テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
234
#冴潔
蒼猫
5,060
多 動 症 .
3,839
ヘボい高校サッカーがあった
FW、MF、DF、GK
どれをとっても幼稚園レベルのクソな試合
日本の宝とか言われてる奴が出てるからという理由で見た映像
日本のサッカーは衰退していくと感じた試合だった
そこで目にした青みがかった黒髪
いい目と脳を持っているのに、勿体ないと感じた
日本サッカーらしい戦い方しかできない下手くそ
そんなヘボいサッカーの記憶は、俺の脳ではほぼ消し炭になっていた
潔 世一
あのヘボいサッカーをしていた男の名前を初めて知った
あの映像から、このU-20戦まではどれぐらいの時間だろうか
大して時間は経っていないだろう
それなのに潔世一はこれだけの成長を成し遂げて魅せた
あの映像の事を思い出せたのはほぼ奇跡と言ってもいいだろう。
いや、俺が思い出せたということは、
その映像がまだ記憶に新しいうちに
進化した潔世一を見ることができたからという理由でもある。
まだまだ甘いが、
この速度で成長すれば日本がW杯優勝も夢ではないかもしれない。
それにブルーロックの奴らは潔世一に呼応して、
さらに強くなっていくだろう。
現に潔世一は糸師凛という天才の本能を呼び起こした。
きっとこれから彼奴に感化されるものも多く出てくるはずだ。
試合が終わって
荷物をまとめて帰ろうと歩いている時に偶然
潔世一と会った。
冴
潔
冴
潔
潔
正直、よく学校の名前がこの時出てきたなと思う。
潔世一の事を思い出した瞬間に一緒に思い出したにしろ
この時の俺は冴えていた。
冴
冴
潔
潔
冴
冴
潔
冴
潔世一が呆気に取られている間に
連絡先をメモに殴り書いて、 ちぎって投げ渡す
潔
潔
潔世一は俺と俺の投げた紙を交互に見つめては、
開いた口が塞がらないみたいな表情をしていた。
冴
冴
冴
そのまま歩きだし、振り返らずに手をひらりと振る。
──連絡先を渡したのはただの気まぐれだ
特に深い意味はなかった
ただ
潔世一になら連絡先を渡してもいい
と思っている俺は確かに居た
それは事実だ
だけど偶然合わなければ渡すこともなかっただろうし
少し機嫌が良かったから渡しただけに過ぎない
本当にただの気まぐれだけだったのだ。