TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

記念すべき20話目 皆様ご覧いただき 誠にありがとうございます。 ひとえに皆様の応援のおかげです。 これからも2人の行く末を 温かく見守って頂ければ幸いです。 By 作者

目黒蓮

それでは本編始まります

齋藤詩織

今回は特別回です。

深澤辰哉

いつもより♥たくさん頂けると

岩本照

嬉しいです(*^^*)

阿部亮平

それでは

宮舘涼太

Party Timeスタート🌹✨

深澤辰哉

今回も長いのでお付き合いよろしく。

岩本照

またスペシャルゲストも登場します。

向井康二

楽しんでや♡

朝 会社入口

シオの体調を考えて 朝は起こさず家を出てきた。

目黒蓮

ふぁ~。(欠伸)

阿部亮平

あれ?目黒寝不足?

目黒蓮

あ、阿部ちゃんおはよ。んん。そうじゃないんだけど。

阿部亮平

おはよ。なんか疲れてる?

宮舘涼太

おはよ。目黒。

目黒蓮

おはよ舘さん。

宮舘涼太

それって…つまり…。あれ?

目黒蓮

え?なんの事?

阿部亮平

ああ。欲求不…ぶほっ。

慌てて阿部ちゃんの口を手で塞ぐ

目黒蓮

朝から何言ってんの!!(赤面)

深澤辰哉

おはよ。相変わらず仲良くてよろしい事で。

岩本照

おはよ。何?この空気。キモイんですけど。

目黒蓮

おはよ。お二人さん。

深澤辰哉

んでなんの話よ。

宮舘涼太

いや。朝の会話じゃないから。しかもエレベーター前(笑)

深澤辰哉

あぁ。(笑)なるほどね。

岩本照

色々大変だね。目黒も。(笑)

目黒蓮

からかわないでよ。みんなして……しかも悟らないで。怖いよ

岩本照

今晩でいいんだよね?

目黒蓮

うん。よろしくね。

目黒蓮

なるべく早く戻ってくるようにするけど。多少ズレる可能性もあるかも。

深澤辰哉

まぁ。巻ける様ならそれなりに頑張れば良いけど。相手次第でしょ?先に俺も2人で話したいこともあっから。平気よ?

岩本照

え?俺と?ナニ?

深澤辰哉

まあ、あとでな。ヌフフ🤭

岩本照

なんか怖\=͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/

深澤辰哉

そういえば、目黒なんか部長が来たら上に来いって言ってたぞ?

目黒蓮

え?なんだろ?なんか打ち合わせかな?

深澤辰哉

俺はなんだかは知らねぇよ。とりあえず行ってこいな。ちゃんと伝えたからね。

目黒蓮

うん。分かった。ありがとうふっかさん。

部長室

目黒蓮

失礼します。目黒です。

部長

入りなさい。

目黒蓮

お呼びと言われましたが。何が御用でしょうか?

部長

深澤商事の件良くやってくれた。

目黒蓮

いえ。それは…。ご子息である深澤さんのお力で。

部長

深澤くんね。彼はずっと嫌がっていてね。

部長

繋がりをなかなか作ることが叶わなかったんだよ。

部長

業務提携まで取り着けるなんて君の力は素晴らしい。

目黒蓮

はぁ…ありがとうございます。(?)

部長

今回の功績を何かしらの形にしようと思ってね。

部長

取り敢えず特別ボーナスと昇進を考えているんだが、どうかな?

目黒蓮

え?

目黒蓮

その功績なら、深澤さんでは?

部長

彼にはもちろん打診したんだが断られてね。

部長

ボーナスは有難く頂く、と。(笑)

目黒蓮

そうですか。

目黒蓮

実は、結婚を考えていまして。

部長

ほう。

部長

その相手とは?

目黒蓮

経理課の齋藤詩織さんです。

部長

あぁ。そうなのか。

部長

今回の人事で課長になるんだったね。

目黒蓮

はい。

部長

じゃあ、ちょうどいいじゃないか。君に営業2課課長に昇進するのも。

部長

業務提携の事もこれからは君に対応してもらいたいし、むしろその方がこちらも有難いんでね。

目黒蓮

実は彼女妊娠していまして、体調的にはまだ無理できない状態でして。

目黒蓮

何かとご迷惑をおかけするのでは、と。

部長

そうか。

目黒蓮

昇進の件は有難いのですがまだ分不相応かと。それにいずれ子供が産まれれば育休を取ろうかと思ってましたので。

部長

課長職では育休は取れないと?

目黒蓮

まぁ。そうですね。

部長

いや。君には昇進してもらうよ。

部長

むしろモデルケースを作らなければ。

目黒蓮

断る理由にはならないと?

部長

君が新しい職場環境を作るんだ。課長として。

部長

みんなが取りやすいように。

部長

育休は男女とも認められている権利だ。今は特に取りずらいなんて有り得ない、そうだろう?

目黒蓮

意外と話が通じるんで、驚いています。

部長

堅物だとおもったか?(笑)

目黒蓮

いえ、そんなことは………。

部長

孫育休が欲しいくらいだかね(笑)

目黒蓮

あ…そうなんですね。

部長

それはまぁ、置いといても(笑)

部長

この件は進めていくから、準備するように。業務提携が来年開けに締結され次第昇進としよう。昇進試験は既にパスしているので問題ない。

目黒蓮

はい。分かりました。

部長

結婚と育児か。楽しい時期だな。羨ましいよ。

部長

新婚旅行はもう決めているのかね?

目黒蓮

いえ、そこまではまだ。(妊娠)分かってまもないですし。落ち着くまでは。職場復帰もありますから。

部長

そうか。実は深澤社長から格別の厚情をと、頼まれていてね。

目黒蓮

では、移動車をこのまま使わせて頂くことでいかがでしょうか?彼女の体調もありますし、そうして頂けるなら十分です。

部長

ではそうしよう。

目黒蓮

ありがとうございます。

部長

じゃあ戻りなさい。これからも期待しているよ。

目黒蓮

はい。失礼いたします。

一礼をし部屋を出る。

深澤辰哉

お、目黒帰ってきたな。

目黒蓮

ふっかさん、仕事は?

深澤辰哉

サボり。(笑)

目黒蓮

はぁ。全く。

深澤辰哉

ちょっといいか?
(☝ ՞ਊ ՞)☝

目黒蓮

あぁ。分かりました。

深澤辰哉

ん。いい天気だなぁ。

タバコをふかしながら🚬 大きく伸びをする深澤

目黒蓮

なんで断ったの?昇進

深澤辰哉

キャラじゃねぇだろ。課長とか。(笑)

目黒蓮

今回の功績なんか納得いかない。嬉しくないんだけど。

深澤辰哉

そういうと思ってたよ。

深澤辰哉

でもな。

深澤辰哉

お前は上にいかなきゃ。シオのためにも

深澤辰哉

俺は現場で上に行くんだ。

目黒蓮

それ、意味わかんないよ。

深澤辰哉

俺は現場がいい。営業職で上を目指す。

深澤辰哉

お前は会社の内部統制を作り上げて欲しい。営業課を統合してよりやり易い環境を作って欲しいんだ。

深澤辰哉

人数的に統合出来るだろ?

目黒蓮

まぁ。それは……。

深澤辰哉

周りをよく見てるお前なら出来ると思うし、お前なら上司として受け入れられるよ。

目黒蓮

俺、ふっかさんの上司やだよ(笑)

深澤辰哉

とにかく課長昇進おめでとう。二課はお前で持ってる。適任だよ。

目黒蓮

そんなこと言って1課はふっかさんが独占してる癖に(笑)

深澤辰哉

営業成績は負けねぇよ。先輩としてそれは死守しなきゃな(笑)

目黒蓮

分かった。どこまで出来るか分からないけど頑張るよ。

深澤辰哉

おう。

席に座りパソコンに向かう

目黒蓮

ふう。

カタカタと打ち込み 内容を間違えないよう 確認して進めていく

目黒さん2番にお客様から連絡です

目黒蓮

はい。

電話を受ける。

目黒蓮

もしもし目黒です。

目黒蓮

………様お世話になっております。……はい。……はい。(パソコンを操作し内容を確認する。)

目黒蓮

そちらの件でしたら………で……には確認が出来るかと。はい。……かしこまりました。では、資料は御社へ送らせて頂きますので、ご確認お願いいたします。

目黒蓮

ご連絡ありがとうございます。……では、……ええ。ありがとうございます。それでは失礼致します。

テキパキと資料を用意して 送付状を書いていく。

向井康二

それ、送るんでっか?

目黒蓮

おお。康二。いいの?

向井康二

俺も送るのあるんで一緒にやっときますよ。

目黒蓮

ありがとう。助かるよ。

向井康二

大したことやないですよ。忙しい目黒君に比べたら…。

目黒蓮

そんな事ない。時々テンパる事もあるけど(笑)1つ1つ丁寧にやってるのはちゃんと見てるよ。ありがとうな。

向井康二

今日はエラい機嫌いいですね。なんかありましたか?(笑)

深澤辰哉

康二ぃ。せっかく目黒が褒めてんだから素直に喜んどけよ。(笑)

深澤が向井の肩に手を置いて からかっている。

向井康二

もぉ、なんやの?ふっかさん。いいじゃないですかぁ。これもひとつの会話のキャッチボールですやん。

目黒蓮

2人で話してると漫才みたい(笑)

目黒蓮

さて、外回り行くかな。

深澤辰哉

おう。気をつけてな。

向井康二

行ってらっしゃい👋

目黒蓮

ふっかさんもうちばっか来ないで仕事してくださいよ。

深澤辰哉

うるせぇな。こーじのお迎えだよ(笑)

向井康二

俺?なんですのん?

ガヤガヤと2人の楽しそうな声を 聴きながら外回りへと向かっていく。

運転手:お仕事お疲れ様でした。 次はどちらに?

目黒蓮

自宅へ向かって下さい。
彼女を迎えに行きたいので。

運転手:分かりました。(車が発進する) なんだか嬉しそうですね(笑)

目黒蓮

そうですか?顔に出ちゃってるのかな?(笑)

運転手:明日からは齋藤さんも ご一緒に乗られるんですよね?

目黒蓮

あ…、え?

運転手:部長からはそのようにと。

目黒蓮

そうですか。ではよろしくお願いします。

運転手:かしこまりました。色々準備は こちらでしておきますので、 ご心配なくおいでください。

目黒蓮

お心遣いありがとうございます。

携帯が鳴る

目黒蓮

もしもし?

齋藤詩織

蓮?今平気?

目黒蓮

車の中だよ。どうした?

齋藤詩織

2人へのお礼って、どこにあるの?

目黒蓮

俺の部屋のテーブルの脇に置いてあるけど?分からない?

齋藤詩織

黄色の紙袋?

目黒蓮

そう。もうすぐ着くからいいよ。

齋藤詩織

大丈夫。分かった。エントランスで待ってる。

目黒蓮

寒いから温かくして待っててよ。

齋藤詩織

分かってる(笑)

目黒蓮

じゃあ後でね。

電話を切る。

運転手:どこか行かれるのですか?

目黒蓮

あ、プライベートなので、大丈夫ですよ。

運転手:身重の方とお出かけになるなら 使ってください。時間内ですし。

目黒蓮

そこまでして頂くのはちょっと…。

運転手:お祝いの気持ちとしてでは ダメですか?

目黒蓮

ありがとうございます。では会社近くのイタリアンFleur de neigeへお願いします。

運転手:かしこまりました。(笑) ご自宅到着致します。

玄関前エントランスに乗り付ける。

齋藤詩織

え?

目黒蓮

シオ!乗って。

運転手:齋藤詩織さんですね?

運転手:明日よりお迎えに伺います。 山田と申します。 お二人の送迎をさせて頂きます。 よろしくお願い致します。 では出発致しますね。

齋藤詩織

こちらこそ。目黒がいつもお世話になっております。私まで乗せて頂くなんて恐縮しちゃうな。

目黒蓮

今日はご好意で、店まで乗せてくれるって(笑)

齋藤詩織

すみません。ありがとうございます。

齋藤詩織

シートふかふか(笑)乗り心地良いね。

ベルトを締めると手を握られる。

目黒蓮

具合どう?

齋藤詩織

うん。平気。

齋藤詩織

お仕事お疲れ様。

目黒蓮

ありがと。

目黒蓮

ねえ。シオ。

齋藤詩織

ん?なに?

目黒蓮

俺も、今すぐには言えない事出来た。

齋藤詩織

そう。いずれは話してくれるんでしょ?
今は無理でも。

目黒蓮

うん。

目黒蓮

こんな気持ちなんだね。

目黒蓮

言えないの辛いや。

齋藤詩織

蓮は苦手だもんね。(笑)
隠し事。

齋藤詩織

でも、いいと思うよ。そのままで。

齋藤詩織

辛かったら一緒に背負うし。助けられる所は助け合おう?

目黒蓮

ありがとう。

目黒蓮

でもシオもね。これから課長として大変だろうから。出来ることは手伝うし、無理はしないでね。

齋藤詩織

うん。分かってる。色々頼むこと増えるかも。ごめんね。

目黒蓮

良いよ。頼られるの嬉しい。

運転手:お待たせ致しました。 到着致します。

目黒蓮

ありがとうございます。

齋藤詩織

プライベートなのに。すみません。

運転手:気分悪くなったり していませんか? 明日からも気をつけますので 遠慮なく仰ってください。

齋藤詩織

ありがとうございます。快適でした。

齋藤詩織

明日からもよろしくお願いします。

運転手:楽しい時間を お過ごしくださいね。

パタン。車のドアを閉めて車を見送る。

目黒蓮

さあ。入ろう。

街中はクリスマスのイルミネーションでキラキラ輝いている。2人の瞳もキラキラ輝いて幸せの輝きを放っていた

目黒蓮

こんばんは。佐久間くん?

佐久間大介

いらっしゃい!

齋藤詩織

こんばんは。お世話になります。

佐久間大介

どれどれ?まだ目立たないね。

佐久間大介

気持ち悪いのはどう?匂いがダメって聞いたけど。

齋藤詩織

まだ全然ですよ。(笑)今は気持ち悪いのはないですよ。その日に寄るので慣れないですね。

ラウール

シオちゃん。これ使って♡膝掛け

齋藤詩織

ありがとうラウくん。

目黒蓮

ありがとうね。こういうの助かる。

佐久間大介

温度の調整はいくらでもするから遠慮なく言ってね。

齋藤詩織

ありがとう。

佐久間大介

蓮がパパになるなんてねぇ。今でも子供なのに……。(笑)なんか想像つかないや。シオちゃん大丈夫?

齋藤詩織

そんなこと無いですよ(笑)既に親バカ素質見せてます。育休取るって言ってますから。(笑)そんなこと出来ないのにね。

目黒蓮

取るよ!絶対。2人で子育てするんだもん。親子教室とか通うんだ。

齋藤詩織

ふふふ。そうだね。(笑)

ラウール

似合わない(笑)

ラウール

まぁ。お席へどうぞ(笑)

目黒蓮

本気なのに…。

齋藤詩織

ふふ。嬉しいよ♡蓮ありがと。

佐久間大介

蓮どうする?何か飲む?

目黒蓮

ううん。2人が来るまで待ってる。

齋藤詩織

私も今は大丈夫です。2人が来るまで待ちますよ。

その頃2人は?

岩本照

もぉ早く行こうよ。

深澤辰哉

ちょっと待て。

岩本照

なに?二人待ってるよ。時間まであと30分無いのに

深澤辰哉

ここ、覚えてるか?

岩本照

公園?

深澤辰哉

お前と初めてデートした場所。

岩本照

デート?

深澤辰哉

そ。体力作りにランニングしたろ?

深澤辰哉

実はお前のこと意識したのいつだろうって思い出したら、やっぱりあの日しか考えられなかった。

深澤辰哉

お前は大学の後輩で家族を1人で養おうってバイト幾つも掛け持ちして自分を犠牲にしても守ろうとしてた。

岩本照

ふっか?

深澤辰哉

俺さ、シオへの気持ちに蹴りをつけた日の朝、仕事に行く前ここに来たんだよ。

深澤辰哉

あの日と同じ気持ちだった。ヒカルはやっぱり俺にとっては大事なヤツで。あの時に感じた大切にしたいって想い変わらなくて。

深澤辰哉

何時でもお前は誰かのために一生懸命で。

深澤辰哉

気がついたら俺のそばに居てくれて。支えになってくれて。

深澤辰哉

いつも目一杯なのに俺が体力作りしたいって言ったらメニュー考えてくれて。ここでランニング付き合ってくれたろ?

岩本照

そりゃ、ふっかに言われたらそうするよ。俺にとっても大切な人だし。

岩本照

そろそろ本題に入ろうよ。何が言いたいの?

深澤辰哉

なあ、もう別々に暮らすの辞めようぜ?いつもお前の背中見送るのヤなんだよ。

岩本照

え?ナニ言ってんの?

深澤辰哉

ちゃんとおはようとおやすみを当たり前に言えるようにしたい。

深澤辰哉

俺と一緒に住もうよ。

岩本照

マジ?

深澤辰哉

大マジ。会社も一緒に行きたいし同じ家に帰りたい。俺じゃダメか?

岩本照

ふっか。嬉しい。

岩本照

ふっかしかヤダ。俺にもふっかしか愛せない。ふっかと一緒に住みたい。

ヒカルの目からは涙が流れていた。 辰哉は抱き締めながら ヒカルの目元を拭う。

深澤辰哉

一緒に幸せに暮らそうな。

岩本照

うん。๑ ᷇ 𖥦 ᷆๑)♡

2人は見つめ合い優しくキスを交わす。

深澤辰哉

さ、報告も兼ねてあいつらに会いに行こう。

岩本照

そうだね。

2人は手を繋ぎ歩き出した。

ラウール

ふっかさん、岩本くんいらっしゃい!お二人お待ちだよ。

岩本照

ごめんね。遅れた。

深澤辰哉

すまん。ちょっとあって…。

齋藤詩織

気にしないで、座って。

目黒蓮

お疲れ様。

目黒蓮

とりあえず、なんか飲もう?

齋藤詩織

何する?

深澤辰哉

俺はジンジャーエールで。

齋藤詩織

え?飲まないの?

深澤辰哉

そういう気分じゃないんだ。

齋藤詩織

岩本照

シオ先輩気にしないで。俺ハイボール。目黒は?

目黒蓮

じゃあ俺も同じで。

齋藤詩織

私ミルクティーがいいな。温かいので。

ラウール

は~い♡

ラウール

ちょっと待っててね。

ドリンクが運ばれてくる。

深澤辰哉

んで?俺らが呼ばれたのって?

岩本照

ふっかさん、その前に言うことあるでしょ?(笑)

齋藤詩織

いや、そうだよ。ドリンクの注文も変だし。何があったの?

深澤辰哉

あの…。俺たち一緒に住もうかと。……付き合って1年経つし別に大した事じゃないだろ?(笑)

齋藤詩織

そうなんだ。良かったね。(笑)

岩本照

良かった♡2人には先に報告したくて。

岩本照

ふっかの健康管理は任せて。

目黒蓮

岩本くんなら安心だ。(笑)

目黒蓮

良かったね。ふっかさん、岩本くん。2人とも幸せそうでなにより♡

齋藤詩織

次は私たちの番だね♡

目黒蓮

うん♡

目黒蓮

俺たち結婚しようと思うの。

深澤辰哉

へぇ。おめでとう。いいじゃん。

岩本照

それと俺らが呼ばれたこととなんの関係が?

齋藤詩織

2人には証人になって欲しくて。

深澤辰哉

ふぇ?!

岩本照

俺たちが?

目黒蓮

2人にはお互い世話になってるし。これからも1番身近な人になるから。

齋藤詩織

いいでしょ?ふっか、岩本くん。

目黒蓮

オレが言い出したんだよ。2人になってもらいたいって。

深澤辰哉

そんな大切なこと…。俺らでいいの?

齋藤詩織

蓮の考えに私も同じ気持ち。私も2人がいいの。

齋藤詩織

ね、お願い。引き受けて。

婚姻届が目の前に出される。 もう既に2人の名前は書かれている。

岩本照

初めて見たかも。リアルだわ(笑)

深澤辰哉

良いのかよ。マジで。

ボールペンを手渡し 2人の手をぎゅっと握る

齋藤詩織

ふっかとは色々な意味で長い付き合いになった。岩本くんも一緒に働いて信頼してる。信用出来るふっか達だからこそ頼んでるんだよ。

岩本照

俺はいいよ。書く。同期と尊敬する先輩の証人なんて光栄だよ。

岩本照

みんなのおかげで今日という日が忘れられない日になった。ありがとう。

深澤辰哉

分かった。俺も書くよ。シオと目黒の人生をこれからも応援するのは変わんねえしな。

目黒蓮

ありがとう。ふっかさん。岩本くん

岩本照

これでお互いの証人だね。(笑)

齋藤詩織

ありがとう岩本くん。

二人順番に名前を書いていく。

岩本照

結構緊張するもんだね💦こういうのって。

深澤辰哉

なぁ。じゃ、次俺か。

深澤辰哉

こないだの大口の契約より緊張するわ。(笑)

目黒蓮

そんな大口の契約と一緒にされるほどの署名じゃないでしょ(笑)
大袈裟だよ、ふっかさん

深澤辰哉

人生の一大イベントだぞ。これは。

深澤辰哉

よし、書けた。改めておめでとう。

齋藤詩織

ごめん。ありがとう。

目黒蓮

後で2人で出しに行ってくる。

佐久間大介

そろそろいいかぁ?

佐久間が料理を持って入ってきた。料理に明らかに今までと違うニュアンスが混ざっている。

齋藤詩織

みんなにもうひとつ報告があるの。

蓮はニコニコしながら シオの手を握っている。

齋藤詩織

新しい命が(お腹を触り)ここに授かりました♡

深澤辰哉

うぇぇぇぇぇぇぇ?

岩本照

なんて声出してんだよふっか。

佐久間大介

ニャは♡知らないのはお前だけな(笑)

深澤辰哉

え?え?なんで俺だけ?ヒカルは知ってたの?

岩本照

まぁ、成り行きで(笑)

深澤辰哉

なんで言わないんだよぉ。

岩本照

どうせ今日わかると思って。

深澤辰哉

お前昼間それで俺を避けてたな?!

岩本照

いやいやそんなことないよ。ホント忙しかったんだってば。

齋藤詩織

リーダー任せたからね。準備とか資料確認するのも量多いでしょ?(笑)

岩本照

これ、日常で作ってたって本当に驚いてます。めちゃくちゃ忙しかったはずなのに。これ見て本当に尊敬します。

深澤辰哉

ファイルの中に入ってたの?

岩本照

個名でロックしてあった。

齋藤詩織

夏くらいから次のリーダーは岩本くんにするつもりだったから。

深澤辰哉

半年計画だったわけね。さすがだわ。

目黒蓮

基本定時で上がらないけどね(笑)

深澤辰哉

それはお前もだろ?(笑)

岩本照

仕方ないよね。それは。俺もそうなるかも。(笑)

齋藤詩織

しなくていいよ。なるべく定時であがる。それは繁忙期以外は守っていきたい。

齋藤詩織

それじゃないと私も休みにくいから。

目黒蓮

身体の事もあるし効率的に出来ればいいよね?

岩本照

なら尚更早めに動き出した方が良いね。会議多めになるけど負担減らしていけばいいよ。まあ、それは追々で。

佐久間大介

じゃ、召し上がれ!

頂きます😋

目黒蓮

うぉっ!この酸味ヤバっ!旨っ!

齋藤詩織

酸っぱッ#('*')頬がピリピリする。でも美味しいね。

深澤辰哉

そんなに?

齋藤詩織

食べてみる?

岩本照

オレも興味ある。

2人に食べさせる。

深澤辰哉

うおっ!酸っぱっ#('*')#

岩本照

おぉ~。クエン酸たっぷり。でも俺これ平気だ。

深澤辰哉

オレ無理(>_<)

目黒蓮

へぇ。オレ好きだわこれ。

佐久間大介

好みはそれぞれだからね(笑)

齋藤詩織

これ、レシピ欲しいかも。

佐久間大介

良いよん♡シオちゃんの腕は信頼出来るわ。

目黒蓮

これ、家で食べれるのは嬉しいかも。(笑)

齋藤詩織

再現出来るかどうか分からないけど。やってみたい。

佐久間大介

んじゃ次いくよ。

料理がみんなの目の前に並ぶ。

深澤辰哉

また違う。

佐久間大介

3人のはニンニクが入ってるけどシオちゃんのは入ってない。

佐久間大介

野菜とお肉の種類が少し変わってる。ヒカルは大豆肉に繊維質多め、ふっかは豚肉で身体冷えやすいから温野菜、蓮は牛肉で生野菜で量重視。シオちゃんは鉄分多めの温野菜で鶏肉と牛肉の合い挽きで少ない量で栄養価を摂取出来るようになってる。

深澤辰哉

へぇ。すげぇな。

深澤辰哉

かかってるソース?も違うんだ

岩本照

(๑⃙⃘・н・๑⃙⃘)パクッ俺のは唐辛子の辛味かな?とニンニク強め?ノンオイル?刻んだ玉ねぎ入ってて良いね。

深澤辰哉

へぇ。考えられてんな

岩本照

シオ先輩食欲はどう?

齋藤詩織

ん。その日によるかな。

齋藤詩織

食べれる日とそうじゃない日の差が結構あるかも。作って満足してる時もあるし、全く食べないのはさすがにまずいから食べれるものを食べるようにしてるかな。

深澤辰哉

へぇ。つわりって大変なんだな𖦹‎.𖦹‎💧

齋藤詩織

自分の身体じゃないみたいな時もあるからね。戸惑いはあるかな。

目黒蓮

(へぇ。そんな事思ってんだ。新発見かも。ナイスふっかさん👍)

岩本照

身体の神秘だよね。ま、男性には出産出来ないから。痛みに耐えられないってよく聞くしね。

齋藤詩織

でももし、仮に産めるとしたら産んでみたいって思う?

深澤辰哉

そりゃ好きな人の子供は欲しいよ。当然な。でも、それを叶えてあげられないのも事実だし。まぁ、な。

岩本照

俺は好きな人がいてくれればそれだけでいいと思ってる。いざとなれば養子だっていいし。可愛いがる子供はもうそこに居るしね。

深澤辰哉

俺は子供じゃねぇ。( ºДº)/オイ

岩本照

あれ?ふっか勘違いしてる(笑)シオ先輩の子だよぉ( ≖ᴗ≖​)ニヤッ

深澤辰哉

(( ꐦ0ー0)ムス

齋藤詩織

アハハ🤣

目黒蓮

主導権は岩本くんなんだね。(コソッ)

齋藤詩織

ね♡

齋藤詩織

でも良い関係じゃない?これはふっかが作り出してるんだと思うよ。

目黒蓮

へぇ。そう。

齋藤詩織

岩本くんは年下だけど頼られる。職場でも。でもいい所で息抜きさせてあげられる大人の余裕はちゃんと備えてんだよね。ふっか。絶対そういうの口にしないけど。
意外とふっか照れ屋なんだよ(˶' ᵕ ' ˶)

深澤辰哉

なにコソコソ話してんだよシオ。

目黒蓮

ううん。なんでもない😊やっぱりふっかさんは凄い人だなって。

岩本照

お酒は弱いけどね(笑)

目黒蓮

それ、営業として大丈夫なの?(笑)

深澤辰哉

そういう場では上手い立ち回りがあんの。な、シオ?

齋藤詩織

まぁね。

目黒蓮

ん?(・-・ꐦ)

岩本照

目黒怖い💦

深澤辰哉

酒の席での立ち回り方の事だよ。飲まないでも上手くいく方法を営業始めた頃にシオから教えてもらったの。

佐久間大介

ハイハイ。じゃ、つぎはメインね。

佐久間大介

比内地鶏の塩釜焼き

佐久間大介

切るよ。

1羽丸々を切って取り分ける

岩本照

うわぁ。いい香り。美味そう🤤

深澤辰哉

うん。ホントいい匂い。

目黒蓮

これみんなで食べきれんの?(笑)

佐久間大介

食べれんでしょ。男3人も居りゃ。残ったらお土産で包んでやるよ。

目黒蓮

わ~い。(笑)シオたべよΨ( 'ч' ☆)

齋藤詩織

ん。

佐久間大介

お。シオちゃんは少しだな。

齋藤詩織

ありがとう。もう、結構お腹いっぱいかも。

佐久間大介

3人に、任せとけばいいよ。良ければ奥にソファあるけど動く?

齋藤詩織

そうしていい?蓮

目黒蓮

うん。じゃ、行こうか?

佐久間大介

ラウに毛布とか、届けさせるわ。

目黒蓮

ありがとう。

目黒蓮

ごめん。少し抜けるね。

岩本照

うん。大丈夫。ゆっくりしてきて。

齋藤詩織

2人は沢山食べてね。

深澤辰哉

また後でな。

2人は奥へ入っていった。

岩本照

大丈夫かな

深澤辰哉

少し休めば良くなるだろ?

深澤辰哉

お前が心配しすぎるなよ。

岩本照

うん。そうだね

その頃2人は……

目黒蓮

大丈夫?

齋藤詩織

ふぅ。心配しないで。美味しかったから調子にのって食べ過ぎただけ。

目黒蓮

珍しい?結構食べてたよね。

齋藤詩織

みんなと一緒だったからかな?見栄張っちゃったかも。(笑)

目黒蓮

気持ち悪いとかはない?

齋藤詩織

うん。大丈夫。後で胃薬は飲んどこうかな。(笑)

目黒蓮

少し横になってて。ラウがブランケットくれたから。

齋藤詩織

うん。そうする。

シオを残し、「少し寝たいから」と、 ふっかさん達の元へ戻れとシオに押し切られオレは渋々戻ることに。

岩本照

大丈夫?

目黒蓮

食べすぎただけだから気にすんなって。後で感想ききたいから食べて来いって戻された(笑)

深澤辰哉

お前の身体のことも心配してんだろ?シオは。

岩本照

どっちも似たもの同士だしね。(笑)

目黒蓮

( ˘ὢ˘ )グゥ。2人には適わないよ。

目黒蓮

さ、食べよΨ( 'ч' ☆)。

岩本照

シオ先輩居ないからさ。式の件進めない?

深澤辰哉

明日から仕事だろ?

岩本照

飛鳥から連絡来てさ、ドレス一式任せて欲しいって。やりたいって言われてさ。なんか好み?教えて欲しいって言ってたけど?

目黒蓮

俺の?

岩本照

パターンだけ持ってきた。これ。

ドレスの形が幾つか載っている。

深澤辰哉

へぇ。アイツ細いからな。背もそこそこあるしこのタイプ似合いそう。

岩本照

あぁ。確かに。

目黒蓮

オレ分かんないよ。

岩本照

目黒の好みを聞いて来いって言われただけだから。

目黒蓮

ふぅん。じゃあこれかな?

岩本照

髪型は?

深澤辰哉

やっぱアップだろ!アイツ襟足キレイだもんな。

目黒蓮

ムッ( *´˘`*ꐦ)

岩本照

ふっか、気持ちは分かるけど一旦黙って。

深澤辰哉

なんでだよ?お前のヤキモチとかどうでもいいよ。オレは最高の姿を見せてやりたいだけだよ。

岩本照

ふっか?

深澤辰哉

結婚式だぞ?ウエディングドレスだぞ?今のあいつの状態分かってんだろ?痛い思いして10ヶ月育てて産んだら終わりじゃねぇんだ。このまま生活に育児に仕事に追われて行くんだよ。待ったナシの状態でな。今しかねぇんだ。1番綺麗なシオを見せたいじゃねぇか。

深澤辰哉

一世一代の晴れ舞台だぞ。裏方に徹したがるアイツの唯一の主役舞台なんだ。演出してやりたいって思うのは間違いか?

目黒蓮

ふっかさん。ごめん。

岩本照

目黒、謝んなくていい。

岩本照

ふっかさんの気持ちは十分分かったから。落ち着いて。コーヒー飲んで。

岩本照

飛鳥から聞かれたのは目黒がどの姿がいいかだけ。

岩本照

オレ思うんだけどさ、目黒がどの姿を見たいかなんだと思う。それがシオ先輩の共通の願いだから。

岩本照

一番好きな目黒の姿を用意してやりたいんじゃないかな。

目黒蓮

そっか。分かった。飛鳥ちゃんには俺から話してみるよ。

岩本照

今フランスに居るらしいよ。なんかのパーティに呼ばれたとかって。

深澤辰哉

へぇ。そういや、飛鳥ちゃんって何してる人なの?

目黒蓮

デザイナーだったと思う。

目黒蓮

アズなんとかってブランドの。

深澤辰哉

へ?

岩本照

あぁ。今日の俺の服も飛鳥のやつだよ。

首のところのタグをふっかが確認する

深澤辰哉

えっ?As.neigeの?

目黒蓮

俺のスーツも飛鳥ちゃんのだよ。全部。(裏タグを見せるとAs.neigeの文字)

深澤辰哉

マジかぁ?!しかもヒカルのそれ昨日発売の新作じゃんかぁ!!

目黒蓮

それって凄いの?

深澤辰哉

お前馬鹿なの?(笑)

深澤辰哉

新進気鋭のデザイナーだぞ?海外でも注目されてて。日本人って聞いてたけどまさかお前の親戚だったなんて。

深澤辰哉

目黒のスーツもオーダーメイドなのは知ってたけど、まさかそうだったなんて。驚いて腰抜かしそうだわ。

岩本照

ブランド好きだもんね。ふっか。(笑)

深澤辰哉

シオの洋服のセンスはそこ譲りか。なんか腑に落ちた。

目黒蓮

へぇ。凄いんだぁ。知らなかった。

岩本照

そういうとこが飛鳥が気に入ってるとこなんだろうな。

岩本照

よく妹と話してるけど。目黒の話はよく出てくるもんな。

岩本照

ドレスの話は早いうちに片付けといて。

目黒蓮

うん。分かった。

深澤辰哉

はぁ。世の中って狭いんだなぁ。

目黒蓮

オレちょっとシオ見てくるわ。

岩本照

そうだね。いい時間になったし。そろそろお開きかな?

深澤辰哉

明日は仕事だしな。

深澤辰哉

久しぶりの出勤日だ。早く寝かさねぇと家帰って仕事の準備夜通しやりそう。(笑)

岩本照

確かに。

シオの元へと歩いていく。

目黒蓮

………シオ?どう?

齋藤詩織

ん。少し落ち着いた。デザート食べ損ねちゃった。

目黒蓮

また来ればいいじゃん。

齋藤詩織

そうだね。

目黒蓮

2人のとこ戻ろ?

齋藤詩織

うん。

手を繋いでゆっくり歩いていく。 ラウにカードを渡し 会計を済ませるよう伝えて。

ラウール

シオちゃん。顔色戻ったね。

齋藤詩織

美味しかったから調子に乗っちゃった。

ラウール

無理は禁物だよ。

齋藤詩織

ありがとう。ラウくん。

ラウール

おめでとう🎉

目黒蓮

ありがとな。

みんなでそれぞれの家路へ戻っていく。

区役所 夜間入口

目黒蓮

なんか、人多いね。

齋藤詩織

クリスマスイブに入籍なんて想像してなかったよ。

次の方どうぞ。

目黒蓮

お願いします。

書類を確認している間 ドキドキで心臓の音がうるさい。

はい。書類確認し出来ました。 ご結婚おめでとうございます。 どうぞ末永くお幸せに。

目黒蓮

ありがとうございます。

齋藤詩織

ありがとうございます

目黒蓮

よし、行こう。

齋藤詩織

うん。

齋藤詩織

なんだかあっという間だね。

目黒蓮

意外とあっさり終わっちゃうんだ。

齋藤詩織

不備があっても困っちゃうけどね。

齋藤詩織

後悔ない?

目黒蓮

なにが?

齋藤詩織

夫婦になったこと。

齋藤詩織

子供が出来なければこんなに早くする事も無かったんじゃないかって。

目黒蓮

なんだそんな事。(笑)

目黒蓮

むしろ嬉しい。齋藤から目黒になってくれて。ありがとう。俺の奥さんだって自慢したいくらいなのに。

外に出るとふわふわ 白い雪が舞い降りてくる

齋藤詩織

あ、雪?

目黒蓮

今年はホワイトクリスマスだね。

齋藤詩織

積もるかな?

ぶるっ

目黒蓮

寒っ!

目黒蓮

さ、急いで帰ろう。風邪ひいちゃう

齋藤詩織

うん。

齋藤詩織

ただいま!

目黒蓮

おかえり。奥さん

齋藤詩織

っ!奥さん…って(/// ^///)

目黒蓮

違う?(笑)

齋藤詩織

ち…が…わない。けど。

目黒蓮

顔赤いよ( ≖ᴗ≖​)ニヤッ

齋藤詩織

もう。꒰ঌ( ⸝⸝⸝ ̳ ̫ ̳ ⸝⸝⸝)໒꒱

目黒蓮

ただいま

齋藤詩織

おかえり。パパ

目黒蓮

ぬおっ!

目黒蓮

そう来るか…。

齋藤詩織

ふふ。お返し(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)”

目黒蓮

シオにはやっぱり勝てないや♡

キスを交わし2人で中へ。

目黒蓮

オレお風呂用意するわ。

齋藤詩織

ありがとう。部屋温めないと。寒いね。

パタパタと動き回る2人。

齋藤詩織

これ、着替え。

目黒蓮

ありがとう。
あ、そうだ。
ちょっと座って。

齋藤詩織

ん?なに?

ダイニングテーブルの椅子に座る。 床に膝を付いて 腰の当たりに優しく抱きつく。 身体を離して スーツのポケットから小さな箱を 取り出し手を握る。

目黒蓮

この日を
どれだけ待ってたか。

蓮の仕草に心臓の鼓動がうるさい。 詩織は愛を語る無言の蓮から 目線を離せない。 蓮の熱い視線に鼓動が跳ねる

齋藤詩織

っ……。

目黒蓮

やっと渡せる。
左手の約束。

薬指に指輪を入れていく。 その冷たい感覚は 身体の熱とすぐに同化して 温かくなっていく 蓮が手を両手で包んでいく。

齋藤詩織

蓮…。ありがとう。
私に愛に形がある事教えてくれて。
愛を見せてくれて。
そして愛を宿してくれて。

瞳からは温もりを帯びた涙が流れる。 幸せに包まれた空間の中で 二人の熱い視線が絡み合う。

齋藤詩織

愛してる

目黒蓮

愛してるよ。
これからもずっと。
きっとこれだけは
変わらない
何があっても。

幸せ ただその一言だった。 お互い身体を寄せ合い 抱き合いながらキスを交わす。 熱を帯びる唇 深くなる愛の鼓動は いつしか吐息に変わっていく

目黒蓮

明日から仕事だね。

目黒蓮

お風呂入って明日に備えて休もう。

齋藤詩織

先に入って来て。
私は明日の準備しなきゃ。

目黒蓮

じゃ、上がったら交代ね。

齋藤詩織

うん。分かった。

齋藤詩織

行ってらっしゃい。

目黒蓮

うん。

脱衣場に入っていく蓮を見送り 椅子に座り直す。

齋藤詩織

ふぅ。

齋藤詩織

きっと我慢させてるよね。

齋藤詩織

蓮 大丈夫かな。

冷蔵庫からお水を出しコップにうつし ゴクゴクと飲み干す。

齋藤詩織

さ、お弁当の準備して、蓮を待とう。

コップを洗い流し終えた後 お米を研いで炊飯器へ入れ スイッチを押す。

齋藤詩織

お弁当何しようかな?

揚げ物の下ごしらえを終えて片付けをしていると蓮が風呂を終え戻ってきた。

目黒蓮

終わった?お風呂入れる?

齋藤詩織

うん。入ってくるね。

齋藤詩織

指輪外していい?
お風呂入る時は落としたら嫌だから。

目黒蓮

ここ、入れといたら?

ケースを渡してしまうように促す。

齋藤詩織

うん。そうするね。

齋藤詩織

じゃ、行ってくる。
先休んでて。

目黒蓮

まだ寝たくないな。

目黒蓮

戻ってくるまで待ってるよ。
仕事部屋に居る。

目黒蓮

ごゆっくり。

齋藤詩織

うん。

脱衣場へ入っていくのを見送る。

棚に置いてあるバーボンを握り 氷をいれたグラスに少し注いでいく。 バーボンを棚に戻し 指で軽く混ぜ合わせて そのまま仕事部屋に入る。

窓の外にはまだ雪が しんしんと降り続いている。

目黒蓮

積もりそうだな。少し早めに出るようかな。

冷たいバーボンが氷に触れ カランと音を立てる。 口元に寄せれば ほのかに醸造されたスモーキーな匂いと 強めのアルコールの香り 喉に流し込むとカァッと 強いアルコールが 全身を駆け巡っていくのが分かる

目黒蓮

くぅ~っ!

目黒蓮

明日の準備しとくか。

スーツと小物を棚から取り出し ラックにかける。 ウエディングドレスの原案を見ながら その姿に思いを馳せる

岩本照

(回想)一番好きな目黒の姿を用意してやりたいんじゃないかな。

目黒蓮

綺麗だろうな。シオ。間違いなく。(笑)

深澤辰哉

(回想)結婚式だぞ?ウエディングドレスだぞ?今のあいつの状態分かってんだろ?痛い思いして10ヶ月育てて産んだら終わりじゃねぇんだ。このまま生活に育児に仕事に追われて行くんだよ。待ったナシの状態でな。今しかねぇんだ。1番綺麗なシオを見せたいじゃねぇか。

目黒蓮

待ったナシだよな。確かに

荷物の準備を終えたところで 残りのバーボンを流し込む。

目黒蓮

(ゴクン)ふぅ。

コンコン

齋藤詩織

上がったよ。

目黒蓮

今行く。

目黒蓮

明日もしかしたら雪で道路事情が悪くなるかも。少し早めに出ることになるかもね。

齋藤詩織

うん。分かった。

齋藤詩織

あのさ…。レン?

目黒蓮

明日も早いから休もう?

齋藤詩織

そうなんだけど…。

齋藤詩織

あの……今…妊娠してるから最後までできないけど。

目黒蓮

シオ?

目黒蓮

何言って……。

パジャマを脱ぎ キャミソール姿のシオ 蓮の上に跨りキスをする

目黒蓮

ッ……。ハッ…シオ…やめ…。

齋藤詩織

ずっと…我慢…してるよね?

そっと身体に触れ、 下の膨らみに手を伸ばす その手に蓮の手が重なる

目黒蓮

シオ…やめて…大丈夫…だから…

齋藤詩織

させて…。…シたいの。

齋藤詩織

レンずっと我慢してるの知ってる。ひとりでお風呂でしてるのも。

さわさわと触れる緩い刺激に 吐息が漏れ 腰がひくついてしまう。

目黒蓮

ヤッ…ハッ…ハッ…。やめ…

ズボンを降ろし反り立つモノに キスをするとレンの身体は ビクンと跳ねる。

目黒蓮

アッ…!

口に含み手を使いながら 上下にしごいていく。

目黒蓮

ハッ…ハッ…ハッ…。アッ…アッ♡
シ…オ…。

齋藤詩織

んッ...///今はそのまま感じてて…

目黒蓮

きもち…イイよッ♡シ…オ…ッ
ゴ…メ…ン。気に…してた…んだね

齋藤詩織

ううん。謝るのは私の方。
本当は私もレンに抱かれたい。愛して欲しいけど。今はこの子のためにもさせてあげられない。

目黒蓮

アッ…ハッ…ハッ…はぁ…はぁ…。

目黒蓮

アッ…もう…オレ…イきそう…。

齋藤詩織

いいよ……。イッて…。

口に加え更に刺激を強くしていく。レンの喘ぎ声が艶を増し身体が震える。

目黒蓮

アッ…アッ…も…でッ…離…し…て

齋藤詩織

んッ…チュウ…ン…♡…

口の中に白濁した レンの欲が吐き出される

目黒蓮

ハァッ…ハアッ…ハアッ…。

肩で息をしながら息を整えつつ シオを抱き締める蓮 よく見ればシオの身体も赤く染まり 息が上がっている

目黒蓮

(シオも感じてくれてるんだ)

齋藤詩織

ハアッ…ハアッ…。

ティッシュで口元を拭きそばにあった水を口に含んでシオの口に入れ桶に吐き出させる。

目黒蓮

気持ち悪いでしょ…。吐き出していいから。

目黒蓮

うがいして。はい。

水を飲ませ吐き出させる。

齋藤詩織

ハァ…ハァ…も…平気…。

齋藤詩織

お願い、ハァ…ハア…キス…して…♡私もレンが気持ちイイ顔見て…たら…気持ちよくなっちゃった…♡

目黒蓮

んッ…。チユッ…ハァ…っ…チュク…チュッ

口の中を犯すようにキスを深くしていく

齋藤詩織

チュク…チユ…っアッ…ンフ…

齋藤詩織

フアッ…アン♡

胸元に強くキスで刺激を与えると喘ぎ声が艶を増していく…

齋藤詩織

アッ♡…んッ…アッアァッ…。

ビクン…身体が震え痙攣する。 シオも絶頂を迎えたようだ

齋藤詩織

しなくても…気持ち…よくなれる…んだ…ね♡

齋藤詩織

触れてて…欲しい…。我慢…しないで…。言ってね…。

トロンとした瞳 息が整ったところでシオのパジャマを羽織らせ身なりを整えていく。 身体からゆっくりと力が抜けていく。 手元に置いてあったタオルで 汗を拭き取り横にぽふっと倒れ込む。

目黒蓮

(ヤバ…まさかシオに襲われるとは思わなかった…)

目黒蓮

おやすみ…。

シオを胸の中に収め抱きしめ合いながら眠りについた。

この作品はいかがでしたか?

206

コメント

2

ユーザー

待ってた甲斐がありました~🍀✨ 幸せオーラ全開ですな(*/□\*)♡ いわふか夫婦の辺りから涙腺がじわじわ崩壊してしまって💛💜😭 めめのバーボンの下りとか最高です🖤👍

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store