秘書
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
社員
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
デスクに積み重なる資料
ため息が出そうなのを堪える
足立 夏鈴
なんて心で思っても言えるはずない
仕方なく黙々と書類を片付けていると
足立 夏鈴
足立 夏鈴
社員
社員
社員
足立 夏鈴
私のデスクに書類を置いた「本人」が書類を持ってデスクに戻って行った
足立 夏鈴
心なしか彼女の声のトーンが上がっていた
社員
社員
足立 夏鈴
後ろを振り向くと
高そうなスーツを嫌味なくらい着こなした男がいた
足立 夏鈴
社長は国宝かと言うくらい整った顔をしていた
それならさっきの彼女の行動も説明がつく
十田 幸人
十田 幸人
社員
社員
足立 夏鈴
よくも嘘をつけたものだ
今までも私が肩代わりをしていたというのに
十田 幸人
十田 幸人
社員
社員
社員
社員
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
どれもこれもあの顔面国宝のせいだ!
秘書
十田 幸人
十田 幸人
一人女の新入社員がいたが
言いたい事も言えないお人好し
あれじゃあ直ぐに病んでしまうな
秘書
十田 幸人
秘書
十田 幸人
帰宅しようと社長室から出ると
オフィスに明かりが見えた
十田 幸人
そう思い、オフィスを覗いてみると
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
なんとあの新入社員だった
山積みの書類を先輩の机に戻していた
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
残業はしていない
ただあの先輩が帰るのを待ってただけだ
デスクに書類を置くために
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
飯…メシ…めし
何を言っているのだろうかこの人は
社長と二人でご飯食べれるくらい肝が座ってるわけなかろう
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
着いた先は居酒屋
女は不思議そうに笑っていた
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
緊張が解けたのかベラベラと喋る女
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
こっちの方が意外だ
大人しいと思っていたのに
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
猫の様に目を細めて笑う彼女
胸が、少し高鳴ったのは
会社を褒められたからか
はたまた…
十田 幸人
十田 幸人
さっきまで煩かった声が聞こえない
嫌な予感がする…
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
寝ている
酒が弱いなら飲むなよ!
十田 幸人
寝たお前が悪いんだからな
朝だ
心なしかいつもよりベッドがふかふかしているような…
十田 幸人
十田 幸人
聞き覚えのある声がする
十田 幸人
あーこの声社長だ
…社長?
足立 夏鈴
足立 夏鈴
見覚えのない部屋
男女が二人きり
足立 夏鈴
足立 夏鈴
よかった衣服は乱れていない
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
少し会社から離れた所で彼女を降ろす
足立 夏鈴
十田 幸人
別に社員に誤解されたっていいのに
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
信じられないことが起こっている…
睡眠不足は仕事の敵だと言っていた社長が
寝ていないなんて
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
十田 幸人
少し、社長の表情が和らいだ気がした
秘書
秘書
十田 幸人
秘書
十田 幸人
秘書
冷徹社長を
虜にした彼女は
一体どんな子なんだろうか
社員
社員
足立 夏鈴
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
また声のトーンが上がってる
ということは
社員
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
後ろを向くと違う人物が立っていた
秘書
これまた顔面国宝が立っていた
秘書
足立 夏鈴
おお、メガネのレンズが光った
怖すぎる
足立 夏鈴
秘書
足立 夏鈴
秘書
足立 夏鈴
足立 夏鈴
秘書
足立 夏鈴
秘書
十田 幸人
十田 幸人
秘書
威圧感が半端ない
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
なんか社長少し怖い…
秘書さんに助けを求めるも呆然としているだけだった
足立 夏鈴
足立 夏鈴
顔を近づけられる
至近距離のその顔に胸の高鳴りが止まらない
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
切なそうな顔をしたあと
彼は去っていった
足立 夏鈴
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
社員
足立 夏鈴
さっきの事があったから少し気まずいけど
大丈夫だよね
十田 幸人
十田 幸人
彼女を昼飯に誘おうとした
すると、姿が見えない
聞けば片桐と一緒だ?
どういうことか理解ができん
秘書
秘書
十田 幸人
秘書
社長室の前で深呼吸をする
足立 夏鈴
秘書
足立 夏鈴
会話が聞こえてきて
動きを止める
十田 幸人
十田 幸人
秘書
秘書
秘書
足立 夏鈴
最近、そんな感情になったことがある
十田 幸人
秘書
足立 夏鈴
十田 幸人
分かっていたけど…
なんで…!
足立 夏鈴
気付きたくなかった
でももう隠せない
彼…社長が好きなんだ
社員
足立 夏鈴
私は書類を彼に押し付け走ってその場を去った
社員
社員
十田 幸人
秘書
変な気をきかせやがって…
社員
社員
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
社員
十田 幸人
社員
俺は思い切り立ち上がって部屋を出た
秘書
社員
秘書
社員
秘書
社員
足立 夏鈴
戻らなきゃ
そう思い振り向いた時だった
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
足立 夏鈴
言わないで、そう言おうとした
けれど言えなかった
彼が強く私を抱き締めたから
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
秘書
秘書
十田 幸人
秘書
珍しく態度が崩れた秘書に小さく笑う
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
足立 夏鈴
十田 幸人
余裕たっぷりな表情
困らせてやりたい
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
困った、というより悲しそうな顔をされた
慌てて言葉を繋げる
足立 夏鈴
足立 夏鈴
十田 幸人
十田 幸人
この日、おとぎ話のようなストーリーは
ハッピーエンドを迎えた
コメント
5件
その後のお話出して欲しい
ヾ(≧∀≦*)ノ〃
すごくいい話…! キュンキュンしましたლ(´ڡ`ლ)💞