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涼真
たいが
たいが
涼真
涼真
たいが
涼真
たいが
涼真
涼真
今思えば、俺はなんでこんなことしてるのだろうか こうなる前はふつうに生きてきた 夢を見すぎたのかもしれない 今じゃただのオレオレ詐欺師だ。
涼真
涼真
涼真
電話をかけた
今日もどこかで電話が鳴っている。 今日繋がったのは高齢のおばあちゃんだ。 当たり前だ、そこを狙ってるのだから
涼真
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
おばあちゃん
涼真
なんでだかは分からない、なぜか俺はこの時 このおばあさんの声や話し方に引き込まれていた。 俺はおばあちゃん子だったから、それが重なったんだと思う もっと話していたい、そんなことを思ってしまった。
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
その時、血の気が引いていった、 俺がこの人に対して演じてきた たつき という孫はもう、この世にはいなかった。 詐欺師として、これは終わりだと思った。 本来はここで切るべきだったのだろうけど、おばあちゃんの次の一言で切れなくなってしまった。
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
涼真
涼真
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
その言葉を聞いて、俺は今の自分を恥じた。 なにをしてるんだ、俺は、本当に おばあちゃん子だった俺は、母親とも疎遠になりながらも おばあちゃんと二人で暮らしていた だけど、あるときから、口を利かなくなってしまった。 反抗期だ。その頃はもう母親とも縁を切っていた。 よくおばあちゃんと遊んでたオセロも、よくおばあちゃんと見たテレビも見なくなった。 俺は夢のため、とおばあちゃんには言って、家には帰らず、友達と遊び歩いた そんなことをしていた俺はもちろん、夢なんか叶うわけなかった なのに、おばあちゃんは応援してくれていた。 ご飯と手紙を置いて先に寝ている そんな日が続いた、 俺が口を利かなくなって、おばあちゃんはずっと1人だった 俺はそのご飯にも、手紙にも手をつけなかった それでも手紙は毎日違うものを置いてくれてた だけどある日、手紙は置かれなくなった おばあちゃんが病気で他界したのだ。 突然の事で 俺は、とても後悔している 俺のおばあちゃんも、俺をこんな風に、思っていた それはおばあちゃんが毎日置いていった手紙にすべて書いてあった これという内容はないが、すべておばあちゃんとよくあそんだ頃の話だ そして、必ず最後には、相談があれば聞くから、話して、と書いてあった 全部を思い出した 涙は必死に押さえていた
涼真
涼真
おばあちゃん
おばあちゃん
涼真
おばあちゃん
涼真
俺は電話を切るなり、泣き崩れてしまった。 それから、俺は自首することにしたんだ