僕と初兎ちゃんは双子だ。
兄弟、、とは言っても異父兄弟だが。
なにが起きたかよくわかっていないけれど、僕らの家庭環境はあまりよろしくなかったらしい。
今実家にいるお父さんは初兎ちゃん側のお父さん。
僕のお父さんは生きているのかさえもわかっていない。
あの二人とは幼なじみで、昔はよく遊んでいた。
僕らが少し大人になったとき、あの人が総大将になった
まだ若いのに任せられるのか、と誰もが口にしたがあの人はそれを覆した。
あの人が、初兎ちゃんをスカウトした。
スカウト、と言うより自分達の戦に対する 意見を初兎ちゃんと考えたい、ということだった。
初兎ちゃんは戦闘能力も、戦闘に関する知識もずば抜けていたからそうやって誘われたんだと思う。
僕も着いてこれたけど、僕、なんもできないし。
僕だってその時は役に立てるんじゃないかって 思ってたよ。
自分で言うのも気が引けるけれど政治関連の話は僕も 知識があったから。
でも
僕なんかよりあの二人の方が全然周りを見た発言が できていて、
いつしか僕は会話から外れた。
二人が真剣に話していて、『どう思う?』って気遣って聞いてくれるけど、それさえも虚しい。
僕、いらないな。
そんな毎日が続いていた時に、あの人が死んだ。
ほんと良い死に方したよね。僕にはできないよ。
決して死んでよかったなんて思っていないし、むしろ心にぽっかり穴が空いた感覚がした。
けれど
その死に方が本当に羨ましかったよ。
、、
、、、なんや、それ、
、、、はっ、?
、、、、え
、、、、、あいつは、、
、、死んだ。
❤️1000↑(自分でもそこまで今回満足いってません。短いし内容薄いし、、でも最終回で満足させます(()
コメント
4件
内容が好きすぎる
内容が良いですね! すごい良かったです!
内容いいなぁ…