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ケダモノ男子に囲まれて。

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ケダモノ男子に囲まれて。

8 - ケダモノ男子に囲まれて。(8)

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2018年12月28日

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そして放課後

雫のお見舞いへ向かった

樋口 志乃

すみません、

樋口 志乃

成宮 雫さんのお見舞いに…

ナースさん

あ〜、成宮さんですね!

ナースさん

2階の、206号室にいらっしゃいます。

樋口 志乃

わかりました!

樋口 志乃

ありがとうございます!

ナースさん

…あ、ですが…

樋口 志乃

はい?

ナースさん

…いえ、ごゆっくり。

樋口 志乃

は、はい…。

葉隠 哲

…どこって?

樋口 志乃

2階の206号室だって〜っ!

葉隠 哲

おっし、じゃあ行こ!

天堂 翔

…うん

葉隠 哲

…どうした?気分悪い?

天堂 翔

?いや、別に。

葉隠 哲

…そ。

ガラガラッ

樋口 志乃

し〜ずくっ!!!

樋口 志乃

見舞いに来てやったぞ〜っ!

成宮 雫

あっ、志乃っ!!

葉隠 哲

もう、怪我は大丈夫か?

成宮 雫

うんっ!

成宮 雫

一週間後には退院できそう!

天堂 翔

雫…あのさ…

天堂 翔

ごめんな?巻き込んで…

成宮 雫

えっと…その…

天堂 翔

いや、あの時さ…

天堂 翔

思い出したくないだろうけど。

成宮 雫

いや…ごめんなさい。

成宮 雫

その…

成宮 雫

初めまして…ですよね?

ドクンッ

天堂 翔

え?

初めまして…?

成宮 雫

ごめんなさいっ、その…

成宮 雫

私のお友達…ですか?

天堂 翔

えっ…

樋口 志乃

何言ってんの!雫!

樋口 志乃

翔だよ?!天堂 翔!!

成宮 雫

…えっ?

葉隠 哲

雫。思い出せないのか…?

成宮 雫

…っ

成宮 雫

ごめんなさい…

成宮 雫

思い出せない…

うそだろ…

こんなにも神様は意地悪なのか。

樋口 志乃

そんな…

樋口 志乃

だって、雫は…っ

樋口 志乃

翔のこと…っ!!

天堂 翔

………ごめん。

天堂 翔

俺帰るわ。

葉隠 哲

は?…っ、ちょ、翔!!

天堂 翔

じゃあ、成宮さん。

天堂 翔

ごめんね、急に押しかけて。

成宮 雫

…っごめんなさい…

天堂 翔

謝らないで…?

天堂 翔

お大事に。

葉隠 哲

…翔…

葉隠 哲

…雫、志乃、ごめん。

葉隠 哲

俺も帰るわ。

樋口 志乃

えっ?ちょ…

葉隠 哲

お大事に!雫!

成宮 雫

う、うんっ!!

葉隠 哲

翔…

葉隠 哲

翔…大丈夫か?

天堂 翔

…っ…!

葉隠 哲

…大丈夫。すぐ思い出す。

葉隠 哲

雫がお前のこと忘れるわけないだろ?

天堂 翔

…でも…俺の事…っ

ナースさん

すいません…

ナースさん

先程、成宮さんのお見舞いに来られたお方ですよね…?

葉隠 哲

は、はい。

ナースさん

成宮さんの症状について、

ナースさん

少し、お伝えしてもよろしいでしょうか?

葉隠 哲

症状…

天堂 翔

…教えてください。

天堂 翔

お願いします。

ナースさん

実は…

それからナースさんには、

雫が今抱える症状について教えて貰った。

今の雫は、強い衝撃によって

ある一定の記憶が抜けているのだという。

それも…

3ヶ月ほど前。

つまり、 俺が転校する前の記憶で止まっている。

何かきっかけがあれば、

記憶は戻る可能性があるというのだが、

今のところその見込みは少ないのだという。

天堂 翔

そうだったんですか…

ナースさん

天堂さんには…大変お辛い思いをさせてしまいますが…

天堂 翔

…いえ。

天堂 翔

大丈夫です…

ナースさん

…では、失礼致します。

葉隠 哲

雫、一時的だってな!

葉隠 哲

すぐ、思い出すよ!

天堂 翔

…哲。ごめん、俺

天堂 翔

もう学校行かねーわ。

葉隠 哲

…は?何言ってんの?

天堂 翔

もう、行かねー。

葉隠 哲

急にどうしたんだよ…

葉隠 哲

雫なら大丈夫だって…

天堂 翔

お前には関係ねーだろ!!

葉隠 哲

…えっ…

天堂 翔

あっ…ごめん。忘れて…

葉隠 哲

翔…

この頃からだ。

俺が猫を被るようになったのは…

女性

いや〜ん、君かっこいいね!

女性

ちょっと、これから、どう?

天堂 翔

天堂 翔

ふ、いいっすよ。

来るもの拒まず、去るもの追わず。

世間で言う、プレイボーイってやつ?

中学はほとんど通わず、

元々の容姿のおかげか、

夜の街で、 夜な夜な女に絡まれるようになった。

雫との思い出をかき消すために___

葉隠 哲

不在着信

不在着信

哲……

葉隠 哲

葉隠 哲

高校、私立なら今からでも行ける。

葉隠 哲

考えろよ。

…そっか…

高校…どうしよう。

そう行って通い始めたのは、

もちろん男子校。

…って思っていたのに、

数人女子がいるらしい。

それに…

正直、『遊び』のおかげで

毎日退屈をすることはなかった。

あの日、雫に会うまでは___

こんにちは!しだにのです! 皆さんも、 あれ?何か忘れてる… あれ?ここ、どっかで見たことある… って経験をしたことがあるのでは? …次回!雫と再び出会います! いいね500で続きを出したいと思います! 応援よろしくお願いします💪❤

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