RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
RURI
身体に全く力が入らない
中身が空っぽになってしまったみたいだ
僕は空気の抜けた風船人形のように、壁にもたれて呆然と天井を見ていた
もう何時間こうしているんだろう
もしかしたら何日も経っているかもしれない
わからない。
そんな事はどうでもよかった。
だって、もう
莉犬くんがいない
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
あの日、約束の時間になっても莉犬くんは来なかった。
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
小さい男の子
ころんくん
男性
男性
ころんくん
その瞬間、わかってしまった
莉犬くんが嘘をついていたのだと
莉犬くんが溺れた子供を助けて死ぬのは、明日ではなく今日だったと
ころんくん
その後自分でも信じられないくらい早く走り、そのまま海に飛び込んだ
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
大人の人達
大人の人達
ころんくん
ころんくん
ころんくん
男性
男性
男性
ころんくん
それから身体が勝手に動いて
僕も同じように心臓マッサージをした
時間の感覚は全くなかった
ただただ莉犬くんを見ていた。
男の子
男の子
男性
大人の人達
男性
ころんくん
でも、莉犬くんは固くまぶたを閉ざしたままで、完全に生気を失っていた
🚑<ピーポー
救急隊
救急隊
救急隊
ころんくん
救急隊
救急隊
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
それが莉犬くんの最後の言葉だった
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
㌧㌧🚪
ころんくん
ころんくん
カチャ
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
その時、飾り棚の写真立てが目に入ってた
ころんくん
ころんくん
そう思った瞬間、訳の分からない感情が爆発した
悲しみ、怒り、苦しみ、絶望
そういうものがごちゃ混ぜになった感情だった。
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
ころんくん
おばあちゃんだって辛いはずだ
それなのに慰めてもらうのは違うとわかっていたけれど
込み上げてくる涙を抑えることなんてできなかった…
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
おばあちゃん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
おばあちゃん
そう思った時、莉犬くんのおばあちゃんが僕の手に何かを握らせた
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
おばあちゃん
ころんくん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
おばあちゃん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
表示されたのは、メモ帳だった
ころちゃんへ
ころんくん
アルバム見てみて
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
その瞬間、沢山の僕の顔が現れて息を呑んだ
朝に、昼に、夕方に、夜に。
海で、砂浜で、家で、教室で、体育館で、街で、駅で、電車で、バス停で
顔をくしゃくしゃにして笑っていたり
少し拗ねていたり、歩いていたり、走っていたり、バスケをしていたり
赤ちゃんに向かって変顔をしていたり、アイスを頬張っていたり、空を見つめていたり、こちらを見つめていたり、微笑んでいたり
数え切れないほどの僕が、そこにいた
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
スクロールしていくとそこには動画があった……
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
莉犬くん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
それから何時間も経った……
ころんくん
ガタン
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
手のひらを開き、儚くて綺麗な桜色の貝を見つめる。
手首には、莉犬くんが作ってくれたミサンガが結ばれていた。
反対の手をズボンのポケットに差し込むと、莉犬くんの買ってくれた手帳があった。
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
振り返ると……
果てしなく広がる景色に目を奪われる
海が月を映している
風が吹いている
波がざわめき、星が輝き
雲が流れていく
莉犬くんがいなくなった世界も、相変わらず、途方もなく綺麗だった。
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
心の莉犬くんに、強く誓った
ころんくん
ころんくん
ころんくん
ころんくん
夜の海を吹き渡る風が、白い砂浜を照らし出す月が
きっとこの祈りを神様に届けてくれるだろう。
𝑒𝑛𝑑
RURI
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コメント
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初コメ失礼します、本当に泣きすぎてもう無理です
泣きすぎて汚いんですけど、鼻水でて来ちゃいました...😭😭😭😭😭 莉犬くん〜😭😭
泣いた