星達の短いお話

"あの日君と交した約束"

翠様、お誕生日おめでとうございます！

ささやかながら、私からのプレゼントとして、短編集で短いお話を書いてみます

それでは、少し注意喚起をしてから始めましょうか！

注意 ･この物語はご本人様との関係は全くありません ･BL要素含むかもです ･それでもいい方はどうぞ、最後までお願いします

それでは、"あの日君と交した約束" すたーと！

今年は皆でお花見行こうなんて、ゆうくんは意地悪だ。

桜が咲きみだれる時に、ゆうくんの命は散っちゃうんだから。

あぁ…幸せだなぁ…

まだ、まだ生きたいよ。逝きたくないよ。

"余命宣告"なんてされたくなかった。

あの日も、桜が綺麗に咲いてたなぁ…

"1年です"

暫く呆然として、出てきた言葉はこれだけ。

色んな感情でぐちゃぐちゃになってたのに、思ったより冷静だったなぁ…

でも、その後

家に帰って、1人になった途端

涙が溢れ出して来て

何度も

何度も

何度も

神様を恨んでは、なんでゆうさんなのって

まだ皆と生きたいって、まだドームに立ててないとか

色んなことを考えて、泣いて、泣いて

どんだけ泣いても、涙は枯れなくて。

泣いて、泣いて、気づいたら入院してた

れるちも、こえくんも、こったんも、くにおも。

皆泣いてくれてたなぁ。

でも、泣いてたのは最初だけで

みんな、元気よく、笑顔で

何回も

何回も

ゆうさんを励ますように、お見舞いに来てくれて。

嬉しかったなぁ。

でも、そんな日々ももうおしまいかぁ…

ごめんねれるち。お花見行けないかも

ゆうさんの体、どんどん弱くなってるみたい。

ほら、今だって

息ができなくて、苦しいんだぁ…

ｶﾞﾀｯﾊﾞﾝｯ！！

ﾋﾟｰｯ

無機質な機械音が病室に響く。

ゆうくんの命が散ってしまった合図だ。

ねぇ、ゆうくん。桜が咲いたよ。

ちゃんとゆうくんも連れて来たよ。

お空から見えてるかな？

拝啓、ゆうくんへ。

僕/れる/俺達は着実に前に進んでいます。

だから、あのお花見のように、たまには顔見せてね。

あの日、君と交した約束Fin＿＿＿＿

タップお疲れ様でした〜！

すんごい長く…すみません…

改めて、緑様、お誕生日おめでとうございます！

この全世界を、貴方色1色に染めてくださいね