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Fの煽り節が炸裂しております()
20XX年、12月24日。 色鮮やかなライトアップに照らされた街並みは、 すっかりクリスマスムードで賑わっている。
そんな中、クリスマスに似つかわしくない服装をした少女が2人、 ビルの屋上から人混みを眺めていた。
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K
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ぽつぽつと会話を交わしていると、 2人のスマホに通知が入る。
A
K
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ふたつの影は、宵闇に溶けるようにして姿を消した。
ある2台のトラックだけが 大通りを抜け、裏道へ曲がっていく。
トラックが行き着いた場所には、 黒塗りの高級車が3台止まっていた。
トラックから降りてきた男は、 荷台から大量に積まれたダンボールをひとつ取りだし、 高級車から出てきた男の手には、ジュラルミンケースが握られている。
高級車の男
トラックの男
両者の間に緊張が走り、どちらかが口を開こうとして―――
F
高級車の男
静まり返った路地裏に響く声に、その場にいる誰もが辺りを見回すが、声の主は見当たらない。
F
男たちが見上げた先には、ビルの屋上で長い髪をたなびかせ、 無邪気に嗤う少女が1人。 柵の外で座りながらこちらを見下ろしていた。