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流星side
僕が過去から戻ってきたら... 大ちゃんの写真から僕だけが消えていた。
僕がトイレに閉じ込められてた裏で 絶対に何かが起きている。
僕はまた忘れ物をしてきちゃったんだ... もう一度...戻らないと。
手元を見ると、残りのクッキーはあと一つ。
ここで使うと、もう過去には戻れない。
もう、こうするしかない。
流星
丈
流星
丈
そう言って丈くん僕に一つクッキーを渡してくれた。 また僕は席を外して、さっきの個室へと向かう。 ティッシュに包んだクッキー。今度こそ...
そう思って口へ運ぼうとすると
ガッ...
誰かが力強く僕の腕を掴む。
道枝
みっちーが僕の腕を掴んできた。 振り解こうとしてもビクともしない。
そこで僕は確信をついた。
流星
流星
道枝
道枝
分かってる...。
僕を大事に思ってる人が沢山いることも。
でも...でも! 大ちゃんじゃなきゃ...ダメなんよ。
10年以上一緒にいて... もうこんな大好きな人に二度と会えへん。
そんな人が...別の人に取られるなんて...
流星
僕は思い切り腕を振り切り、みっちーの手を振り払う。その隙に...
ポルボロン...ポルボロン...ポルボロン...
花火大会の後の日... 大ちゃんが僕を避けるようになった日に
僕を戻してください。