作者
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関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
教室に入って来た舞織
誰に話しかけるでもなく誰に話しかけられるでもなく彼女は自分の席に着いた
関根 舞織
ドスン! と彼女のバック机に置かれた音がする
関根 舞織
教室の空気が一瞬静まる
だが程なくしてまた各々会話を始めたようだ
関根 舞織
彼女の席は教卓の目の前だ
良くも悪くもほぼ全てのクラスメイトから見られる位置
もっとみんなをまとめるようなキラキラ女子ならいざ知らず
舞織にとっては何もメリットがない
むしろデメリットだ
関根 舞織
関根 舞織
そんなこんなで朝の準備が終わった
関根 舞織
舞織に話しかけてくる人は居ない
新学期とはいえ舞織たちは2年生
もうとっくに女子のグループは形成されている
関根 舞織
そう心の中でつぶやくと舞織は自傷気味に笑みを浮かべた
関根 舞織
関根 舞織
学校で舞織の居場所は無い
陰キャの女子グループにすら入ることの出来ない彼女にとって唯一の居場所は本だった
関根 舞織
程なくして朝読書開始のチャイムがなる
臼田 優斗
高橋 文彦
関根 舞織
関根 舞織
男子特有のいじり合いも程々に担任が教室に入る
その瞬間先程までうるさかった男子がまるで嘘のように静かになった
関根 舞織
五分ほど経つと朝読書の時間が終わり朝会が始まる
担任
担任
担任
クラスメイト
担任
担任
クラスメイト
担任
担任
高橋 文彦
臼田 優斗
高橋 文彦
担任
高橋 文彦
高橋 文彦
高橋 文彦
高橋 文彦
高橋 文彦
高橋 文彦
高橋 文彦
担任
担任
担任
阿部 桜
担任
猪塚 理人
出席確認も程々に先生の話が始まる
高橋 文彦
担任
担任
担任
教室に歓喜の声が響く
掃除が好きな人は少ない
担任
担任
今度は反対に教室がどんよりとした空気に包まれる
1部の目立ちたがり屋の男子はここぞとばかりにさわいでいるが
女子は、、、少なくとも舞織の気持ちは沈んでいた
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
担任
担任
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
担任
担任
担任
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
担任
担任
関根 舞織
関根 舞織
担任
担任
担任
関根 舞織
関根 舞織
舞織は心の中で盛大にガッツポーズをした
担任
担任
担任
担任
担任
臼田 優斗
高橋 文彦
担任
担任
臼田 優斗
担任
担任
担任
担任
川柳と言われた男子が立ち上がる
川柳 幸仁
川柳 幸仁
川柳 幸仁
クラスメイトからの拍手が鳴り響く
関根 舞織
関根 舞織
川柳は舞織の隣の席
ひとつの列に6人いるので舞織は7番目に自己紹介することとなる
さて舞織の直前の人はどんな人だろうか
川柳のあとの4人の自己紹介は何事もなく終わり次が舞織の直前に自己紹介する人物だ
関根 舞織
佐藤 健太
佐藤 健太
佐藤 健太
佐藤 健太
クラスメイト
高橋 文彦
臼田 優斗
囃し立てる男子たち
佐藤 健太
佐藤 健太
クラスメイト
担任
佐藤 健太
佐藤 健太
クラスメイトからパラパラと拍手が出た
先程までの自己紹介の拍手とは比べ物にならないほど小さな音だったが
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
担任
関根 舞織
舞織勢いよく立ち上がりこれでもかという力で椅子を机に入れた
教室の空気は既に死んでいる
ただでさえ陰キャの自己紹介は盛り上がらない
それなのに直前の滑ったギャグのせいで教室の空気は最悪だった
関根 舞織
担任
担任
再度言うが舞織の席は教卓の目の前
それなのに舞織は前を向いて自己紹介をしようとしたのである
そう 舞織は自己紹介というクラスメイトからの注目を集めるイベントによりかなり気が動転していた
その上クラスメイト全員の前で先生に注意された日には
関根 舞織
こうもなる
舞織は急いで後ろを向いた
が
教室にいるクラスメイトの視線を直に感じた舞織は瞬時に下を向いてしまった
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
関根 舞織
最低限の言葉で自己紹介を済ませ舞織は席にとこうとした
その時ハプニングが起こった
椅子が机から出てこない
火事場の馬鹿力とはすごいものでどんなに力を入れても椅子が机から出てこなかった
ガッコンガッコン椅子を引っ張りだそうとする舞織にクラスメイトの視線が刺さる
関根 舞織
担任
担任
もはや先生の声など舞織には届いていない
このぶっきらぼうな担任が心配の言葉をかけるくらいには舞織の表情は羞恥心と焦りに包まれていた
ガコンっ!
関根 舞織
半泣き状態になった舞織は何とか引っ張り出した椅子に座る
、、、色々なものが犠牲になったが
関根 舞織
関根 舞織
せめてもの慰めのように響く拍手の音が傷ついた舞織の心に塩を塗った
塩どころでは無いかもしれないが
ここから下は作者のあとがきです!
苦手な方は回れ右!
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