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交番の夜勤。
街は落ち着いていて、通報もほとんどない。
俺と少年は、机を挟んで向かい合って座っていた。
??
🦈
俺は笑って湯のみを差し出す。
??
🦈
?少年は一口飲んで、少しだけ表情を緩めた。
「悪くない」
なんて、照れくさそうに呟く。
そんなとき、外から猫の鳴き声がした。
🦈
俺は立ち上がって外に出る。
交番の脇で、小さな黒猫が鳴きながらこっちを見上げていた。
🦈
猫を抱き上げると、少年が半ば呆れた顔で迎えてくれる。
??
🦈
黒猫は俺の胸で丸くなり、目を閉じる。
??
俺は笑って答えようとしたけれど、
ふと、心の奥に過去の光景がよぎる。
いつも隣で笑っていた🌸の声____
🌸
湯のみから立ち上る湯気が、少しだけ霞んで見えた。
ぬし
ぬし
ぬし