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お茶🍵
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お茶🍵
お茶🍵
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黄花 やなと
翠崎 ゆた
僕はクラスメイトとも距離を置いて深く関わらないようにしている。
それを察してか、ただ地味で暗いぼっちのクラスメイトに関わりたくないだけか。
どちらにしろ、必要最低限話しかけられることはないのに。
目の前にいる黄花 やなとは僕を真っ直ぐ見て、僕の名前を呼んでいる。
黄花 やなと
翠崎 ゆた
黄花 やなと
翠崎 ゆた
黄花 やなと
翠崎 ゆた
黄花 やなと
黄花 やなと
翠崎 ゆた
黄花 やなと
翠崎 ゆた
正直、仲良くなるつもりはない。
僕は誰とも仲良くならない。
距離感は大切だ。
だからこそ、
翠崎 ゆた
素直に頷いた。
黄花 やなと
翠崎 ゆた
これは持論だけど、距離を取りたい時ほど、余計な否定はしないほうがいい。
軽く流すくらいが一番ちょうどいい。
そうすれば、だいたいの人は薄いつまんない人間だと思ってくれる。
この世代なんて特にそうだ。
一緒にいて楽しい人を求める。
自分にとって都合のいい、得のある人との関係を築きたがる。
少なくとも、僕が今まで出会ってきた人間はそうだった。
黄花 やなと
翠崎 ゆた
黄花 やなと
……握手なんて、普通しないだろ。
席替えで席が近くなってよろしくの握手なんて。
余計な否定をしないほうがいい、と思っても触れるとなると話は別だ。
翠崎 ゆた
黄花 やなと
首を傾げながら僕の顔を覗き込むように見てくる。
よくそんな恥ずかし気もなく、ストレートに聞けるな。
僕たち、初めて話すんだよ?
しかも僕は、クラスでも目立たないし、友達もいない地味で暗いクラスメイトだろ?
黄花 やなと
勝手に照れていたことにされているけど、そういうことにしたほうがこの場合は都合がいい。
翠崎 ゆた
言葉にする方が恥ずかしいな。
黄花 やなと
僕の言葉を聞いた黄花 やなとは満足したように口角を上げて笑った。
翠崎 ゆた
黄花 やなと
翠崎 ゆた
僕の話を聞いてなかったのか。
恥ずかしいところを無理して言葉にした僕の努力は何?
黄花 やなと
翠崎 ゆた
不可抗力で触れてしまうことは仕方ないとしても、自ら触れるなんて自殺行為みたいなものだ。
傷つきにくいようなものだ。
翠崎 ゆた
黄花 やなと
左手が僕の右手を掴み無理やり手を握られる。
けど握手する前の触れた瞬間から見えていた。
翠崎 ゆた
【22,125】
こんなに元気なのに、あと22年しか生きられない。
笑顔で僕の手を握っている黄花 やなと。
今は暖かい手だけど、あと22年後には冷たくなって動かなくなる。
早い。早すぎる。
ほらやっぱり、人の余命なんて知ったっていいことない。
ゆっくりと手が離される。
離れた時に見えなくなった数字。
だけど、僕の脳内にはこびりついて離れなくなってしまった。
黄花 やなと
翠崎 ゆた
こんな能力があるんだ。
常に緊張して冷たくなってしまっても不思議ではないだろう。
まぁ、僕の場合はただの冷え性でもあるのだけど。
先生
担任の声で我に返る。
チャイムが鳴って、ホームルームが終わる。
最悪な気分のまま、今日が始まった。
瑞紗 おさでい
黄花 やなと
翠崎 ゆた
わざわざ僕に声をかけてから筆記用具を持って席を立ち上がる。
どうして僕に話しかけたんだろうか。
僕の他にも、隣や前の席の人だって居た。
翠崎 ゆた
考えないでおこう。
今まで僕は他人と距離を置いて生きてきたから、少し戸惑ってしまっただけた。
きっと、黄花 やなとはただの気まぐれで、特に意味なんてないんだろうな。
こんなのたまたまで、続かないだろう。
翠崎 ゆた
お茶🍵
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お茶🍵
コメント
2件
お師匠様!小説書くの上手すぎます!一瞬でこの小説世界観に吸い込まれます!