校長
中原さん,君たちはは付き合ってるのかな?
高野 唯先生
違います!!
校長
今は中原さんに聞いているんだ。
校長
高野先生は黙っててください。
中原 葉音
付き合ってません。
中原 葉音
た,ただ私が泣いててそれを周りから見えないようにしてくださって…
校長
でも,これ後ろからだよね?
中原 葉音
それは…
高野 唯先生
校長…!!俺が勝手にしただけなんです。
高野 唯先生
中原は関係ないです。
中原 葉音
先生……!!
校長
それじゃあ,退職してもらわないとね。
高野 唯先生
はい,分かってます。すいませんでした。
中原 葉音
先生……。
校長
中原さんは戻っていいよ。
中原 葉音
は,はい…。
教室
女子生徒1
中原さん!!どうだったの!?
中原 葉音
なんでも……なかったよ。
中澤 奏吾
じゃあ,なんで泣きそうな顔してんの。
中原 葉音
え?してないよ。
グイッ
中澤 奏吾
おいで,葉音。
中原 葉音
え?
ガラガラ
中原 葉音
ちょっと,どこ行くの?
中澤 奏吾
誰もいないとこ。
中原 葉音
え?
中澤 奏吾
ほら,もう泣いていいよ。
中原 葉音
奏吾……。う,うわぁぁぁぁぁん!!
中澤 奏吾
よしよし。大丈夫だよ。
奏吾は,私が泣き止むまで ずっとそばにいてくれた。
中原 葉音
そ,奏吾…ありがとう。
中澤 奏吾
もう大丈夫?
中原 葉音
うん。大丈夫だよ。
中澤 奏吾
あのさ……
中澤 奏吾
俺,もう我慢したくないし後悔したくない。だから…
中澤 奏吾
中澤 奏吾
好きです。付き合ってください。
中原 葉音
えっと……
中原 葉音
ごめん,私…
中澤 奏吾
先生……でしょ?
中原 葉音
え?なんで…
中澤 奏吾
葉音のことなら分かるよ。
中原 葉音
ごめんね。
中澤 奏吾
いいよ,頑張れ。応援する。
中原 葉音
奏吾,ありがとう。
中原 葉音
これからもずっと友達でいてくれる?
中澤 奏吾
もちろんだよ!!これからもずっと幼なじみでずっと友達だよ!!
中原 葉音
ありがとう。