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柚
日向
柚
日向
柚
ねぇ…日向は知らないよね? 私がもう転校することなんて。 もう…会えないんだよ? このこと伝えたら…どう思うかな? ふーんで終わるのかな? 悲しんでくれるのかな?
ねぇ日向…知ってる…? あたしずっとずっと日向だけを、 見続けてきたんだよ?
柚
ギュイィィィィィ
柚
もうわかった飲酒運転だ。 あぁ…私たちを離れさせようとしてる。 でもそれは…私に向かってじゃなく、 日向に向かって来てた。
柚
日向
あたしは力を振り絞って、 日向を守った。 日向の衝撃が最小限になるように。 あたしの体全部使って、 必死に必死に守った。 だって好きな人には、 笑っててほしいし怪我なんて、 してほしくないから。
柚
日向
何も感じない…ただ、 体が麻痺してるのくらいだけは、 なんとか感じれたけど…
日向
少しずつ見えなくなっていく… 日向の…大切な人の顔でさえ。 あぁ…どうして泣くの? どうして…あたしの前では泣くの?
柚
日向
柚
日向
……あぁ、泣き虫だな。 泣き虫の私より泣いてるじゃない… その涙を…拭ってあげたいのに…。
最後に見たのは、誰よりも愛しい… 君の泣き顔…だった。
柚
日向
もしも神様がいるのなら、 柚をこんな悲しい目には、 遭わせなかったと思う。 …だから俺はもう神様なんて、 信じたくない。