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私たち夫婦は、念願のマイホームを購入した
中古物件を[現状渡し]という条件で購入したのだが、されが信じられないくらいにお買い得だったのだ
妻
確かに妻の言う通り[ラッキー、ツイてる]なのかもしれないが、俺には1つ気になっている事があった
それは妻の浮気だった。 まだ確証があるわけではないが、ここ最近、やたらとモバイル端末をいじっている事が多い
俺が誰と連絡を取っているのかと聞いても、 別にっと言って、ごまかされてしまう
そんなある日のことだ
俺
廊下に赤いクレヨンが落ちていた
俺
俺は不思議に思い、妻に尋ねることにした
俺
妻
俺
妻
俺
それからと言うもの、頻繁に廊下でクレヨンを拾うようになった
不思議なことに拾っても拾っても必ずクレヨンは廊下に落ちていた
俺
俺
俺
俺
そこで俺は妻に内緒で廊下に監視カメラをすることにした
ここで赤いクレヨンの謎を、妻の浮気の証拠とともに記録をすることができる
そう思い、俺は会社へ行った
その夜
帰宅した俺は早速監視カメラで記録したデータを確認した
俺
初日だしそんなもんかなぁと思った
その時
いつものように廊下にクレヨンが落ちていた
俺にはそれが壁から飛び出してきたように見えた
俺
俺は廊下に向かうことにした
俺
妻
俺
俺
妻
俺は妻の浮気の秘密を暴いてやろうと思い、クレヨンが出てきたあたりの壁を調べることにした
俺
廊下の壁にはなぜかそこだけ色の違う場所があった
そこは間取り上。空間があるはずなのに入り口がどこにもない。と気になっていた場所だった
妻
俺
ここが妻と浮気相手の密会場所だと思った
どうやっているか知らないけれど家に痕跡を残さないためにこの部屋で妻が浮気相手と密会を重ねている
そう感じた
そこには俺が思った通り入り口のドアがあった
ドアを開けられないように板で打ち付けられていた
妻
妻が演技をしていると思った俺は思いっきりそのドアを開けた
俺
そこは真っ赤な部屋だった
浮気相手もいなければ、ベットやゴミ箱さえ無い
ただただ赤い、異様な空間だった
俺は部屋の中に入った
妻も、俺の後に続いた
妻
よく見ると部屋は真っ赤ではなく、マダラに赤く染まっているようだった
俺は、赤い部屋の壁に顔を近づけた
お父さん お母さんお願い出してと書かれていた
俺
妻
その後
家を売った不動産屋に問い合わせをしたところ、この家の前の持ち主はまだ幼い子供を叱るたびに、この部屋に閉じ込めていたことがわかった
ひどいときには何日間も、 そしてある時少女を閉じ込めたまま旅行に行ってしまった
夫婦が帰宅して鍵を開けたときには子供はすでに息を引き取っていたそうだ
よほど苦しんだのだろう
壁一面にびっしりと謝罪の言葉を赤いクレヨンで書いて
安いからといって中古物件を現状渡しで購入してはいけないと
つくづく思う
その後、俺たちは家を売り払って、別の賃貸マンションに引っ越した
もちろんあの後妻とは別れた
原因は浮気だ
そう俺の