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遥斗 凪
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あいか
あいか
あいか
あいか
あいか
あいか
あいか
LAN
らんの声が、夏の夕暮れに響いた。
なつ
みこと
こさめ
いるま
LAN
いるま、こさめ、みこと、なつ、らん。 いつもの五人の声が重なっていく。 すちは、その輪の中で笑った。
すち
けれど。 その笑顔の裏には、誰にも言えない秘密があった。
花火大会当日。 六人はいつものように騒ぎながら、屋台を回った。
こさめ
こさめ
すち
こさめ
すち
こさめが差し出したりんご飴。
すち
いるま
すち
いるま
すち
すちは笑った。
すち
らんが少し離れたところから叫ぶ。
LAN
みんな
みんなが走っていく。 すちも、その背中を追った。 _____この景色を、忘れたくない。 心の中で、そう呟いた。
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花火が始まった。 ドンッ____。 夜空いっぱいに、大きな花が咲く。
みこと
みことが目を輝かせる。
なつ
なつが静かに呟く
なつが静かに呟く。 らんはスマホを掲げて写真を撮っている。 いるまは「後で送れよ」と言いながら笑っている。 こさめは、花火よりみんなの顔を見て笑っていた。 そして、すちは。 ただ、六人の姿を見つめていた。
_____幸せだなぁ
こんな時間が、ずっと続けばいいのに。
LAN
らんが隣に座った。
すち
LAN
すちは少しだけ迷ってから、言った
すち
LAN
らんは笑った。
LAN
すち
すちは俯いた。
LAN
なつ
小指を絡める。 その瞬間。 夜空に、一番大きな花火が咲いた。
翌年。 同じ場所。 同じ夏。 だけど___ そこに、すちの姿はなかった。
いるま
いるまが呟く。 こさめは何も言わなかった。 みことは隣の空いた場所を見つめている。 なつは静かに目を伏せた。 そして、らんは。 去年すちと交わした約束を思い出していた。 ___来年も、みんなで花火見たいね。
LAN
夜空に、一発目の花火が咲く。
ドンッ
その光の中で。 らんは小さく笑った。
LAN
誰も答えない。 けれど。 風が吹いた。 まるで「見てるよ」と言うように。
こさめが涙を拭う。
こさめ
いるま
いるまが空を見上げる。
なつ
みこと
みことが呟いた。 なつが頷く。
なつ
誰もいないはずの隣に。 六人目の場所を空けて。 五人は花火を見上げた。
最後の花火が上がる。 一瞬だけ、夜空が昼間みたいに明るくなった。 その光の中。 五人には、確かに見えた。 いつもの笑顔で笑う、すちの姿が。
LAN
らんが呟く
LAN
花火が消える。 夜空には、星だけが残った。 そして誰もいなくなった場所に。 小さな花が一輪、咲いていた。 それはまるで。 あの日、すちが笑っていたみたいに。 優しく、夏の夜を照らしていた。
__ __君との最後の花火は。 今も、僕らの心の中で咲いている。
あいか
あいか
あいか
あいか
コメント
1件
あいかさん、第7話読了しました。 花火の夜の温かさと、翌年の静けさの対比が切なくて…。すちの「今日が楽しいからだよ」って言葉、あとで来る伏線かと思うと胸が痛かったです。五人で空けた六人目の席、風が「見てるよ」って返したシーン、涙腺にきました。最後の小さな花、すちの優しさそのものですね。 素敵な物語をありがとうございます。大切に読みました。