれた、1年生を 終えると共に、どこかへ引っ越してしまった
陸斗
未来
そう、引っ越してしまってもいじめが起こることは無かった 私が櫻子を抜かすまでは…… もう、生きるのが辛い、死にたい だからこうして今踏切の前にいる…… あ、電車が来た… そう、これで楽に……
陸斗
未来
未来
陸斗
未来
陸斗
陸斗
未来
陸斗
陸斗
私は陸斗に泣いて抱きついた それから、私は陸斗と陸斗の両親一緒に 暮らすことになった とっても幸せな日々 幸せの感じられたのはあの日以来 幸せの涙が溢れてきた 学校でもいじめはなくなった 陸斗が守ってくれている 陸斗がずっと友達でいてくれる そんなある日……
陸斗
未来
陸斗
陸斗
陸斗
未来
未来
本当の嬉しさが込み上げてきた いじめを乗りこえた いや、乗り越えさせてくれた 辛い思いを一緒に感じてくれた この人と、ずっとずっと永遠に 恋を紡上げていこう ずっとずっと幸せでいよう 私たちが枯葉のように朽ちていくまで…… 終わり