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偽物の太陽を望む

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偽物の太陽を望む

3 - 恐怖と香水を体に身につけて

♥

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2023年02月06日

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お昼ご飯

さっきまで動いていたのだろうか

汗をかいている人や息切れしている人

ガル

あーゆー奴、馬鹿だと思わねぇ?

セイラ

ば、か?

ガル

え、お前知らねー言葉しかねぇな

セイラ

ガルが物知りなだけだよ

ガル

んー、そうか?

ガル

それより馬鹿ってのは...頭が悪い奴、みたいな

セイラ

ふーん...でも、そう言うの言っちゃあダメだよ。

セイラ

聞いた人が起こるかもしれない

ガル

...ま〜、そーだけど

ガル

ここじゃあ広場以外のバトルはダメだし、突っかかってきても無視すりゃあいいだけだろ

セイラ

ガルって強いね

セイラ

僕は怖いから、びっくりするかも

ガル

慣れてけばいいんだよ

セイラ

そっか、これからだもんね!

ガル

あぁ

食後はする事がなかったから部屋に戻った

いや、する事がないというのは嘘だ

普通ならば皆、バトルに向けて動いているはずだ

ガルとも、本当は話していたかったけど

もし、ガルと戦うとなってしまったら?

僕はガルと戦えるのだろうか

怖くて、言い訳をして逃げてしまった

セイラ

バトル前なのに、体が重い...

ジリリリリリッ ジリリリリリッ

バトルが始まるのだろう、少し変わった音が鳴る

セイラ

あぁ、僕...上手く戦えるのかな...

バトルする広場は障害物が多く身を隠しやすい

ガル

よっ!

セイラ

っわぁ!

ガル

ははっ、びっくりした?

セイラ

すっごいしたよー!!

ガル

それより、少し話があるんだ

ガル

俺とお前、バトル中協力しねぇか?

セイラ

...ぇ?

セイラ

い、いいの?

ガル

別に、そーいうルールはねぇし

ガル

ダメって言われた事もないし

セイラ

そう、なんだ

ガル

せっかく仲良くなったし、キョーリョクして勝とうぜ!

セイラ

きょ、キョーリョク...!

セイラ

初めてのキョーリョク!!

セイラ

頑張ろ!

ガル

おう!!

ビーッ

開始の音が響く

周りではもう戦い始めているのだろうか

ガシャガシャとした音が聞こえてくる

セイラ

っ...

ガル

落ち着けって...

ガル

俺が守ってやっからよ

セイラ

う、うん

あぁ、血の匂いがする

ビーッ

ガル

...1人、脱落だな

セイラ

ガシャンガシャンとした音が近付いてくる

ガル

来る...!

シュルシュルと緑色のナニカがガルの手と床に伸びていく

僕も戦わなくては

セイラ

はっ、はっ...っ

僕の中に渦巻く黒いナニカを呼び寄せて

泣きそうになるほど嫌になる知らない記憶が僕を襲う

みっけた...!!

バゴーンッ

辺りに砂埃が舞う

ガル

!なんだ、これ、

セイラ

はっ...ぐッ

彼を守るように、ドームを作る

ガル

これ、もしかして...お前の、能力...?

セイラ

う、うん...ッ

ダメだ、耐えられない

パラパラパラッ

ガル

...お前は息を整えとけ...!

ガル

俺がやる!

ビーッ

セイラ

っは...!

ガル

あ、起きたか

セイラ

あ、バ...トル、は?

ガル

終わったぜ

ガル

お前は真ん中ぐらいに、

ガル

すまん、俺...守れなかった

セイラ

べ、つに大丈夫...だよ

セイラ

それに、ガルだって、僕を守らなくて良かったのに

ガル

お前は、俺の...ぇ

ガル

...ナカマだしな!

セイラ

そ、っか...ありがとう...

君の絶望を味わって

私の生贄となろう

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