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青くん修行するか!?(して欲しい願望☆)
更新ありがとうございます! 水くんと青くんが魚取りで競い合いっこしてるの可愛すぎました! 灰色であまりよく思っていなかった青くんが「灰色でもいいかも」と 思っているところや、真っ白な雪景色を見て「綺麗だ」と言っている ところがめちゃくちゃ良かったです!✨ このパーティーが魔王討伐するのかめちゃくちゃ楽しみです! 続き待ってます!頑張って下さい!(๑•̀ㅂ•́)و✧
き、昨日2つ出すって言ってた人誰ですか....??←あなたです
遅れてごめんなさい🙇
2023/12/30投稿
第38話
「野宿の約2週間」
ゆらゆら揺られる感覚。 遠くから聞こえる笑い声につられて、意識が夢の底から這い上がってきた。
青
赤
桃
どうやら俺はこの2人に揺さぶられていたらしい。
赤
青
座りながら寝ていたので体が硬い。 腕を上げて伸びをしようとしたけれど、なんだか腕も重くてよく上がらない。
自分にかかっている毛布。 寝た時は隣の人と重ね合わせて2枚だったのが、4...5....何枚だ?これ。
赤
バサッ
青
桃
桃
重かった原因はそれか、と納得する。 りうらに手を引っ張られ、半強制的に立たされる。
赤
桃
青
水
黄
紫
青
騒がしい1日の始まりだ。
紫
と言いながら走って先頭に立つ初兎。 矛盾。そして元気がすごい。
青
紫
紫
水
紫
紫
桃
「多く休める」という言葉に反応するないこ。心做しか足を進める速度が早くなっている気がする。...現金な奴。
モンスター
水
青
猿型のモンスターだ。ちょうどほとけに飛びかかろうとしている。 念の為持っていた杖を構える。
青
モンスター
水
水
赤
黄
桃
桃
青
猿型のモンスターをつっつてみる。 ファイアアローで完全に死んでいるが、これは食べ物にならないのだろうか。
青
初兎に聞いてみた。
紫
赤
青
そういや黒魔の寮で魔力吐きそうなくらい(というか吐いてた)摂取させられていたな。慣れてない人が食べると魔力酔いで野宿どころじゃないのかもしれない。
そう思えば人間に魔力大量に含んだ飯を食べさせていたあの寮はずいぶん恐ろしいところだ。
同期達は昔からそこで過ごしていたから何ともなさそうに食べていたな。
青
そういえば俺、灰色なんだっけ。
紫
黄
赤
桃
赤
水
こいつらと居ると忘れてたな。
青
灰色も悪くない。 少しはそう思えているかもしれない。
紫
水
ほとけが勢いで手をつっこんで、冷たさにびっくりして後ろに転ける。 すんごいどんくさいな。知ってるけど。
水
青
水
水面を指さして、冷たさに引きつる顔で提案してくる。 その顔見てそこに手をつっこむ奴が居るだろうか。
青
水
青
ほとけがもう一度水にずぼっと手をつっこんだ。こいつもう末期だろうか。
水
青
青
冷たいったらありゃしない。 ほとけは濡れた手をぴっとはじいて水の雫を飛ばしてきたが、こっちはもう手ですくってもろにかけてやる。
青
水
水
青
赤
黄
桃
紫
青
水
こんなにたくさんの水、汲んだはいいけど運べるのだろうか。 とてつもなく重いが。
しかも運んでるの俺とほとけだけな気がする。他のメンバーは「すぐ戻る〜」とか言ってここから離れていってしまった。
青
水
水
青
紫
黄
桃
赤
青
紫
こっち2人で向こう4人っておかしくない?りうらはまだしも、力仕事の水汲みを魔法使いに任せて力ありそうな武道家やら剣士やら全部向こうに行くんかい。
桃
桃
青
だからこんなに水.....()
赤
黄
紫
桃
桃
アニキと初兎とりうらが鍋をグツグツしている間に、せっかくなのでということでないこ、ほとけと魚取りに挑戦している。
注意して欲しいのは"魚釣り"じゃなくて "魚取り"なところ。 釣り竿なんて無かったので仕方がない。
桃
水
青
みんなで裸足になってズボンをまくって入っているが、足の感覚が無くなってきた。ないこはなぜか平気そう。
というか俺とほとけはもう掴み取り状態なんだよな...ほぼ不可能やでこれ。
水
水
ほとけの手の中で暴れている魚。 顔に水が飛んでくるのもお互いなしに嬉しそうな声を上げている。
水
青
なんか燃えてきた気がする。
青
結果 全部で24匹
黄
桃
水
青
我ながら無駄な意地を張ってしまった。 これだけ動くとさすがにもう暑い。 マントも脱いでしまったくらいだ。
赤
黄
黄
紫
赤
桃
水
鍋を囲んでぐつぐつなっているスープを見つめるメンバーを横目に、水筒の中の水を飲み干す。
青
次いつ水があるか分からないしな。 寒いからそんなにごくごくらいかないので、そんなに大きくない水筒でも意外ともつ。
〈 ガサガサッ
青
進んできた方向からなにか物音がする。 振り向いてみると、そこにはモンスターでも動物でもなく、人間がいた。
他のパーティーのメンバー
青
目が合って嫌そうな顔をされる。 別に何もしてない。水筒に水を汲んでいただけのはず。
他のパーティーのメンバー
〈 ガサガサッ
帰ってった。
なんでだろ....別にスカイがここの水を独占しているわけではない。普通に使えばいいのに。 そんな対立するような関係じゃないし。
なんか感じ悪いな.....
ゴボッ(水筒
青
水が入り切った水筒が手の中からすり抜けて下に沈んでいく。
青
青
うわー...やってしまったぁぁ.....
紫
いただきます
赤
水
黄
紫
みんなで火を囲んで晩ごはんを食べる。 今日は本当に一日中一緒に居たと思うと、少し不思議な気がする。
ほぼ歩いていたけど、話は尽きなかったな。
それにしても今日みたいな一日を約2週間....最初のうちは楽しいかもしれないが、1週間を切ったあたりから辛くなってきそうだ。
初兎はなんか意外とタフ(野宿において)っぽいが、ほとけとかりうらは慣れてないだろうし、精神的に疲れてきそう。
もちろん俺も。というか1番か2番かくらいに疲れが見えるような気がする。
そう考えると体力も温存していかないと...でもどうやって?
黄
赤
青
桃
紫
初兎がスープを飲んでいた俺の口に木に刺して焼いた魚をつっこんでくる。
青
危険危険。だってそれ木だぞ。 喉の奥に刺さったらどうすんだよ。
水
紫
青
青
自分で取った魚。 今まで料理されている魚しか見てこなかったけど、取るところから調理するところまで見ると不思議な感じがする。
生きてたのにな。 死んでるんだよな、これ。
青
紫
桃
青
赤
黄
水
紫
水
青
赤
黄
桃
水
赤
紫
赤
黄
赤
青
赤
桃
水
紫
水
桃
黄
青
赤
青
黄
桃
紫
紫
青
黄
水
赤
桃
紫
赤 水、青 桃、紫 黄ペア
紫
黄
赤
水
赤
青
桃
青
桃
桃
青
交代
赤
水
紫
黄
青
桃
カント森に入ってから12日目。 入った時よりもぐっと寒くなり、2日前くらいから雪がちらついてきた。
水
黄
桃
青
桃
赤
青
初兎が先頭を走って進む。 しばらくすると止まって、動かないと思ったらくるっと振り返ってきた。
紫
紫
青
目に映るもの全部白。 そこは見たことがないくらい白で埋め尽くされていて、まるで別世界のようだった。
黒の自分が浮くくらい、白い世界。
でも__
青
まぎれもなく、綺麗だ。
桃
青
黄
白で埋めつくされた景色をしばらく進むと、これまた白に埋め尽くされた村があった。
初兎が「ここの村からの依頼らしいからここに泊まらせてもらって指示待と」と言ったので、とりあえず宿をとったのが今の状況だ。
大人組の子供組で分かれてみた。 ちょっと向こうが心配だが、迷惑なほど騒ぐ事はしないだろう。
桃
ベッドに寝っ転がったまま伸びをして、ぱっと起き上がって聞いてきた。
黄
青
桃
青
黄
桃
青
桃
桃
黄
青
桃
桃
青
桃
黄
桃
桃
桃
魔王討伐....このパーティーで? 正直全然いける気がしない。 まず勇者パーティーでもないのに。魔王討伐を目標にするのは勇者パーティーだ。
そもそも魔王討伐を果たした勇者パーティーは最強のメンバーが集まった最強のパーティーだと聞いたことがある。 このパーティーが最強かと言われると_
青
桃
桃
黄
青
桃
青
青
続け