桃赤 黄赤
俺だけ。
俺は先生に呼び出しを喰らい
放課後、 職員室にいた
先生を見るに、長くなりそうだったので
桃くんには先に帰ってもらった
内容は、テストの点がガクンと下がったので
何かあったのか、と言われた
赤
先生
赤
先生
赤
望んでいる言葉を返せば、先生は満足したような顔になる
先生は俺が吸血鬼な事を知っているから
いつも気を使ってくれる
確かに最近、桃くんに迷惑かけたくなくて
色々考えていて、眠れてなかったかもしれない
先生
先生
赤
俺はペコペコ頭を下げると、職員室を足早に出た
教室に荷物を取りに行く途中、俺の体はついに悲鳴をあげた
なんせ、もう4日も血を吸ってない
桃くんが昨日くれると言ってくれたのに
意外と大丈夫そうだったので
丁重にお断りしたのだった
貧血でフラフラする
今から桃くんの家に行けばいいのだけれど
電車だし、道のりは遠く感じられた
せめて....保健室にある血液パック....
立っていられなくなってその場に座り
壁に寄りかかかった
赤
とりあえず、息を整えて
生徒はほとんど帰ってしまっているから
変な風に見られずに済むし
あ、このまま死ぬんかなぁ....
意識が遠くなって視界がぼやける
と、そのとき凄く美味しそうな香りがした
黄
赤
そこには、同じクラスの生徒会長が立っていた
黄
赤
黄
赤
身体を起こしてくれる生徒会長さんの首元に
俺は無意識に噛み付いていた
なにこれめっちゃ美味しい....
桃くんのとは違う感じの味
俺は欲のままに彼の血を吸っていた
やってしまった
やらかした。
黄
赤
生徒会室に2人。
我に返って気づいた時には遅かった
ポカンとして俺を見る生徒会長さんの顔が忘れられない
俺はポツリポツリと自分が吸血鬼であることを話した
いつもは桃くんに貰っているのだけれど
今日はテストの点が悪くて、先生に呼び出されて貰ってなく、このザマだと
赤
深々と頭を下げる
黄
赤
黄
赤
それは、有り難すぎる
赤
黄
赤
生徒会長さんは苦笑した
黄
赤
これで、桃くんの負担を軽く出来る....
俺は、そんな事しか考えてなかった
赤
黄
生徒会長さんのお誘いを断る事が出来ず、家まで送って貰った
辺りは薄暗い
赤
黄
赤
黄
赤
黄くん、怖そうなイメージだったけど
凄く優しい人だったなぁ....
そんな事を思い、家に入ろうとすると
俺と桃くんはお隣さんだから
桃くんが慌てた様子で隣の家からでてきた
桃
赤
赤
桃
俺....餌付けされてるし、犬なん....?
心の中でツッコむ
桃
赤
無理やりだけど....
桃
赤
赤
桃
なんか....桃くん機嫌悪そう?
赤
桃
赤
桃くんは冷たくそう言うと、家の中へ入ってしまった
もうすぐで夏休みですね.... 頑張りましょう (*•̀ㅂ•́)و✧
コメント
2件
続きたのしみです!⸜( ˶ ̇ᵕ ̇˶ )⸝連載ブクマ失礼しますm(*_ _)m