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重く冷たい雨が 降り注ぐ

真っ黒な喪服を着た大人達が 静かに言葉を交わっている

今日は、「柊灯火」の お葬式──

???

、、、、、、

「星宮茉白」は ただ、じっと座っていた

まるで、糸が抜けた人形のように だが、その無表情の中に 悲しみが交わっているように見える

灯火

茉白!

「無邪気な笑顔で浮かべつつ
お嬢様らしい美しさを移す」

???

──灯火

ポタポタ、、、

今まで家族にでさえ 見せることのなかった涙は

今は、何故か声を押し殺し 涙が止まらなくなってしまう

──茉白ちゃん

???

「振り返る」

灯火の母親

茉白ちゃん

「優しい声で」

???

、、、、、、

「不思議そうに見つめる」

茉白の母親

灯火ちゃんのお母さんよ

言われてみれば 所々顔のパーツが灯火に 似ているように見える

灯火の母親

いつも、灯火から
あなたの話は聞いていたわ

灯火の母親

とても、いい親友だって
嬉しそうにしていたわ

まさか、そこまで

???

「そんな風に
思ってくれてたのかと
少し心が暖かくなっている事を
実感する」

灯火の父親

──茉白ちゃん

「後ろから現れる」

灯火の父親

良かったら
これ、受け取ってくれないかな?

「狐のお面を取り出す」

???

──お面

「無意識に」

灯火の父親

最期、灯火が
握っていたものなんだ

灯火の父親

良かったら
貰ってくれないかな?

茉白には何故か この温もりがこのお面が 生きているのではないかと 思わせる

6年後

星宮茉白

それじゃあ
行ってきまーす!!

新入生という まだ、中学生感が抜けてない 初々しさが残っている

茉白の母親

行ってらっしゃい
気をつけて 茉白

星宮茉白

うん!!!

ガチャ

茉白の父親

変わったな〜。茉白

「呑気に」

茉白の母親

いいじゃない
いい方に変わったんだから

「父の顔を見つめる」

茉白の母親

けど、あんなにヒーローに
興味がなかった茉白が

茉白の母親

雄英を受けるなんて

茉白の母親

まるで──

茉白の中に灯火ちゃんが 入ったみたいね

星宮茉白

はぁ、、はぁっ、、!

「嬉しそうに走って」

息を上げながら その足並みにはワクワクと ドキドキが あるように見える

だが、徐々に静かになり ゆっくり歩くようになる

星宮茉白

、、、、、、、、

「背負っていた
スクールバックを開ける」

死角に移り 背負ってたスクールバックを こっそり開ける

星宮茉白

、、大丈夫?
狭くなかった、、?

お面

えぇ、平気よ
なんてたって
ワタクシはお面ですもの

お面

改めておめでとう
茉白!

星宮茉白

──ありがとう

「優しい笑顔で応える」

先程の明るく初々しさは どこかに行き 無口で静かなイメージへと 移り変わる

お面

まさか、茉白が
あの「雄英」に本当に
受かるなんて

お面

信じていた身だったけれど
驚きですわ

星宮茉白

、、灯火が、居なかったから
私、きっと受かってなかった

そんな話をしていると 近くの家の扉が開き 主婦がゴミ袋を持ち外にでる

お面

ここは、ダメですわね
茉白、ここからどうやって
雄英に行きますの?

星宮茉白

駅──

主婦

あらっ!!

声のするほうを見つめる

主婦

その制服
もしかして「雄英」の
入学生?

星宮茉白

、、、、、

星宮茉白

せやねん!
今日からウチ
雄英の1年生になるんや

星宮茉白

強 なってヒーローになったら
絶対おばあちゃんも守ったるから
応援よろしゅうな!

主婦

あら、まぁ!

「嬉しそうに笑う」

主婦

その時は頼みましたよ

星宮茉白

「満面の笑みで」

今日も茉白はまるで 着せ替え人形のように 性格を変える

それは 不気味な程に 完璧に

私たちは2人で1人のヒーロー

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