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闇に生き光を追う

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闇に生き光を追う

17 - 第17話『我が君』

♥

115

2025年03月22日

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その後俺は父様の恩人の家に連れていかれた。 どうやって来たのかは全く覚えていない。そんな余裕もなかった

俺の力がないから母様は殺された。弱いのなら強い者に従うしかない…… それがこの世界の理なんだ……そう自分の心に言い聞かせた

グリア・マドル

ダリア。くれぐれも失礼のないようにな

ダリア

はい……

父様はいつもの優しい表情に戻っていた。 俺が素直になるだけで父様の態度は一変し、優しい父様に戻った なぜか、安心した……

イノセント・ゼロ

ガチャ)やぁグリアニコ

グリア・マドル

我が君!お久しぶりです(ペコ(お辞儀)

イノセント・ゼロ

あぁ。……隣の子は

グリア・マドル

息子のダリアです。ほら、自己紹介しなさい

ダリア

あ、はい

ダリア

だ、ダリア・マドル。13才……です

イノセント・ゼロ

君がダリア君か来てくれたんだね、嬉しいよニコ

ダリア

ど、どうも……(目逸らし)

グリア・マドル

こらダリア!

イノセント・ゼロ

いいんだよグリア。緊張してるんだろう

ダリア

……

緊張しないわけが無い。父様が母様を殺す原因になった人間なのだから……

イノセント・ゼロ

私の息子とも仲良くしてくれニコ
次男は君と同じ13才だし、他の子とも歳が近いから、気が合うかもしれないよニコ

ダリア

!はい(息子がいたのか……)

でも、何故か……心の底から恨む事が出来なかった。 純白の長い髪、吸い込まれるような、綺麗な赤い瞳……裏がありそうだけど、 どこか優しい声。

雰囲気が、少し母様に似ていた。

イノセント・ゼロ

ダリア君の固有魔法は、コピーだよね?

ダリア

まぁ、そんな感じ……です

イノセント・ゼロ

どういう魔法なのか詳しく教えてくれないか?

ダリア

は、はい

ダリア

俺の魔法は、物…魔法…生き物、全てをコピーできます

ダリア

するものによっては魔力の消費が大きく、
表面上は、自分で言うのもなんですがチート魔法です

ダリア

ですが、先程も話した通り魔力の消費の差が激しく、その時その時で消費される魔法の量が変わるのであまり使い勝手は良くなく不便さも目立ちます

イノセント・ゼロ

なるほど。……その年で自分の魔法についてそこまで理解出来ているのか、凄いな(ナデナデ

頭を撫でられた時は、一瞬潰されるんじゃないかとヒヤヒヤした。 でも、温かさは感じられない手でも自分の心は休まった、この人なら大丈夫かもしれない……と思った

イノセント・ゼロ

ダリア。その魔法を私の為に使ってくれるかい?

ダリア

!……はい!

だから、俺は自分の魔法をこの人の為に使うと言ってしまった。 無知な自分が犯した最悪な行動だ。

これから地獄を見る事になるとは考えもせずに、口を動かし声を出した

闇に生き光を追う

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コメント

9

ユーザー

もうここまで来ると可哀想以外の感情がなくなってくる…

ユーザー

これ以上の地獄が始まるの?

ユーザー

…よーしナイフとか殺る用の道具持ってる人あいつら殺りに行きましょー!

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