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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

しゃと

z…zz

ピピピッピピピッ

しゃと

あ……

しゃと

なんだ…

しゃと

メールか…

しゃとさんへ

今日の10時に学校の校門まで来てください。話したいことがあります。

伶奈

しゃと

学級委員長からかよ……。

しゃと

ふあぁ〜

しゃと

いくかぁ

校門前

伶奈

……

しゃと

あ。せーとぉかーいちょぉ〜〜

伶奈

しゃとさん。

しゃと

ん…?

伶奈

なんでそんなに寝ぼけてるんですか。

しゃと

だぁってぇ……

しゃと

ふあぁぁ

伶奈

あのですね……💢

しゃと

z、、z、

伶奈

しゃとさんっ!

そしてしゃとの頰に思いっきりビンタした。

しゃと

いたたた……

しゃと

痛いじゃんか!!!

伶奈

貴方が寝ぼけているから悪いんですよ。

伶奈

ったく。

この子は同じクラスメイトで学級委員長。

松ノ見 伶奈。

成績優秀で、運動神経バツグン。

スタイルもよく、みんなからモテモテの存在。

しゃと

(でも、俺はそんな好きじゃねぇし)

伶奈

ここに呼び出したのは貴方と話がしたかったからです

しゃと

話って?

伶奈

だから、今言うんです💢

しゃと

はい

しゃと

ごめんなさい

伶奈

では話します。

伶奈

貴方は、神の眼を持っていますか?

しゃと

神??そんなん持ってるわけないじゃん。

伶奈

貴方は知らないのですね。

しゃと

はい?

伶奈

貴方__いえ、しゃとさんはもうその眼を持っていますよ。

しゃと

んなわけ___

しゃと

ってもしかして

しゃと

怪物倒した時のこと……?

伶奈

はい。理解が早くて済みましたわ。

伶奈

唐突ですが、その眼、いただけません?

しゃと

……は?

しゃと

どうやって?

伶奈

くり抜くしか方法がないじゃないですか?

伶奈

早くしてください

しゃと

な、なあ

しゃと

俺、この眼?の事知らねーんだわ

しゃと

だから教えてくれね?

伶奈

貴方が渡せばいいだけの話です

伶奈

早く渡して下さい

しゃと

っ……

しゃと

しゃと

やだね

伶奈

はい?

しゃと

俺この眼?ないと生きていけないんで

しゃと

それに、まだこの眼の事何にも知らないのに、勝手にあげられるかばか

伶奈

ばか……?

伶奈

貴方、私に向かってばかと……

伶奈

いいですわ、もう粉々にしてあげる

そう言うと、伶奈は隠し持っていた刀を振り上げた

しゃと

っえええ⁉︎

しゃと

な、なんでだよ!!!!

伶奈

消えておしまい!

しゃと

う、うわぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!

しゃとは危機一髪で避け、校門を出て一目散に家へ向かった

しゃと

はぁ、はぁ、なんなんだよアイツ……

しゃと

それになんか知ってるようだったし……

しゃと

ひとまず今は逃げねえと

伶奈

お待ちを!

伶奈

一瞬で切り刻んであげますわ!

しゃと

ああああ怖い怖い……

勇気

あれ、しゃと

勇気

こんなとこで何してんだ?

しゃと

あ、勇気ごめん!今急いでるからじゃあ

勇気

え?あ、ばいばーい

勇気

なんだったんだ……?

伶奈

あらこんにちは勇気さん

勇気

うわっびくった

勇気

こんちゃす

伶奈

じやあ私はこれで

勇気

あはい

勇気

二人とも何してんだ……?

しゃと

いつまで追い回してくんだよ‼︎

伶奈

貴方を切り刻むまでです!!!!

しゃと

だぁーーーもう!!!!

さすが運動神経いいだけあるわ…

辛ぇ

しゃと

苦しっ……

しゃと

運動してねぇせいかな

力を与えましょうか……?

しゃと

(また誰かが喋りかけてきた……)

あの方を納得させるためにも

しゃと

はあ……はっ…いいよ…やれば……?

息が苦しくなったせいか、しゃとは倒れ込んだ。

伶奈

やっと限界がきましたの

伶奈

ま、凡人でもやれた方ですわ

伶奈

もうそんな眼はいらない……

伶奈

殺しますね

しゃと

やめておけ

倒れていたしゃとか突然起き出した

その眼は黄色に光っていた。

伶奈

ちっ、目覚めましたか

しゃと

お前はなぜ、俺の眼が欲しいと言った

伶奈

ふっ、そんなの決まってますの

伶奈

松ノ見家に代々伝わる伝説……

伶奈

怪物が現れる時にたった一人だけが倒すことができる人が現れる

伶奈

それが神の眼の主

伶奈

最初は怪物も神の眼も信じてませんでしたけど

伶奈

怪物が現れて以来、本当に倒しているのを見てから

伶奈

本当に居ると分かったわ

しゃと

それで、うばって何がしたい

伶奈

私は神の眼なんて一切興味は無いわ

伶奈

でもお父様の命令だもの

伶奈

詳しくはしらない

しゃと

そうか

しゃと

なら、もう近づくな

伶奈

いや、それは無理な話ですわ

伶奈

でも今は、ひとまず退散します

伶奈

神の眼が今出てる状態で斬りかかったら私が絶対負けるに決まってますもの

しゃと

正しい選択だな

伶奈

じゃあまた学校でお会いしましょ

伶奈

さようなら、しゃとさん

しゃと

ああ、

しゃと

ってて……

しゃと

戻ったのか……

しゃと

今回はちゃんと覚えている……

たった一人だけが倒すことができる……

しゃと

……怪物とか…よく分かんねえけど

しゃと

やれるだけやるか

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