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どうもいちごです❕🍓ྀི
こういう場合に他の作者様の名前を出してもいいかわからないのですが
むぬ様の『口是心非』と今回の内容に類似点がいくつかありまして、、、
これパクったって疑われる可能性十分にあるよねって思ったのでここでお詫びします
本当に申し訳ないです、、
私もむぬ様をフォローさせて頂いておりますので、私のフォロー欄から探して
ぜひむぬ様の作品の方もご覧になってください
イラストといい文章構成力といい、本当に尊敬しているお方なので🥲💦
‼️注意‼️
壱から捌を読んでください
それではどうぞ!
『ないちゃん、僕⋯ “見てもうた”んよ⋯ 』
この一言がなければ、今頃俺は眠りにつけているだろう
だが、ボスの俺より先に気がついた初兎には感謝すべきだ
これがボスとしての役割だから、仕方がないことなんだ
桃
不思議に思う行動は今まで何度かあったが、まさかその裏に
『裏切り』が隠されているとは誰も思わない、思えないだろう
忠誠を誓う、とはそういうことだ
一番最初に俺の仲間になってくれた、誰よりも信用していたまろ
俺の過去について知っている数少ない存在で、きつい関西弁が刺さることもあったけど本当は優しくて
幼児退行する時も大人っぽい時もあるけど、仲間を守れるほど強くて
大好きな親友だった
でも今は親友とは思っていない
裏切り者は排除しなければならない
裏切らないと誓わせて入団を許したのだから、これはやるべきこと
やるべきことなんだ、それなのに
『任務帰りに他国の服装をした人に脅されてるまろちゃんがおって』
『翌日の朝にこっそりまろちゃんの部屋に行ってみたら、文通しとったんよ』
『もちろん他国語で。』
桃
桃
いつもまろは強いからって単独任務させることが多かった
今日だってそうだ
まろがいなくなったタイミングを見計らって、初兎が報告してくれた
まだ団が五人の頃は多忙だったため
一人では難しい任務も任せていたから、殺されそうになったのだろう
きっと命を守るための選択だったのだ
Alive or Die⋯ 生きるか死ぬか
そんな選択を迫られれば、人間誰だって生きる方を選ぶだろう
でも、まろは負けないだろうと勝手に思い込んでいた俺が悪い
紫
桃
何事も上の空、なんて時に初兎がアジトを訪ねてきた
まだ日昇前だというのに
紫
桃
桃
桃
紫
再び涙を溢す、白い子兎のような初兎
そうだよね、辛いよね、わかるよ
紫
紫
紫
紫
桃
桃
紫
紫
桃
桃
紫
桃
桃
紫
紫
桃
涙が頬を伝う感覚は数年ぶりだ
それも初兎に言われて気がついた⋯ それほど気が落ちているみたいだ
紫
桃
紫
桃
桃
紫
紫
桃
菫色の瞳は、まるで『動揺している』と言わんばかりに揺れ動く
初兎がこんな様子になってしまう理由なんて、既にわかっている
紫
桃
桃
紫
桃
紫
紫
桃
紫
紫
紫
紫
紫
紫
桃
紫
泣いて泣いて泣き疲れた初兎は、俺より先に眠りについてしまった
初兎の寝顔を見ていると、何だか俺まで眠たくなってきて
⋯⋯ 気がつけば朝を迎えていた
桃
桃
水
紫
桃
桃
桃
黄
赤
青
水
水
水
青
りうちゃんと悠くんにしか処刑を行うことを話さないのは
いむくんにこのことは話せない、
いむくんが処刑を邪魔して上手く殺せないだろう、という
ないちゃんなりの判断なのだろうか
桃
紫
僕の仕事は、ないちゃんたちがここに戻ってくるまで
まろちゃんを見張っておくこと
紫
水
青
水
⋯⋯ もう、これで最期なんやな
君から幸せを奪ってしまって
ごめんな、いむくん
桃
その言葉で始まった三人だけの会話はまるで地獄のようだった
まろがユダだったということ、ないくんがその処刑をすること
そしてその実行日は今日であるということを一気に話され、
頭も心も壊れてしまいそうになった
あんなに優しく護身術や戦術を教えてくれたまろが
まさか裏切り者だったなんて信じられなくて、自然と視界がぼやけた
桃
桃
桃
黄
桃
赤
赤
桃
桃
桃
桃
赤
桃
黄
桃
桃
一つ深呼吸をして、ないくんは言った
桃
桃
桃
黄
黄
桃
泣いてはいけないんだ、終わるまで
だから泣きそうになるのを必死に堪え
ほとけっちにはこのことをまだ伝えていないことを聞いた
当然だろう、負う傷が大きすぎる
桃
桃
力なく笑うボスの寂しい背を、俺はただ眺めることしかできなかった
桃
桃
水
水
桃
桃
青
水
扉を閉め、まろと処刑室へと向かう
青
青
桃
桃
青
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
そう言い笑うまろと目を合わせられず、処刑室の扉を固く閉じた
今まろの顔を見たら涙が溢れてくる気がして、情けない姿を隠したくて
お前が見る最期は涙で顔をくしゃくしゃにする前の綺麗な俺がいい
だから今はまだ泣けないんだ
桃
桃
桃
青
青
桃
青
青
青
青
桃
桃
桃
桃
青
青
青
青
桃
嫌になるほど甘えてしまいたくなるその優しさが、
きっと俺がまろを信用し続けた理由
できることなら共に戦い続けたかった
桃
桃
青
青
青
桃
青
桃
桃
桃
桃
だから、安心して死んでほしい
俺たちはもう大丈夫だから
まろがいなくなるのは悲しいし寂しいけど、何とかやっていけるから
絶対倒すから、まろの願いは俺の願いで皆の願いだから
桃
桃
青
水
赤
黄
水
水
水
桃
水
桃
桃
青
まろは重い扉に身を委ね、扉の向こうのいむに語りかけた
それは誰よりも優しい表情だった
青
水
水
青
扉の向こうのまろちゃんと最期の会話をするいむくん
涙を堪え、声が震えている
青
青
青
紫
紫
青
青
青
青
水
水
青
『 君 が 好 き 』
水
青
扉越しとは思えないほどはっきり聞こえたまろちゃんの言葉と
いむくんの言葉は
混ざり合って宙に溶け込んだみたいだ
水
青
青
黄
赤
紫
水
水
桃
青
青
桃
桃
青
桃
重い扉の向こうから耳を劈くような銃声が聞こえたのは
その数秒後のことだった
人が倒れた鈍い音と、ないちゃんが鼻をすする音、いむくんの悲鳴
もう、何もかもめちゃくちゃだった
めちゃくちゃな中で、皆泣いていた
あの悠くんでさえ涙を見せた
扉が開いた瞬間、ないちゃんはりうちゃんに抱きついて涙を零した
そのないちゃんの背後にあったのは
ほとんど血にまみれていない、至って綺麗なままの状態の遺体だった
黄
水
水
桃
桃
桃
桃
黄
黄
水
水
紫
赤
赤
赤
そう言ってりうちゃんは頭をつんつんと指さした
そうだ、記憶の中にいつも君はいる
大好きなまろちゃんはここにいるんだ
きっと皆同じことを思っている
誰も君のことを恨んだりしていないから安心してほしい
青
死して尚、微笑んでいるまろちゃん
まろちゃんの遺体は悠くんが遺体安置所に運んだそうだ
いふという人物がこの世から消えた、
とある新月の夜の出来事である
終
お疲れ様でした!
🐱💙民さんごめんなさい、、🥲💦
前回のコメントでとあるお方に予想して頂いた通り、裏切り者は🐱💙さんでした!
そしてとんでもない青組会でしたね🩵💙
今後も🐱💙さんの登場はちゃんとありますのでご安心ください!!
補足なしです!
ばいばい🍓ྀི👋
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