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君を忘れた世界

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君を忘れた世界

1 - 君を忘れた世界

♥

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2018年12月10日

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キーンコーンカーンコーン…

05

やっと終わった。

03

長かったね💦生物の授業

05

生物なんかならって何になるのか。

03

んー…まぁ、役立つ時が来るんじゃない?

05

そうかなぁ?

03

分かんないけどw

03

あ、そう言えば、次の授業って

03

選択授業だ!

05

そうだっけ?

05

忘れてた

03

えぇー💦

03

みんながあんなに楽しみにしてる授業なのにw

03

忘れてる人初めて見たw

うちの学校には、選択授業という科目が、1週間に一回ある。

個々に、教員に指定された科目を学習するだけだから、厳密に言うと「選択」じゃない。

だが、何故か、教員に指定された科目は、その生徒の得意科目なので、生徒のほとんどはこの授業を心待ちにしているのだ。

05

選択授業で指定された科目って、なんでそれぞれの得意科目とぴったり合ってるんだろう?

05

アンケートだって取ってないのに。

03

確かに。

03

考えたこと無かったかも。

05

不思議じゃないか?

05

教員に得意な事を伝える奴なんてまず居ないのに、一人一人の得意科目を間違えることなく当てるなんて。

03

考えてみると気味悪いねw

03

あ、でも、ほら

03

小さい時の得意だったこととかから推理してるとか?

05

いや、それはないと思う。

05

だって、ここの学校へ来て初めてやった事が得意科目だったって人も沢山いるし。

03

あーっ…そっか

そんなことを話していると、廊下の奥の方から教員が顔を覗かせた。

教員A

おい、お前ら、

教員A

次は選択授業だろ

教員A

さっさと指定された教室まで移動しろ。

03

あっ!はい!

03

すいません💦

05

……。

03

怒られちゃったね💦

03

ちょっと急ごっか。

05

うん。

僕らは廊下を小走りで通る。

僕も03も、選択授業は「美術」だったから、教室も同じだった。

03

着いたっ!

ガラガラガラ…

03が美術室の扉を開けると、もうほとんどの生徒が着席し、気持ち悪いくらいにいい姿勢で座っていた。

僕らも同じように席につく。

美術教員

それでは今から美術の選択授業を始める。

美術教員

起立

美術教員

美術教員

着席

真っ白な髭をゆさゆさと揺らしながら、美術教員が話し始める。

美術の授業は、唯一僕が真剣に聞いている授業だ。

美術教員

えーと、今日は

美術教員

空気遠近法について教える。

美術教員

空気遠近法というのは、近くにあるものは濃く

美術教員

遠くにあるものは薄く描くという技法だ。

美術教員

遠近法を出す時に用いられる。

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